グローバル教育に関する意識調査 

2013年06月07日
小中高生向け未来のグローバルリーダーを育成する教育機関である「IGS」と広告会社のアサツーディ・ケイ(ADK)は、グローバル人材の育成が急務とされる中で、当事者である日本の学生(高校2年生・大学3年生)と小学生・中学生・高校生の子をもつ親が、現状をどのように受けとめているのかという点に着目したアンケート調査を実施した。

【調査トピック】

トピック①
グローバル人材になる大切さを理解しながらもコミュニケーションで尻込みする学生

 当事者である学生たち(高2・大3)はグローバル化の流れを特別なことではないと受け止めながらも、グローバルで活躍したいという意向は、親(小中高の子をもつ親)の意向よりも低い結果となりました。頭ではグローバル化を理解しながらも、自分が世界で活躍するんだという気持ちを持っている学生はまだまだ少ないようです。
 将来海外とやりとりをする仕事につきたくないと答えた学生の理由を見ると、他国の人とのコミュニケーション不安が最も高く、言語の壁が依然高いことが明らかになりました。 

トピック②
語学以外に、自分の考えを形成し、外に主張する力が必要と認識する学生

 今の学生が語学以外に必要な力として、多く挙げたのは「コミュニケーション力」で、特に「自己主張する力」「ディベートする力」「自分の考えを形成する力」「プレゼンテーション力」といった「自分のことを伝える力」が上位に挙がることが特徴でした。これらの力を学生自身も足りないという認識をしており、海外で活躍するには語学力だけでなく「自分を表現する力」を身につけることも必要だと考えているようです。

トピック③
学生自身がすでにグローバル人材になるのに手遅れだと思っている(メンタルバリア)

 「日本の学校のグローバル教育は十分にできている」と答えた人は親も学生自身も少なく、「今からグローバル化の教育をしても自分は間に合わない」と答えた人は学生の方が多く、5割を超える結果となりました。グローバル教育を小学校から強化してほしいという学生は6割近くおり、自分たちももう遅いというメンタルバリアを持っているようです。


【調査概要】
・調査対象者:
 ①高校2年生・大学3年生
  ※高校2年生は大学進学予定者
 ②小学校高学年/中学生/高校生の子どもをもつ親(父親・母親)
  ※子どもを大学に行かせたい(行くのは当然と思っている)親
・サンプル構成:計1,030サンプル(親618サンプル、学生412サンプル)
・調査手法:インターネット調査
・調査時期:2013年3月1日~3月4日
・調査エリア:全国

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[ADK]
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