全国47都道府県9,400人の喫煙者の実態調査
2012年11月29日ファイザーでは、2008年より毎年、全国の喫煙者の禁煙に対する意識や、ニコチン依存症に対する認識、医療機関での受診状況について把握することを目的に、全国47都道府県の喫煙者を対象に禁煙に関する意識調査を実施しており、今回の調査で5回目となります。今回の調査では、過去の調査結果との比較を行うことで、この4年間における喫煙者の意識の変化等も分析しております。また、2014年4月の消費税増税(予定)に伴い予想されるタバコ価格の値上がりが、喫煙者の禁煙行動に与える影響に関しても調査しました。
希望はありながらも禁煙できないニコチン依存症の難しさ
・約半数の喫煙者がタバコを吸い始めたことを後悔したことがあり。ニコチン依存症の喫煙者では、57.7%が後悔したことがあると回答しており、非ニコチン依存症の喫煙者の倍以上の割合。
・6割以上の喫煙者が「今すぐにでも禁煙に挑戦したい」と回答、「1年以内に禁煙したい」という人も含めると、約7割が禁煙意欲あり。
・約7割の喫煙者は、「やめようと思えば、すぐに禁煙できる」とは思わないと回答。ニコチン依存症の喫煙者では8割と、非ニコチン依存症の喫煙者より3割以上高い割合。
・約6割の喫煙者が2014年の消費税増税により予想されるタバコ値上げをきっかけに、「禁煙しようと思う」と回答。
47都道府県で異なる、タバコ・禁煙への意識・実態
・この1年間で禁煙に挑戦した喫煙者は約2割。最も挑戦者が多かった都道府県は徳島県(26.0%)、最も少ないのは東京都、富山県(13.0%)で倍の割合。
・タバコを吸い始めたことを後悔したことがある割合が最も多いのは、島根県で56.5%。最も少ないのは山梨県で38.0%。
・全国的に多くの喫煙者(75.9%)が感じている、タバコの吸いづらさ。吸いづらいと感じる割合が 最も多いのは京都府(81.0%)、最も少ないのは青森県(68.5%)。
医療機関での禁煙治療の認知は高いながらも、保険適用に関しては認識不足
・ニコチン依存症、医療機関での禁煙治療の認知度はともに4年前に比べ増加。しかし、実際に 医療関係者に禁煙について相談した割合は1割以下と、4年前と同水準。
・医療機関で禁煙治療を受けられることを知っている喫煙者の約8割は保険適用についても認知。しかし、医療機関によっては保険適用が効かないことを知っている人はわずか3割未満。
・4割以上の喫煙者は、保険が適用されるならば禁煙治療を受けたいと回答。最も希望が多い都道府県は茨城県で56.5%と半数以上に上る。
【調査概要】
・調査対象: 全国47都道府県の喫煙者
・サンプル数: 9,400人 全国47都道府県の喫煙者9,400サンプル(各都道府県 200サンプル)
・調査方法: インターネットアンケート調査
・調査の実施日:2012年9月21日(金)~9月28日(金)
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