「歩きスマホ」に関するアンケート調査 

2014年12月19日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「歩きスマホ」についてアンケートを行い、歩きスマホをしてしまった経験、目撃経験、危なかった経験等についてまとめました。調査は2014年10月7日~10月17日に実施。DIMSDRIVEモニター6,017名から回答を得ています。(うち、スマートフォン使用者は2,534名)

【調査概要】

● 20代以下の6割がスマホを使用

● 「一日に3時間以上スマートフォンを使用する」20代以下では44.7%に。

● 『歩きスマホ』という言葉を知っている・・・78.1%

● 歩きスマホを『する』人・・・45.1%

● 歩きスマホ操作TOP3 「メール」「地図・道案内」「乗換案内・路線検索」

● 自分が歩きスマホをしていて危ないと思った経験「60代以上」では約7割に。

● 歩きスマホやめようと思う・・・79.2%

● 前の歩きスマホの人が歩くのが遅くてイライラする・・・40.4%

● 歩きスマホは、「自分もやめたいし、他の人もやめてほしい」


【調査結果】

20代以下の6割がスマホを使用

■使用している携帯電話
全員に“使用している携帯電話”を尋ねたところ、「スマートフォン以外の携帯電話」が48.6%、「スマートフォン」は42.1%であった。また、「携帯電話・スマートフォンは使用していない」人は、7.7%であった。

<年代別>
スマートフォンの使用率は、「60代以上」が21.7%と2割であったのに対し、「20代以下」では63.4%と6割を超えた。若い年代ほど、スマートフォンの使用率が高く、年代で大きく差が出る結果となった。

■スマートフォンの種類
スマートフォン使用者に“種類”を尋ねたところ、「Android(ドコモ)」が33.3%で最も多く、次いで「Android(au)」16.1%、「iPhone5s」12.0%と続いた。【iPhone】が38.4%であったのに対し、【Android】は、60.1%と6割に上った。

<年代別>
「30代以上」のすべての年代で、【Android】使用者が過半数を超えているが、「20代以下」では【iPhone】使用者が半数を超え、傾向が異なった。

「1日に3時間以上スマートフォンを使用する」20代以下では44.7%に。

■1日のスマートフォン使用時間
スマートフォンの“使用時間”は、最も多かったのが「1日に1~2時間位」29.3%、次いで「1日に30分~1時間位」22.0%、「1日に10~30分位」15.7%であった。全体の2割の人が、1日に3時間以上使用していることがわかった。

<年代別>
【3時間以上】で見てみると、全体では20.8%であった。年代別では、「60代以上」8.4%、「50代」13.4%、「40代」22.1%と、若い年代になるほど使用時間が長くなり、「30代」は3割を越え、「20代以下」では4割以上となった。「20代以下」は、「60代以上」の5倍以上であった。

 『歩きスマホ』という言葉を知っている・・・78.1%

■『ながらスマホ』認知度
ながらスマホ・・・何かをしながら、同時にスマートフォンを操作すること(食事をしながらスマホ操作、等)
全員に”『ながらスマホ』という言葉の認知度”を尋ねた。「よく知っている」27.8%、「知っている」37.1%と、『知っている』人は64.9%と6割を越えた。聞いたことがある程度」21.6%まで含めた認知度では、86.5%と9割近くに上った。「知らない(この調査ではじめて聞いた)」人は、13.5%であった。

<年代別>
『知っている』人は、若い年代ほど高い傾向にあった。
だが、「聞いたことがある程度」までを含めた認知度では、どの年代も8割を越え、同程度の認知度であった。

■『歩きスマホ』認知度
歩きスマホ・・・歩きながら、同時にスマートフォンを操作すること
全員に”『歩きスマホ』という言葉の認知度”を尋ねた。
「よく知っている」34.9%、「知っている」43.2%と『知っている』人は、78.1%と8割近くであった。「聞いたことがある程度」15.8%まで含めた認知度では、93.9%と9割を超えた。「知らない(この調査ではじめて聞いた)」人は、6.1%とごく僅かであった。

<年代別>
”ながらスマホ”とほぼ同様の傾向にあったが、”ながらスマホ”の認知度より、”歩きスマホ”の認知度は高く、『知っている』人は、7~8割と約1割ほど高かった。
「聞いたことがある程度」までを含めた認知度では、どの年代も9割を越え、”歩きスマホ”の認知の高さがうかがえる結果となった。

 歩きスマホを『する』人・・・45.1%

■『ながらスマホ』をする・しない?
スマートフォン使用者に”ながらスマホをするかしないか”尋ねた。「よくする」21.0%、「する」44.4%と、『する』人は65.4%と6割を越えた。「しない」人は、34.6%であった。

