第1回「10年間A格を維持している企業」調査 

2014年01月31日
リスクモンスターは、、第1回「10年間A格を維持している企業」調査を発表。

【調査結果】

[1] 「10 年間 A 格を維持している企業」/集計結果

2013 年 11 月末時点でリスモンが RM 格付(A~F 格)を付与している企業 1,481,780 社を対象に、2003 年 12 月~2013 年 11 月の 10 年間で A 格を維持し続けている企業を集計したところ、1,559社となりました。

[2] 「10 年間 A 格を維持している企業」/規模別比較

10 年間 A 格を維持している企業について、従業員数別に集計したところ、最も A 格維持企業が多い規模帯は、従業員が「201 人~500 人」(362社)となりました。次いで「100 人以下」が2位(314社)、「101~200人」、「501人~1000人」が3位(246社)と、集計対象企業数が多い小規模企業が上位を占める結果となっております。
しかし、一方で、集計対象企業に対するA格維持企業の割合では、従業員数が多い企業ほど、その割合が高くなる傾向が顕著に表れていることから、定説どおり大規模企業の方が優良かつ安定した企業になりやすいことが表れているといえます。

[3] 「10 年間 A 格を維持している企業」/業種別比較

10 年間 A 格を維持している企業について、業種別に集計したところ、A 格維持企業が多い業種のランキング1位は「製造業」(619 社)でした。次いで「卸売業」が2位(315 社)、「サービス業他」が3位(168 社)となりました。
以下、4位「情報通信業」(111社)、5位「小売業」(106社)、6位「運輸業、郵便業」(58社)、7位「識別・設備工事業」(53 社)、8位「総合工事業」(40 社)、9位「不動産賃貸・管理業」(29 社)、10位「電気・ガス・熱供給・水道業」(22 社)と続いております。
「製造業」がランキング 1 位となっている点については、我が国の強みであるモノづくりの基盤の硬さが表れているものであると考えられます。また一方で、参入障壁が高く、寡占市場となり易いインフラ事業の電気・ガス・熱供給・水道業については、A格維持社数は少ないものの、集計対象企業数に対して 2.49%と極めて高い割合を有していることから、その業界特性が色濃く表れた結果といえます。

[4] 「10 年間 A 格を維持している企業」/地域別比較

10 年間 A 格を維持している企業について、地域ごとに分布状況を集計したところ、A 格維持企業が多い都道府県のランキング1位は「東京都」(469 社)であった。次いで「大阪府」が2位(250社)、「兵庫県」が3位(57 社)となりました。
以下、4位「新潟県」、「愛知県」(51 社)、6位「神奈川県」(46 社)、7位「福岡県」(45 社)、8位「北海道」(43 社)、9位「京都府」(41 社)、10 位「広島県」(37 社)と続いております。
また、同様にエリアごとの分布状況の集計では、ランキング 1 位が「関東地方」(600 社)、2位が「近畿地方」(395 社)、3位が「中部地方」(206 社)となっております。
「東京都」や「大阪府」については、所在する企業数が多いことに加え、上場会社をはじめとする優良企業が集まりやすいことが、上位にランクインしている理由といえます。一方で、4位にランクインしている「新潟県」については、集計の対象となる企業数は、32,000 社強と決して多くはありませんが、A 格維持企業を多数輩出していることから、優良企業を育てやすい土壌を有する地域と考えることができるでしょう。


【調査概要】
調査名称 : 第1回「10 年間 A 格を維持している企業」調査
調査方法 : 企業情報調査結果に基づく調査
調査対象企業 : 2013 年 11 月末時点で株式会社リスクモンスターが RM 格付(A~F格)を付与している企業
調査対象企業数 : 1,481,780 社

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