スポーツライフに関する調査 2012(ジョギング・ランニング) 

2012年10月05日
笹川スポーツ財団は、2012 年 6 月~7 月にかけて全国の成人を対象とした『スポーツライフに関する調査』を行いました。現在のマラソンブームを計る基礎資料として、「ジョギング・ランニング」の実施率をもとに、第 1 回東京マラソン(2007 年)の開催前(2006 年の結果)と「ジョギング・ランニング」の推計人口を比較し、および実施率の推移を示しました。

【調査結果概要】

1)過去 1 年間に「ジョギング・ランニング」を行った者の割合は、2006 年の 5.9%から 2012 年は 9.7%、推計人口にして 606 万人から 1,009 万人と、3.8 ポイント、403 万人増加したことがわかった。

2)性別でみると、女性は 2006 年の 4.0%から 5.3%(2012 年)と 1.3 ポイントの増加であるのに対し、男性は 8.1%(2006 年)から 14.0%(2012 年)と 5.9 ポイントの増で、女性よりも男性ランナーが増えていた。

3)愛好者人口でみると、週 1 回以上「ジョギング・ランニング」を行った者は 2006 年調査の 2.9%(298 万人)から 2012 年調査では 5.5%(572 万人)へと 2.6 ポイント、約 274 万人増加している。週 2 回以上では、1.6 ポイント、169 万人の増加となった。


【主な調査結果】

1.「ジョギング・ランニング」 実施率・推計人口の年次推移
過去 1 年間に「ジョギング・ランニング」を実施した者の割合は、2006 年の 5.9%から 2012 年は 9.7%と 3.8 ポイント増、推計人口にして 606 万人から 1,009 万人と、東京マラソンがはじまる前と比べて 403 万人増加していた。2002 年調査からみると、この 10 年間で 4.9 ポイント、500 万人以上も増加している。
週 1 回以上、週 2 回以上と定期的に「ジョギング・ランニング」を実施している愛好者人口をみると、東京マラソンがはじまる前と 2012 年では、週 1 回以上の実施者で 374 万人の増、週 2 回以上では 169 万人増加していた。2002 年調査と比較すると、週 1 回以上で 361 万人、週 2 回以上で 244 万人増加しており、10 年前の 2.5 倍以上に増えていることがわかった。

2.「ジョギング・ランニング」 実施率の推移 (性別)
性別にみると、男性が 2006 年の 8.1%から 14.0%(2012年)と 5.9 ポイント、推計人口にして 301 万人増加した。女性は 2006 年の 4.0%から 5.3%(2012 年)と 1.3 ポイント、73 万人の増加となった。
10 年前の 2002 年調査と比較すると、男性は 2 倍以上、女性も 1.5 倍以上の実施率・推計人口となっている。

3.「ジョギング・ランニング」 実施率の推移 (年代別)
年代別にみると、最も実施率が高いのは 20 歳代の 15.0 %であり、次いで 40 歳代の 13.9%であった。2006 年と比較すると 20 歳代から 50 歳代で実施率が増加している。最も実施率が増加したのは、40 歳代の 7.3%→13.9%の 6.6ポイント増であり、次いで 50 歳代の 3.9%→9.3%(5.4 ポイント増)、30 歳代の 8.4%→13.6%(5.2 ポイント増)と続き、50 歳代の増加が目立った。


【調査概要】
調査時期:2012 年 6 月 22 日~7 月 9 日
調査対象:
 1) 母集団 : 全国の市町村に在住する 20 歳以上
 2) 標本数 : 2,000 人
 3) 地点数 : 市部 190、郡部 20 計 210 地点
調査方法:訪問留置法による質問紙調査
※「調査報告書」は、2013 年 1 月下旬刊行予定

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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[笹川スポーツ財団]
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