<年代・男女別>
年代別に見ると”よくする”人は、「60代以上」では、4.0%とごく僅かであったのに対し、「20代以下」では43.1%と10倍もの差があった。男女別に見ると”よくする”人は、「男性」15.5%に対し、「女性」28.3%と倍近くであった。若い年代ほど、ながらスマホをする人が多く、男性に比べ、女性がよく”ながらスマホ”をしていることがわかる結果であった。

■『歩きスマホ』をする・しない?
スマートフォン使用者に”歩きスマホをするかしないか”尋ねた。「よくする」7.1%、「する」38.0%と『する』人は、45.1%であった。「しない」人は、54.9%であった。

<年代・男女別>
年代別に見ると”よくする”人は、「60代以上」では、1.0%とごく僅かであったのに対し、「20代以下」では18.7%と18倍もの差があった。男女別では、”ながらスマホ”と異なり、大きな差は見られなかった。

『する』人で見てみると、「60代以上」が2割であったのに対し、「20代以下」は6割を超えた。若い年代ほど、歩きスマホをする人が多いことがわかる結果であった。

<スマートフォン使用時間別>
歩きスマホを”よくする”人は、一日のスマホ使用時間が長いほど高い傾向にあり、「1日に6時間以上」では、27.7%と約3割に上った。「たまにする」42.4%も含めた『する』人では、70.1%と7割を超えた。

歩きスマホを『する』人・・・45.1%

■『ながらスマホ』をする・しない?
スマートフォン使用者に”ながらスマホをするかしないか”尋ねた。「よくする」21.0%、「する」44.4%と、『する』人は65.4%と6割を越えた。「しない」人は、34.6%であった。

<年代・男女別>
年代別に見ると”よくする”人は、「60代以上」では、4.0%とごく僅かであったのに対し、「20代以下」では43.1%と10倍もの差があった。男女別に見ると”よくする”人は、「男性」15.5%に対し、「女性」28.3%と倍近くであった。若い年代ほど、ながらスマホをする人が多く、男性に比べ、女性がよく”ながらスマホ”をしていることがわかる結果であった。

■『歩きスマホ』をする・しない?
スマートフォン使用者に”歩きスマホをするかしないか”尋ねた。「よくする」7.1%、「する」38.0%と『する』人は、45.1%であった。「しない」人は、54.9%であった。

<年代・男女別>
年代別に見ると”よくする”人は、「60代以上」では、1.0%とごく僅かであったのに対し、「20代以下」では18.7%と18倍もの差があった。男女別では、”ながらスマホ”と異なり、大きな差は見られなかった。

『する』人で見てみると、「60代以上」が2割であったのに対し、「20代以下」は6割を超えた。若い年代ほど、歩きスマホをする人が多いことがわかる結果であった。

<スマートフォン使用時間別>
歩きスマホを”よくする”人は、一日のスマホ使用時間が長いほど高い傾向にあり、「1日に6時間以上」では、27.7%と約3割に上った。「たまにする」42.4%も含めた『する』人では、70.1%と7割を超えた。

歩きスマホ操作TOP3 「メール」「地図・道案内」「乗換案内・路線検索」

■歩きスマホでする「操作」は?
歩きスマホをしている人に、歩きスマホの際にする”操作”を尋ねた。「メール」が57.3%と最も多く、次いで「地図・道案内」54.1%と上位二項目が5割を超えた。また、「乗換え案内・路線検索」34.3%、「インターネット閲覧」34.1%、「LINEやカカオトークなどのコミュニケーションアプリ」18.3%、「ニュース閲覧」16.7%と続いた。

<年代別(上位7項目を抜粋)>
歩きスマホでする操作は、年代により異なる傾向があった。【地図・道案内】は、60代以上がほかの年代より高く、70.8%と7割を超えた。それに対し、【乗換案内・路線案内】は、年代が若いほど、増加傾向にあった。また、【インターネット閲覧】【コミュニケーションアプリ】については、若い年代ほど値が高い傾向にあった。

自分が歩きスマホをしていて危ないと思った経験「60代以上」では約7割に。

■歩きスマホをしていて、危ないと思ったことはある?
歩きスマホをしている人に、自分自身が歩きスマホをしていた際に”危ないと思うこと/思ったことの有無”を尋ねた。「よくある」9.1%、「たまにある」52.5%と、『ある』人は61.6%と6割を越えた。「危ないと思うことはない」人は、38.4%であった。

