2013年 世界主要国のビール生産量 

2014年08月08日
キリンビールのインターネット上の仮想大学「キリンビール大学」は、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、2013年の世界主要国および各地域のビール生産量をまとめました。この調査は1974年分から統計開始しています。

【調査トピックス】

・世界のビール生産量は、約1億9,294万kl(前年比0.7%増)で、29年連続で過去最高記録を更新。
・地域別では、アジア(前年比3.9%増、構成比34.0%)が5年連続トップ。5位のアフリカ(前年比6.0%増、構成比6.9%)と共に、生産量増加に貢献。アジアは36年連続、中南米(前年比0.8%増、構成比17.1%)は11年連続で増加。
・国別では、中国(前年比4.9%増)が12年連続でトップ、アメリカ(前年比2.5%減)、ブラジル(前年比2.0%減)と続く。日本(前年比1.0%減)は昨年同様の7位。また、6年ぶりにドイツ(前年比0.3%減)がロシア(前年比8.5%減)を抜いて4位に。

2013年の世界ビール生産量は、前年より約125万kl増(前年比0.7%増)の約1億9,294万klとなりました。東京ドームをジョッキに見立てると、約156杯分(東京ドーム1杯分は約124万kl)に相当します。世界のビール生産量は、1985年以降29年連続で増加を続けています。
対前年増加率は0.7%増で、前年より微増となりました。

1.地域別生産量

地域別では、ヨーロッパ、北米、中東が減少しましたが、その他の地域は増加となりました。5年連続トップのアジア(前年比3.9%増)は、中国(前年比4.9%増)、ベトナム(前年比5.0%増)、韓国(前年比3.0%増)、インド(前年比2.1%増)が増加に貢献しました。3位の中南米(前年比0.8%増)は、11年連続で増加しています。5位のアフリカ(前年比6.0%増)は、ナイジェリア(前年比10.4%増)が貢献し、13年連続で増加しています。

2.国別生産量

中国(前年比4.9%増)が12年連続でトップとなりました。ドイツ(前年比0.3%減)は6年ぶりにロシア(前年比8.5%減)を抜き、4位になりました。上位25カ国のうち、10年以上連続で増加している国は、ナイジェリア(15年連続)、ベトナム(13年連続)、中国(12年連続)、インド(11年連続)の4カ国になりました。日本(前年比1.0%減)は昨年同様7位となりました。

3.10年前との比較

2013年の世界ビール生産量を10年前と比較すると、約5,107万kl(36.0%増)の増加となりました。増加量では中国(2,108万kl)、ブラジル(494万kl)、ウクライナ(208万kl)と続き、増加率ではインド(3.3倍)、ナイジェリア(3.1倍)、ベトナム(3.0倍)と大きく増加しました。上位10カ国でみると、顔ぶれに変更はありませんが、11位から25位の間では、ベトナムが27位から13位、ナイジェリアが29位から15位、インドが36位から20位と、3カ国が入れ替わっています。

注:日本の生産量については、ビール、発泡酒、新ジャンルの合計

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[キリンビール]
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