「家庭の常備薬」に関する調査 

2014年05月20日
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、「家庭の常備薬」にフォーカスした調査を行いました。今回の調査では、母親500名を対象にアンケート調査を実施。各家庭における、常備薬の実態に関する、いくつかの質問を行いました。

【調査サマリー】

(1)自宅で用意している常備薬の種類が明らかに!
⇒ 第1位 「絆創膏」 第2位 「マスク」 第3位 「風邪薬」 第4位 「熱冷却シート」 第5位 「目薬」

(2)「なくては困る常備薬」は、「絆創膏」と「目薬」
家族でよく使っている常備薬
⇒ 第1位 「絆創膏」 第2位 「目薬」 第3位 「マスク」
急なトラブルがあった際、用意して良かったと思ったことがある常備薬
⇒ 第1位 「目薬」 第2位 「絆創膏」 第3位 「痛み止め」

(3) 常備薬として自宅に置くことが増えた薬・アイテム
⇒ 第1位 「マスク」 第2位 「肩こり、筋肉痛の薬」 第3位 「目薬」

【調査結果】

◆ 家族みんなが必要とする常備薬、家庭の薬箱に入っている薬・アイテムは…!?

はじめに、家庭の常備薬として用意されているのは、どのような薬・アイテムなのか調べました。「自宅で用意している常備薬」を複数選択形式で答えてもらったところ、多くの家庭にあるとされた、上位5項目は下記の通りです。

≪自宅で用意している常備薬≫ (※複数選択形式)
 第1位 絆創膏(94%)
 第2位 マスク(88%)
 第3位 風邪薬(86%)
 第4位 熱冷却シート(84%)
 第5位 目薬(79%)

次に、これらの常備薬が実際にどのように使われているか、自由回答形式で答えてもらいました。いくつか代表的な回答を紹介すると、「子供はすぐにケガをするし、小さなキズでも絆創膏を貼りたがるので、多めに常備している。(愛媛県・33歳)」、「急な発熱の時だけでなく、頭などをぶつけたりした時に冷やせるように熱冷却シートは、必ず常備している。(神奈川県・39歳)」、「子供が、目がかゆそうにしている時、目薬をさしてあげている。(東京都・48歳)」といった意見があげられます。

◆ 2つの質問から導かれた“なくては困る常備薬”は… 「絆創膏」と「目薬」

前段で紹介した通り、各家庭における常備薬の利用は、その種類も、利用方法も非常に多岐にわたります。そうした中でも、“特に、なくては困る常備薬”はどのようなものか考えると、次の2パターンがあげられるでしょう。

(1) 利用頻度が高いために用意する必要がある、常備薬
(2) いざという時に備えて用意しておく必要がある、常備薬

そこで、それぞれの代表的な常備薬を明らかにするために、「家族でよく使っている常備薬」、「急なトラブルがあった際、用意して良かったと思ったことがある常備薬」がどのような薬・アイテムなのか、調べてみました。

まず、「家族でよく使っている常備薬」を複数回答形式で選んでもらいました。その結果、多くの母親に選ばれたのが、「絆創膏」(60%)、「目薬」(56%)、「マスク」(53%)。いずれも、「自宅で用意している常備薬」として上位に選ばれていたものばかり。きちんと自宅に準備しているという人も多いでしょう。しかし、利用する機会が多いこれらの薬・アイテムは、こまめに買い足さなければなりません。常備薬を使い切ってしまった時には、買い忘れないよう、注意が必要です。

次に、「急なトラブルがあった際、用意しておいて良かったと思ったことがある常備薬は何ですか?」と、複数回答形式で聞きました。この質問に対して多かったのは、「目薬」(54%)、「絆創膏」(41%)、「痛み止め」(37%)といった回答。
また、これらの両質問で上位に選ばれたのが、「絆創膏」と「目薬」。この2つは、特に、“なくては困る常備薬”として、代表的なものであると言えるでしょう。

◆ ママに聞く20代の頃との常備薬の違い! そのニーズの変化とは!?

次に、「20代の頃と比べて、ご家庭の常備薬として自宅に置くことが増えたものはありますか?」と聞いたところ、「ある」と答えた人は79%と、およそ8割にのぼりました。今回の調査で調査対象としたのは、30代~50代の母親たち。彼女たちが若かった頃と比べて、少なからず常備薬の種類は変わっているようです。
さらに、この質問に「ある」と回答した人に限定して、具体的に、「常備薬として自宅に置くことが増えた薬・アイテム」を複数回答形式で答えてもらいました。
その結果、最も多くの人があげたのが、「マスク」(50%)。花粉症患者の増加が報じられる近年、様々な機能を備えたものが登場し、進化を遂げている「マスク」ですが、常備薬としても存在感を増しているようです。
次点以降の回答には、「肩こり、筋肉痛の薬」(46%)、「目薬」(44%)が続きます。2位の「肩こり、腰痛、筋肉痛の薬」については、回答者の年齢に応じて、そのニーズが高まったことが理由として想定されます。一方、3位の「目薬」については、「マスク」と同様に、花粉症患者の増加が一因と考えられますが、コンタクトレンズユーザーの増加、PC、スマホの影響によるドライアイの増加など、様々な時代背景もその理由として考えられます。


【調査概要】
調査名:家庭での常備薬に関する調査
調査対象: 配偶者、および、子供と同居している20代~40代の女性 500名(※性別・年代別に均等割り付け)
調査期間:2014年4月22日(火)~2014年4月25日(金)
調査方法:インターネット調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トレンド総研]
 マイページ TOP