今後注目すべきキーセグメントにおけるライフスタイルに関する調査 

2014年08月25日
楽天リサーチは、今後注目すべきキーセグメントにおけるライフスタイルに関するインターネット調査を実施。今回の調査は、2014年7月25日から7月29日の間、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、関東(1都6県)および近畿(2府4県)に居住する20歳から69歳の男女1,406人を対象に行いました。

【調査結果】

■どの層も「食」に対してお金をかける割合が高いという結果に。

まず初めに、ライフスタイルに関する意識・行動の把握をするために、「M1/F1層」、「ミドル/シニア層」、「消費プレミア層」のセグメントごとにお金をかけている項目について聞いてみた。
「食」の割合はどの層においても割合が最も高いという結果だった。また層別に見ると、「M1/F1層」では「ファッション・アパレル(32%)」、「ミドル/シニア層」では「国内旅行(44%)」、「健康づくり(34%)」、「消費プレミア層」では「海外旅行(34%)」、「趣味(35%)」、「子供の教育(20%)」にお金をかけている割合が他の層より高かった。また、「M1/F1層」においては「車・バイク(9%)」の割合が他の層よりも少ないという結果となった。

【M1/F1層】
20歳-34歳男性および女性
「高度成長・バブル」期の体験が薄く、低成長・デフレ体験社会人

【ミドル/シニア層】
55歳-69歳男性および女性 
幼年・成長期は右肩上がりで希望が膨らみ、社会人生活の若年・中年期には「経済バブル」を体験

【消費プレミア層】
20歳-69歳男性および女性
生活費、貯蓄費を除いて、「趣味・娯楽、ファッション、美容、グルメ、デジタル機器、旅行」などに費やしているおよその金額(1年間に使う金額)が300万円以上

続いて、今後お金をかけたいことについて聞いたみたところ、「M1/F1層」では「ファッション・アパレル(21%)」、「ミドル/シニア層」では「国内旅行(33%)」、「健康づくり(22%)」、「消費プレミア層」では「海外旅行(28%)」、「資産運用・投資(24%)」、「子供の教育(18%)」などの割合が高かった。

■3層の中で最もストレスを感じているのは「M1/F1層」。ストレスの内容は「収入・家計・借金」がトップ。

次にストレスと感じているものに関して聞いたところ、「M1/F1層」の8割が何かしらストレスと感じているものがあると回答し、3層の中で最も多い結果となった。具体的には、「収入・家計・借金など(39%)」、「自分の現在の仕事(35%)」、「就職や転職など(21%)」、「自分の学業・受験・進学(12%)」において、「M1/F1層」が他の層より回答が高くなっており、「ミドル/シニア層」では「自分の病気や介護(14%)」、「家族の病気や介護(22%)」、「自分の健康状況(24%)」が他の層より高い。また、「消費プレミア層」では他の層と比較して特に高くなっている項目はなかったが、「自分の現在の仕事(27%)」、「収入・家計・借金など(21%)」という回答が相対的に多かった。

■「ミドル/シニア層」では「従来型携帯電話」の保有割合が高く、「消費プレミア層」では「タブレット端末」の保有割合が高いという結果に。

続いて、通信デバイスの保有・活用状況について把握すべく、現在自宅で保有しており、自身が使用できるデバイスの種類について聞いてみた。
いずれの層においても「パソコン」の保有・使用率は高く、層別に見たところでは、「ミドル/シニア層」では「パソコン(96%)」の保有・使用率が他の層より高いが、「スマートフォン」の保有・使用率が低く、「従来型携帯電話」の割合が高いという結果となった。「消費プレミア層」では「タブレット端末」の保有・使用率が他の層より10ポイント以上高かった。

また、以上で使用しているデバイスの利用目的についても聞いたところ、「F1/M1層」では、【スマートフォン】では「メール」、「通話」、「SNSへの投稿」、「無料通話アプリの利用」、「地図・ナビゲーションの利用」、「ゲーム」、「料理レシピ情報の検索」などが他のデバイスより回答率が高い他、「オンラインショッピング」を利用する時に【パソコン】を使う場合が多かった。
 「ミドル/シニア層」では、「メール」、「通話」は【スマートフォン】を使う場合が多く、「オンラインショッピング」、「ニュースの閲覧・視聴」や「知りたい情報の検索サービスの利用」は【パソコン】を使う場合が多い。
「消費プレミア層」では、【スマートフォン】では「通話」、「音楽を聴く」、「無料通話アプリの利用」については他のデバイスより回答率が高く、「ブログの閲覧・投稿」、「動画配信サービスの利用」、「ニュースの閲覧・検索」や「料理レシピ情報」などを利用する時は【タブレット端末】を使う場合が多かった。

■SNSの利用は「M1/F1層」が高く、「ミドル/シニア層」が低い結果に。

続いて、「アプリ」、「SNS」の活用状況について把握すべく、スマートフォンユーザーに対し、現在インストールしているアプリの種類について聞いてみた。アプリの種類別に見たところ、「無料アプリ」の種類をみると、「M1/F1層」では「SNS・コミュニケーション(61%)」、「ゲーム(54%)」をインストールしている割合が多く、「ミドル/シニア層」では、「ニュース(68%)」、「マップ・ナビ(63%)」、「消費プレミア層」では「ビジネス(46%)」をインストールしている割合が他の層と比べて多かった。

「有料アプリ」をみると、「消費プレミア層」はいずれのカテゴリにおいても有料アプリのインストール率が3層の中で最も高い状況となっていた。層別に比較すると、「M1/F1層」では「ゲーム(8%)」、「ミドル/シニア層」では「マップ・ナビ(6%)」、「消費プレミア層」では「書籍(14%)」、「ビジネス(13%)」のインストール率が他のアプリカテゴリより高かった。

今後有料でもインストールしたいアプリを層別にまると、「M1/F1層」では「勉強教育(11%)」、「生活・暮らしの便利ツール(11%)」、「ビジネス(11%)」が1割以上で相対的に高く、「ミドル/シニア層」では「マップ・ナビ(10%)」、「消費プレミア層」では「ニュース(23%)」、「書籍(19%)」、「ビジネス(18%)」が2割前後で相対的に高かった。

最後に全員に普段利用しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の種類について聞いたところ、「M1/F1層」のSNSの利用率が他の層より高く、10人に9人が普段SNSを利用しているという結果になった。一方で「ミドル/シニア層」ではSNSの利用率が他の層より低く、約半数が普段利用していない状況となっている。また、どの層においても「投稿系SNS」、「無料通話系SNS」の利用率が相対的に高かった。


【調査概要】
・調査エリア:関東(1都6県)、近畿(2府4県)
・調査対象者:20代から60代の男女
・回収サンプル数:合計1,406サンプル
 【M1/F1層】 600s
 【ミドル/シニア層】 600s
 【消費プレミア層】 206s
・調査期間:2014年7月25日から7月29日
・調査実施機関:楽天リサ-チ株式会社

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[楽天リサーチ]
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