「ランナーの膝の不安とその対処法」に関する調査 

2015年02月09日
「ザムスト(日本シグマックス)」は、ランニングブームによって急増するランナーの実態調査の一環として、昨年10月に開催された「大阪マラソンEXPO2014」来場者を対象に、「ランナーの膝の不安とその対処法」に関する調査を行いました。

【調査結果】

■トピック1 ランナーの約8割が膝に何らかの「痛み・不安」を感じており、「症状」は様々。

「膝に痛みや不安を感じるか?」、また「その箇所はどこか?」を選択回答式で質問。約80%のランナーが膝に何らかの不安を感じていると答えました。また、「痛みや不安を感じる箇所」については、1位が膝の外側(23%)、2位膝の内側(20%)、3位が膝のお皿の下(14%)という結果でした。
ランナーの膝の痛みの多くはオーバーユースに伴う「障害」といわれており、いわゆるランナー膝として知られる「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」のほか、「鵞足炎(がそくえん)」、「膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)」などが挙げられます。今回のアンケートでは、ランナーそれぞれが痛みを感じている個所が異なることから、ランナー個々人により抱えている「障害」も様々であることが考察できます。

■トピック2 月間走行距離が長いランナーほど膝への不安は少ない。ケア方法にもポイントがある?

今回のアンケートでは年齢・性別の他、月間の平均走行距離(練習、大会含む)による分類・比較も行いました。傾向としては月間の平均走行距離が長くなるほど、膝に「痛み・不安」を感じる割合は少なくなり、いわゆるオーバーユースとの関係性とは単純に結びつかない一面があることもわかりました。

月間の平均走行距離が長い=「より真剣にランニングに取り組んでいる」「ランニング歴が長いベテラン」と考えると、上述の傾向については、「トレーニングによりきちんと筋力が備わっている」「正しいフォームで負担の少ないランニングが出来ている」などの理由が考えられますが、今回の調査では距離が長いランナーほど「テーピング」や「アイシング」といった専門的なケアを実施する割合が高いという傾向が見られました。長い距離を走り込んでいるランナーは、トレーニングの中でタイムや走力のアップだけでなく、体のケアやコンディショニングに対しても高い意識で取り組んでいるとも考えられます。


【調査概要】
・有効回答数:合計1159人
 男性:786名
 (10代:6名、20代:87名、30代:229名、40代:307名、50代:110名、60代以上:47名)
 女性:373名
 (10代:5名、20代:59名、30代:117名、40代:116名、50代:57名、60代以上:19名)
・実施者:日本シグマックス株式会社
・調査期間:2014年10月24日(金)、25日(土) の2日間
・回答者数:「大阪マラソンEXPO2014」来場者で、ランニングを日常的に行う男女
・調査方法:当社スタッフによる説明の元、iPadを用いてWEB調査を実施

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[PRTIMES]
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