ゲームと子どもに関するアンケート調査(20代~40代既婚男女対象) 

2014年10月06日
インターネット調査会社のマーシュは、子どもがいない、または0歳~小学生までの子どもがいる全国の20代~40代既婚男女を対象に、ゲームと子どもに関するアンケート調査を実施。

【調査結果】

Q1.あなたのご自宅に、家庭用の据え置き型ゲーム機、携帯型ゲーム機はございますか?(1つ選択)
据え置き型:Wii、Playstation、Xboxシリーズなど/携帯型:ニンテンドーDS、PSP、PS Vitaなど

■家庭用据え置き型ゲーム機・携帯型ゲーム機の所有状況 N=760
据え置き型ゲーム機もしくは携帯型ゲーム機の所有率は69.4%で、7割の家庭がゲーム機を持っている。両方を持っていると答えた人は44.6%だった。
年代別に見ると、所有率ではほぼ変わらないが、据え置き型と携帯型の両方を所有している割合は20代で51.9%、30代で46.0%、40代で39.3%と差が出ている。また、子どもがいない家庭は所有率が60.5%だが、子どもが1人いる家庭では72.0%、2人以上いる家庭では84.8%と、子どもの多い家庭ほどゲーム機の所有率が高くなっている。

Q2.あなたのご家庭では、どれぐらいの頻度で、家庭用ゲーム機やパソコン・スマートフォンなどでゲームをされますか?ご自身とご家族それぞれについてお答えください。(それぞれ1つずつ選択)

■ゲームをする頻度(本人/家族) N=760
回答者本人と家族(配偶者、子どもなど)それぞれについて、ゲームをする頻度を聞いたところ、据え置き型または携帯型ゲーム機でゲームをすることがある人は42.3%。パソコンまたはスマートフォン、タブレットでゲームをする人は56.8%で、「ほぼ毎日」と答えた人が3割に上る。一方、家族についても、据え置き型・携帯型ゲーム機でゲームをする人の割合は5割弱で、こちらも、ゲーム機よりパソコン、スマートフォン、タブレットでのゲームの方が遊ぶ頻度が高い人が多かった。

Q3.あなたは、ゲームがお好きですか?パソコンやスマートフォンでプレイするものも含めてお答えください。(1つ選択)

■ゲームに対する好き嫌い N=760
ゲームが「好き」(以下、好き・やや好きの合計)と答えた人は全体の55.1%。「嫌い」(以下、嫌い・やや嫌いの合計)は20.6%となった。男性は女性に比べ「好き」と答えた人の割合が高い。年代別では、20代は73.2%と7割以上の人が「好き」と回答し、「嫌い」は1割を下回ったが、40代では「好き」と答えた人は42.3%にとどまり、「嫌い」が約3割となっている。年代によるゲームの好き嫌いの差が出た結果となった。
なお、Q1では、子どもがいない家庭よりいる家庭、子どもが1人の家庭より2人以上の家庭の方がゲーム機の所有率が高くなったが、子どもが2人以上の家庭で「好き」の割合が高いことはなく、ゲーム機の所有状況と(親の)ゲームの好き嫌いは直接関係がないように思われる。

Q4.あなたご自身が子どもの時(幼少期~中学生くらいまで)は、ゲームで遊ぶことはありましたか?(1つ選択)

■子どもの頃にゲームで遊んだ経験 N=760
次に、回答者が子どもの時(幼少期~中学生くらいまで)にゲームで遊んだ経験について伺った。「よくゲームをした」「ときどきした」と答えた人は約7割で、「ごくまれにした」「まったくしなかった」という人が3割だった。
男性は「よくゲームをした」という人が49.2%で半数近く、「ときどきした」も合わせると約8割になる。女性は6割。
年代別では、若い世代ほどゲームで遊んだ経験が多く、「よくゲームをした」「ときどきした」の合計は、20代では83.8%と8割を上回った。それに対し30代では75.3%、40代では56.7%と低くなっているが、これには子ども時代における家庭用ゲーム機の普及状況も影響していると考えられる。
また、ゲームの好き嫌い別でも比べてみると、現在ゲームが「好き」という人は、子ども時代のゲーム遊びの経験率も高く、「よくゲームをした」は54.9%で、「ときどきした」を合わせると83.3%に上る。一方で現在ゲームが「嫌い」という人は、ゲームで遊んだ経験が少ないか、まったくしなかった人が多い。子どもの時のゲーム遊びの経験が、大人になってからのゲームの好き嫌いに多少なりとも影響している可能性が伺える。

