先生対象「ハイテク教育に関する意識・実態調査」 

2013年09月30日
トレンド総研は、先生500名を対象に「ハイテク教育に関する意識・実態調査」を行った。“ハイテク教育”について、教育の現場で働く先生たち500名に意見を聞きました。実際に教育の現場に立つ彼らに、教育現場へのICT機器の導入は、どのように受け止められているのでしょうか。その意識・実態について調べました。

【調査結果】

◆ ICT機器が上位独占! 先生たちの7割以上が教育機器に関心あり!
はじめに、「ICT機器をはじめとする教育機器について、特に関心・興味がありますか?」と聞きました。すると、この質問に「ある」と答えた人は、70%。やはり、自分たちの日常業務に直結することもあり、その関心・興味は高いようです。
そこで、さらに、「特に関心・興味がある教育機器」を複数回答形式で聞きました。すると、上位3項目は、「パソコン」(54%)、「電子黒板」(49%)、「タブレット端末」(38%)と、ICT機器が並ぶ結果に。先生たちにとって、ICT機器への関心は非常に高いと言えそうです。また、ICT機器の認知率も調べたところ、その認知率は86%と、高い結果になりました。一方で、その導入率については、「自身の学校で導入している」という人は14%にとどまり、その関心や認知率に比べると、ずいぶん低いことが分かります。

◆ 高まるICT機器への期待、先生の81%が「“ハイテク教育”は実現する」
前段では、導入率はまだ低いICT機器ですが、先生たちの「利用したい」という意向は、非常に強いことが見受けられました。
それでは、先生たちは、ICT機器をどのように利用したいと思っているのでしょうか。「これらのICT機器を授業でどのように使いたいと思いますか?」と自由回答形式でたずねると、多様な意見があげられました。そこで、代表的な声を、以下にて紹介します。

「動画を使った授業をしたり、海外との交流に使ったりしたい。(東京都・短大・大学・大学院・男性34歳)」

「電子黒板とパソコンを組み合わせて、板書をし、それを保存して次に活かしたい。(兵庫県・高等学校・男性36歳)」

「理科・数学では動画を使った授業を、社会では歴史上の人物・建造物を写真で示したい。(山口県・中学校・男性40歳)」

「遠くが見えにくいので、弱視生徒にタブレット端末を持たせたい。(広島県・小学校・女性54歳)」

次に、こうしたICT機器の利用により、先生たちは、教育現場がどのように変わると思っているのかを調べました。「ICT機器の導入により、教育はどう変わると思いますか?」と複数回答形式で聞いたところ、「より分かりやすい授業ができる」(55%)、「学生・生徒の関心や興味が高まる」(49%)、「無駄な時間や手間を省くことができる」(46%)といった回答が多くあげられました。その他にも、多くのメリットがあげられ、「良くなると思わない」という人は、わずか5%にとどまりました。そのメリットは多岐にわたりますが、先生たちの多くは、ICT機器の導入により、授業、ひいては、教育が良くなると考えているようです。
そして、こうしたICT機器への期待は、その導入が実現する次世代の教育、“ハイテク教育”への期待につながります。この“ハイテク教育”について説明した後に、「今後、“ハイテク教育”は実現すると思いますか?」と聞いたところ、「思う」と答えた人は81%と、8割を上回りました。


【調査概要】
・調査名:ハイテク教育に関する意識・実態調査
・調査対象:先生(事前調査にて、学校や予備校の先生だと答えた人) 500 名
 ※ 小学校、中学校、高等学校、専門学校、専修学校、短大・大学・大学院、学習塾、予備校の先生
・調査期間:2013 年9 月11 日(水)~2013 年9 月13 日(金)
・調査方法:インターネット調査

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