子どもの「友だち付き合い」実態調査(30~49歳の既婚・子持ち女性対象) 

2014年11月26日
オウチーノ総研は、30~49歳の既婚・子持ち女性660 名を対象に「子どもの『友だち付き合い』に関するアンケート調査」を行った。

まず、「あなたは、子どもの『友だち付き合い』を把握していますか?」という質問をしたところ、まだ子どもが小さく「友だち付き合い」がない、と回答した人を除くと、「ほとんど全て把握している」と回答した人が 26.4%、「なるだけ把握するようにしている」が 57.5%、「あまり把握していない」が 12.7%、「全く把握していない」が 3.4%だった。また、「出来れば子どもと付き合いをやめさせたいと思う友だちはいますか?」と聞いたところ、25.3%が「いる」と回答。その理由として、「乱暴だから」、「意地悪をするから」、「親と付き合いたくないから」などの意見が挙がった。

【調査結果】

1. 83.9%の母親が、子どもの「友だち付き合い」を把握するよう努めている。

まず、30~49歳の既婚・子持ち女性に「子どもの『友だち付き合い』を把握していますか?」と質問をした。結果、「ほとんど全て把握している」と回答したのが23.3%、「なるだけ把握するようにしている」が51.0%、「あまり把握していない」が 11.2%、「全く把握していない」が 3.0%、「まだ子どもが小さい」が 11.5%だった。まだ子どもが小さく「友だち付き合い」がない、と回答した人を除くと、「ほとんど全て把握している」と回答した人が 26.4%、「なるだけ把握するようにしている」が 57.5%、「あまり把握していない」が 12.7%、「全く把握していない」が 3.4%だった。「友だち付き合い」をする年齢の子どもを持つ親は、83.9%が子どもの「友だち付き合い」について把握するよう努めていることが分かった。

2. 4 人に 1 人の母親が、子どもと付き合いをさせたくないと思う友だちが「いる」と回答。

次に、「出来れば子どもと付き合いをやめさせたいと思う友だちはいますか?」という質問をした。結果、25.3%が「いる」と回答した。付き合いをやめさせたい理由を聞くと、最も多かったのは「乱暴だから」だった。やはり暴力的な言動をする友だちや素行の悪い友だちは、自分の子どもが害を被る、トラブルに巻き込まれるなどの可能性や、自分の子どもに悪影響を与える可能性があることなどから、付き合って欲しくないと思う母親が多いのだろう。

二番目に多かったのは、「意地悪をするから」という理由。具体的には、「よく子どもがいじめられているみたいなので、なるだけ遊ばせたくない」(41 歳)、「娘を仲間はずれにする」(35 歳)などの意見が挙がった。
三番目に多かったのは、「親と付き合いたくないから」という親同士に関する理由だった。具体的には、「親がモンスターペアレントで、子どものことですぐに教育委員会に話をしようとする」(38 歳)、「ママが子どもの受験のことをしつこく聞いてくる」(47 歳)、「子どもの友だちに非はないが、母親との考え方が合わない」(36 歳)などが挙がった。ちなみに今回、「子どもの友だちの親とは、どのように付き合っていますか?」という質問をしたところ、19.2%が「親同士仲良くしている人が多い」、61.1%が「一部の人とは親同士仲良くしている」と回答。つまり、子ども同士の仲が良いと親同士の関係も近くなりがちのよう。それによってママ友トラブルに発展し、子どもの「友だち付き合い」に影響を与えるようなこともあるようだ。
他には、「自己中心的だから」、「家庭環境が悪いから」、「躾がなっていないから」などの理由が聞かれた。

3. 2 割の母親が、子どもの「友だち付き合い」について悩みを持つ。

次に、「子どもの『友だち付き合い』について、抱えている課題や悩みはありますか?」という質問をした。「ある」と回答したのは 19.5%だった。具体的にその悩みを聞くと、最も多かったのが「いじめ」だった。
例えば、「部活やクラスで一方的に意地悪される」(46 歳)、「子どもが仲間外れにされている時がある」(32 歳)などが挙がった。二番目に多かったのが、「子どもが自分の意見を言えない」だった。「友だちに気を遣いすぎていないか心配」(45 歳)、「嫌と言えないタイプで、リーダータイプの子に利用されやすい」(40 歳)などの悩みが聞かれた。三番目に多かったのは「友だちができない・少ない」だった。具体的には「人付き合いが苦手な娘なので克服してほしい」(48 歳)、「なかなか輪に入れない」(36 歳)などが挙がった。
他には、「テンションが上がりすぎて友だちを怪我させてしまうことがある」(39 歳)、「強情なため、何かで揉めた時に謝らないで仲割れしてしまう」(36 歳)など、自分の子どもが問題を引き起こしてしまう、という悩みや、「LINE をやり始めた」(42 歳)、「SNS で知り合った同じアイドルグループのファンの子と一緒にイベントに行ったりしている」(49 歳)といった携帯電話・スマートフォンや SNS 関係の悩み、また「友だち同士で些細なトラブルがあった場合、親がどこまで介入していいのか分からない」(40 歳)などが挙がった。

4. 3 割の家庭が、「友だち付き合い」について子どもとルールを決めている。

最後に、「子どもとの間に、『友だち付き合い』についての決まり事はありますか?」という質問をした。「ある」と回答したのは 29.3%だった。
ルールとして最も多かったのが「金銭・モノの貸し借りはしない」、次が「門限を守る」、そして「相手の嫌がることはしない」、「誰とどこへ行くのか報告する」、「親がいない家にはあげない・あがらない」が続いた。
最近は LINE や SNS に関連したトラブルも多いが、「友だちとやりとりしたメールは全て親に見せる」、「コミュニティサイトにおける人付き合い禁止」などのルールを設けている家庭もあった。


【調査概要】
有効回答 30~49 歳の既婚・子持ち女性 660 名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2014 年 11 月 18 日(火)~11 月 20 日(木)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
 マイページ TOP