Q5.「ゲーム」と「子ども」に対するイメージ、認識についてお伺いします。子どもの頃からゲームで遊ぶことは、子どもの発育・成長に、何らかの影響を与えると思われますか?(1つ選択) ※良い影響、悪い影響、どちらも含めてお考えください。

■子どもの発育や成長にゲームが与える影響についての意識 N=760
次に、“子どもがゲームで遊ぶこと”について、子どもの発育や成長に与える影響についての考え方を伺った。
その結果、約3人に1人が「影響すると思う」と回答し、「少し影響すると思う」の45.1%と合わせると、8割近くに上った。
男女別では、男性より女性の方が影響すると考える人の割合がやや高い。また、年代別では、ゲームが好きと答えた人の割合が高く、子ども時代にゲームで遊んだ経験も多い20代において、30代・40代よりも影響を意識する人が多く、少し影響するも合わせると88.2%にも上った。
ゲームの好き嫌い別では、ゲームが好きな人では84.0%が影響すると考えているが、ゲームが嫌いな人では67.3%と、7割近くはいるものの好きな人に比べると低い結果となった。ゲームが好きな人ほど、ゲームの種類や内容には様々なものがあることを経験上知っているがゆえに、子どもの発育・成長に影響する(ようなゲームも中にはある)と考える人が多いのかも知れない。

※「影響すると思う」「少し影響すると思う」と答えた方
SQ5-1.ゲームで遊ぶことが、子どもの発育・成長にどのような影響を与えると思われますか?(1つ選択)
SQ5-2.ゲームが子どもの発育・成長に与える影響について、そのようにお答えになった理由をお聞かせください。(自由回答)

■影響の良し悪しについての意識とその理由 n=594
ゲームで遊ぶことが子どもの発育・成長に「影響すると思う」または「少し影響すると思う」と答えた人に、良い影響を与えるのか、それとも悪い影響を与えるのか、影響の仕方についての考え方を伺った。
その結果、「良い影響があると思う(「どちらかといえば」も含む)」を答えた人は13.1%とわずかで、「悪い影響があると思う(「どちらかといえば」も含む)」という回答が50.7%と半数を占めた。36.2%は「どちらともいえない」という意見だった。
男女ではそれほど大きな違いはないが、女性の方が悪い影響があると考える人がやや多い。
年代別では、悪い影響があると考える人は40代で多く、20代が39.0%、30代が44.2%であるのに対し、63.5%と6割を上回った。また、ゲームの好き嫌いも、子どもに与える影響に対する考え方と関係しているようで、ゲームが好きな人は、約2割が良い影響があると答えており、悪い影響があると答えた人は38.9%と4割に満たなかったのに対し、ゲームが嫌いな人では、77.2%が悪い影響があると思うと回答した。


【調査概要】
調査名:ゲームと子どもに関するアンケート
対象者:全国、20代~40代、既婚男女 子どもがいない、または0歳~小学生までの子どもがいる人
サンプル数:760s
割付:
 【性別】男性:50.0% 女性:50.0%
 【年代】20代:21.1% 30代:39.5% 40代:39.5%
 【子ども】子どもなし:50.0% 0歳~小学生の子どもあり:50.0%
実査期間:2014年9月17日~9月19日
調査方法:インターネット調査(マーシュの自社モニター )
調査機関:株式会社マーシュ

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マーシュ]
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