Web・IT・ゲーム業界での中途採用時の面接・履歴書・職務経歴書に関する調査 

2015年01月27日
『転職.TV』を運営するメタフェイズは、Web・IT・ゲーム業界での中途採用時の面接・履歴書・職務経歴書に関する調査を実施。

【調査目的】

就活市場における人材の売り手市場が急速に加速する中、企業側が入社前に求職者の性格や本質を見抜けずに採用してしまい、入社後にトラブルに陥ってしまうことが日常的に頻発していると仮定する。

こうした状況を背景に、Web・IT・ゲーム業界の求人に関する書類選考や面接時の求職者の信用度について、企業側の採用担当者にアンケートを行った。また、企業側目線で、書類選考や面接時の内容に偽りがあり、本人の入社後に発覚したケースがあるかについても自由回答で伺った。

【調査結果】

Q1 あなたは転職希望者の選考の際、履歴書・職務経歴書の内容について信用していますか?
(N=160)

『全てにおいて疑っている』と『どちらかというと信用していない』の合わせて23.7%と、約4分の1の採用担当者は転職希望者の履歴書や職務経歴書の内容について疑っていることがわかった。

Q2 あなたは転職希望者の選考の際、面接で応募者が話す内容について信用していますか?
(N=160)

『全てにおいて疑っている』と『どちらかというと信用していない』の合わせて25%と、履歴書や職務経歴書と同様に、約4分の1の採用担当者は転職希望者が面接で話す内容について疑っていることがわかった。

Q3 過去に面接で応募者が話す内容や、履歴書・職務経歴書に偽りがあった経験はありますか?
(N=160)

採用時の書類選考や面接時の内容に偽りがあり、本人が入社した後に発覚したケースがあるかどうか伺ったところ、半数の50%の採用担当者が『ある』と答える結果となった。

Q4 Q3で『ある』と答えた方は、それはどのような偽りの内容ですか?
(N=80)

Q3で偽りがあった経験が『ある』と答えた採用担当者に、どのような偽りの内容かを尋ねたところ、『記載されているスキルに偽りがあった』と答えた人が66.3%と最も多く、次いで『採用してみると仕事ができなかった』と答えた人が57.5%という結果になった。

Q5 転職希望者の履歴書・職務経歴書の書き方について改善して欲しい事があればご自由にお書きください。
(N=125)

企業の採用担当者が転職者の履歴書や職務経歴書に求める点としては『職歴を具体的に解りやすく明確に書いて欲しい』という意見が多かった。また、『前職関係者の推薦欄があるといい』などの第三者の意見を求める声もあった。

【総括】

今回の調査で企業側の採用担当者は、求職者の履歴書や職務経歴書の内容、面接で話すことなどについて、比較的疑わずに信用しているという声が多かったが、一定の割合で求職者の情報を鵜呑みにしていないケースがあることもわかった。

昨今では、企業側の採用担当者が応募者のフェイスブックやツイッターを事前に検索・確認して選考に取り入れるなど、入社後のトラブルを未然に防ぐ傾向が高まって来ていることが伺える。
求職者は書類選考や面接の対策だけでなく、自身がネット上で利用してきた情報発信に至るまで注意しなければいけない。また、企業側も求職者をより深く知るために『第三者の意見を聞きたい』という声もあるため、お互いの間を取り持つ転職エージェントなどの推薦を利用してトラブルのリスクを減らす時代が来ていると考える。


【調査概要】
調査名:Web・IT・ゲーム業界での人材紹介会社の利用度調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者: Web・IT・ゲーム業界で働いているユーザー
調査時期:2014年1月8日~2014年1月15日
有効回答数:160サンプル

【回答者分布】
[性別] 男性 112サンプル(70.0%) 女性 48サンプル(30.0%)
[年齢] 25歳~65歳
[居住地] 1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)
[調査パネル] アンとケイト(株式会社ボーダーズ)

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