訪日外国人消費動向調査(平成25年7-9月期) 

2013年10月31日
観光庁は、訪日外国人消費動向調査(平成25年7-9月期)の調査結果を発表。

【調査サマリー】

◆訪日外国人全体の旅行消費額は3,253億円。前年同期(2,558億円)と比べると、訪日外国人数の増加に伴い27.2%増加。当調査の最高数値を記録。

◆訪日外国人一人当たりの旅行中支出額は117,151円で前年同期(112,211円)に比べ4.4%増加。

◆訪日旅行全体の満足度は「大変満足」45.6%、「満足」46.0%で合わせて91.6%。

◆再訪意向は「必ず来たい」58.2%、「来たい」34.1%で合わせて92.3%。


【調査結果】

1.訪日外国人全体の旅行消費額は3,253億円

●訪日外国人全体の日本国内での旅行消費額は3,253億円で、前年同期(2,558億円)と比べると27.2%増加。これは訪日外客数の増加(228万人→277万7千人 21.8%増)に伴う影響が大きいと考えられる。また、当調査の最高数値を記録した。

●国籍・地域別の旅行消費額は、[1]中国792億円(構成比24.4%)[2]台湾509億円(同15.6%)[3]韓国415億円(同12.8%)[4]米国312億円(同9.6%)[5]香港219億円(同6.7%)であり、上位5カ国で全体の69.1%を占める。

●香港、台湾の旅行消費額は前年同期に比べて、50%以上の大幅増加となった。これは訪日外客数の増加が大きな要因と考えられる。
・香港:13万2千人→21万3千人(60.8%増)
・台湾:40万7千人→64万人(57.2%増)

2.訪日外国人一人当たりの旅行中支出額は117,151円

●訪日外国人が日本国内において支出した一人当たりの旅行中支出額は平均117,151円であり、前年同期(112,211円)と比べ4.4%増加。買物代※が増加し、特に「カメラ・ビデオカメラ・時計」が大幅に増加した。これは円安の影響があると推測される。
【全国籍・地域】買物代:46,392円→50,800円(9.5%増)
 カメラ・ビデオカメラ・時計:44,026円→58,251円(32.3%増)

●特に、米国は買物代が大幅に増加した。詳細は以下のとおり。
【米国】買物代:25,709円→  33,907円(31.9%増)
 マンガ・DVD・アニメ関連商品: 7,543円→12,995円(72.3%増)
 和服(着物)・民芸品: 8,976円→14,716円(63.9%増)
 その他食品・飲料・酒・たばこ:13,189円→ 21,214円(60.9%増)
            
 ※「買物代」とは、詳細費目「菓子類」「その他食料品・飲料・酒・たばこ」「カメラ・ビデオカメラ・時計」「電気製品」「化粧品・医療品・トイレタリー」「和服(着物)・民芸品」「服(和服以外)・かばん・靴」「マンガ・DVD・アニメ関連商品」「その他買物代」のいずれかを購入した人の支出額平均。

3.訪日旅行全体の満足度及び再訪意向は、9割以上と非常に高い。

●今回の訪日旅行全体の満足度は「大変満足」45.6%、「満足」46.0%で合わせて91.6%である。

●再訪意向は「必ず来たい(必ず再訪したい)」58.2%、「来たい(再訪したい)」34.1%で合わせて92.3%である。

※観光立国推進基本計画(平成24年3月30日閣議決定)において、以下のとおり目標が定められている。
「平成28年(2016年)までに、訪日外国人消費動向調査で、「大変満足」と回答する割合を45%、「必ず再訪したい」と回答する割合を60%とすることを目指す。」

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[観光庁]
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