<性年代別・スマホ使用時間別・歩きスマホ認知度別>
性年代別では、年代が上がるほど、危ないと思ったことが『ある』値が高くなる傾向にあった。

スマートフォンの使用時間別では、使用時間が比較的長い3時間以上の人と短い10分位までの人が値が高くなる傾向にあり、7割前後であった。
よく使用するからこそ歩きスマホの機会が増えること、あまり使わないからこそ歩きスマホに慣れていないこと・・・などが値が高くなる要因ではないかと考えられる。

歩きスマホやめようと思う・・・79.2%

■歩きスマホをしていて実際に危なかったこと
歩きスマホをしていて危ないと思う/思ったことがある人に、実際に起きた”危なかったこと”を尋ねた。「人にぶつかった」19.5%が最も多く、次いで「物にぶつかった」17.2%、「段差を踏み外した」10.5%と続いた。

半数にあたる55.6%の人が「実際に危なかったことはなかった(未遂で済んだ)」と答えたが、44.3%は実際に危ない目にあっていることが分かる結果となった。

■歩きスマホを今後やめようと思う?
歩きスマホをしている人に、歩きスマホを”今後やめるか”を尋ねた。「危ないと思うから、やめようと思う」67.5%、「危ないと思わないが、やめようと思う」11.7%、「危ないと思わないし、やめようとも思わない」6.7%、「危ないと思うが、やめようと思わない」14.1%であった。「危ないからやめる」人が約7割と多くを占めたが、「危ないけどやめない」という人も1割強存在した。『やめよう』と思っている人は、79.2%と8割であった。

前の歩きスマホの人が歩くのが遅くてイライラする・・・40.4%

■他人の「歩きスマホ」をみたことはある?
全員に、”他人の歩きスマホを見たことがあるか”を尋ねた。「よく見る」52.1%、「たまに見る」36.7%と、『見る』人は、88.8%と約9割に上った。「見たことがない」人は、11.2%であった。
多くの人が”歩きスマホ”を目撃していることがうかがえる結果となった。

■歩きスマホの人から受けた「危険・迷惑行為」は?
他人の歩きスマホを見たことがある人に、歩きスマホをしている人から受けた”危険・迷惑行為”を尋ねた。「前の歩きスマホの人が歩くのが遅くてイライラした」40.4%が最も多く、次いで「人がぶつかってきた」30.0%、「前の歩きスマホの人が突然止まって驚いた」27.7%、「自転車がぶつかってきた」10.3%と続いた。「とくにない」は、40.3%であった。
6割の人が危険・迷惑行為を受けたことがあると回答している。

■他人の歩きスマホで「目撃したこと」は?
歩きスマホをしている人をみて”目撃したこと”を尋ねた。「人にぶつかったのを目撃した」31.7%が最も多く、次いで「物にぶつかったのを目撃した」16.0%、「自転車にぶつかったのを目撃した」7.8%、「転んだ人を目撃した」5.8%と続いた。「とくにない」は、59.0%であった。

歩きスマホは、「自分もやめたいし、他の人もやめてほしい」

■歩きスマホの人をみてどう思う?
他人の歩きスマホを見たことがある人に、”歩きスマホをしている人をみてどう思うか”を尋ねた。
「危ないから、やめてほしい」71.5%、「危ないから、できるだけ控えてほしい」22.8%と、『やめて・控えてほしい』人は、94.3%と9割以上であった。

<性年代別・スマホ使用時間別>
性年代別の”危ないからやめてほしい”について見ると、「20代以下」が49.6%であったのに対し、「60代以上」では83.2%と圧倒的に高くなっていた。年代が上がるほど、”危ないからやめてほしい”という思いが高くなる傾向にあった。
スマートフォンの使用時間別の”危ないからやめてほしい”について見ると、使用時間が長い人ほど値が低く、短い人ほど値が高くなる傾向にあった。

<自身が歩きスマホをしている・いない別>
自分自身が歩きスマホを【よくしている】人の37.3%、【たまにする】人の53.4%が、他の人の歩きスマホについては「危ないから、やめてほしい」と回答している。

8割弱が“自分自身の歩きスマホをやめたい”と回答している事を踏まえると、『自分もやめたいし、他の人にもやめてほしい』と考える人が多いことがうかがえる。

自身が歩きスマホを【よくする】人については、18.7%が「危ないが、仕方がないと思う」、13.3%が「全く気にならない」と回答し、3割の32.0%が”歩きスマホ許容派”である。


【調査概要】
調査方法 : インターネットを利用した市場調査
調査期間 : 2014年10月7日~10月17日
有効回答数 :DIMSDRIVE登録モニター男女6,017人

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