今後注目すべきキーセグメントにおけるライフスタイルに関する調査 

2015年03月02日
楽天リサーチは、「今後注目すべきキーセグメントにおけるライフスタイル(第2回目)」に関するインターネット調査を実施。今回の調査は、2015年1月23日(金)から28日(水)の6日間、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、関東(1都6県)および近畿(2府4県)に居住する20歳から69歳の男女1,415人を対象に行いました。

【調査結果】

【M1/F1層】
20歳-34歳男性および女性
「高度成長・バブル」期の体験が薄く、低成長・デフレ体験社会人

【ミドル/シニア層】
55歳-69歳男性および女性 
幼年・成長期は右肩上がりで希望が膨らみ、社会人生活の若年・中年期には「経済バブル」を体験

【消費プレミア層】
20歳-69歳男性および女性
生活費、貯蓄費を除いて、「趣味・娯楽、ファッション、美容、グルメ、デジタル機器、旅行」などに費やしているおよその金額(1年間に使う金額)が300万円以上

■【M1/F1層】は将来に不安を抱えており、【ミドルシニア層】では健康意識が高く、【消費プレミアム層】では自分の生活を豊かにしたいという意識があることが見受けられた。

今回の調査結果は前回調査(2014年7月)と比較して、大きな変化が見られなかった。ライフスタイルに関する意識をみると、【M1/F1層】では、将来に対する不安を抱えており、お金を消費に回すよりも普段から節約をし、お金を貯める意識が強く、【ミドルシニア層】では、健康意識が高く、健康関連の消費が多く見られ、食生活や、栄養バランスに普段から気を使っている。また、【消費プレミアム層】では、自分の生活を豊かにしたい意欲が高く、新商品、美容、趣味・レジャーなど消費が多岐にわたるという結果となった。

■各層のストレスの原因、【M1/F1層】は家計・借金や仕事、【ミドルシニア層】は家族の健康・介護、【消費プレミアム層】は仕事以外にはほとんどないという結果に。

続いて、各層にストレスだと感じていることを聞いたところ、【M1/F1層】に関しては将来に対する不安を抱えており、お金を消費に回すよりも普段から節約して、お金を貯める意識が強く見られた。家計・借金や自分の仕事からストレスを感じ、それは将来に対する不安の原因の一つだと考えられる。

【ミドルシニア層】では、自分や家族の健康・介護が主なストレスの原因となっている。そのため、【ミドルシニア層】は普段から食生活や、栄養バランスに気を使っており、健康意識が高い層であることが見受けられる。
【消費プレミアム層】は、自分の仕事以外に心配していることがほとんどなく、ストレスが比較的に少ない層であることが分かった。普段は生活の質を重視し、美容に対する関心が高く、流行や新商品の取入れは早い。また、休日も趣味・旅行などで充実しているという結果となった。

■現在お金をかけていることは、【M1/F1】は「ファッション・アパレル」、【ミドルシニア層】は「健康づくり」、「消費プレミアム層」は「資産運用・投資」、「趣味関連」。

現在お金をかけていることについては、【M1/F1層】では、節約志向が強いため、他の層と比べて消費意欲が低くなっているが、「ファッション・アパレル」に対する出費は積極的であった。
【ミドルシニア層】では、健康志向であるため、「健康づくり」への出費が多く見られた。また、国内旅行への消費もアクティブであることが分かった。
【消費プレミアム層】は、消費アクティブ層であるため、ほとんどのものに対して、他の層より消費意欲が顕著に高く、中でも「資産運用・投資」と「趣味関連」の出費が特徴である。

続いて、今後お金をかけたいことについても聞いたところ、【M1/F1層】では、今後の消費意欲は現在の消費レベルより縮小する見込みであるが、自分の仕事や就職・転職などについて心配しているため、将来は資格取得や知識・教養をつけるなど「自己啓発」にお金をかけたい意欲が他の層より高かった。
【ミドルシニア層】では、いずれのものに対しても消費意欲が現在より縮小したが、日常から解放される「海外旅行」は唯一現在の消費意欲と同程度となっていた。
【消費プレミアム層】でさえ今後の消費意欲は現在より縮小する見込みであるが、生活の質を高めるためならお金を惜しまないため、「旅行」や「趣味」に対する消費意欲が高かった。


【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:20歳~69歳 男女
回収サンプル数:1,415サンプル
調査期間:2015年1月23日から1月28日
調査実施機関:楽天リサ-チ株式会社

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[楽天リサーチ]
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