「CTEPH(シーテフ)と難病に対する意識」調査 

2015年04月20日
バイエル薬品は、世界肺高血圧症デー(5月5日)を前に、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)と難病に対する生活者の意識と身近な症状に対するその対処方法などについて、全国の20代~60代の男女 1,000 人を対象に調査を実施。

調査結果より、難病は「社会生活が困難」、「明確な治療法がない」、「かかったら治らない」と多くの人が考えていることがうかがえました。また、難病に対する認知の低さも浮き彫りになりました。特に、CTEPH については、今回の調査対象である「潰瘍性大腸炎」、「パーキンソン病関連疾患」、「ウェゲナー肉芽腫症」など他の難病に比べても認知率が最も低い 12.6%という結果となりました。認知の低さに加え、難病は、7 割~8 割の人が「自分も家族も難病になる可能性は低い」と回答しており、難病はまだまだ自分のこととして捉えられていない現状が明らかになりました。さらに、7 割の人が日常で「疲れやすさ」や「だるさ」などを感じているにも関わらず、「何もしない」とする割合が 4 割以上という結果となり、日常起きる症状の中に隠れた疾患や難病が隠れている可能性を疑う人は少ないことも示唆されました。

【主な調査結果内容】

■約 7 割の人に、日頃から「疲れやすさ」や「だるさ」の症状が。それらの症状で病院に行くのは 5%以下日頃
「疲れやすさ」や「だるさ」について“ある”と感じると回答した人は 70%以上に。しかし、それらの症状で病院に行くと回答した人は 5%以下と低い結果に。

■家族に症状が表れたときは、病院に連れて行く人が増加。「体重増加」や「脚のむくみ」などの症状については 3 割~5 割が「特に何もしない」
自分の場合、「息切れ」や「だるさ」では病院に行かないと回答している人が 1 割満たないが、家族に同じ症状があった場合は「息切れ」では 37.2%、「だるさ」では 24.9%が「病院に行くよう勧める・連れて行く」と回答。一方で、「体重増加」や「脚のむくみ」では、3 割~5 割以上が「特に何もしない」と回答。

■難病に対するイメージは「社会生活が困難」、「明確な治療法がない」、「かかったら治らない」。慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の認知は 1 割強でもっとも低い
難病に対するイメージの 8 割前後が「社会生活が困難」、「明確な治療法がない」、「治らない」と回答。また、難病の疾患名の認知については、調査対象の難病の中で、パーキンソン病関連疾患が 87.3%ともっとも高く、CTEPH の認知は 12.6%ともっとも低い結果に。

■難病に、「自分も家族もかかる可能性は低い」と捉える人が大半
どの難病においても、「自分も家族もかかる可能性は低いと思う」との回答が 7 割~8 割台を占める。調査対象の難病の中で、疾患に対する認知がもっとも低かった CTEPH にかかる可能性については、80.2%が「かかる可能性が低いと思う」という結果に。

■正しい情報を知ると、「病院に行く」割合が大幅にアップ。まずは病気をよく知り、適切な診療科を受診することが重要
CTEPH に関する情報を提示した後、改めて症状に対する対処法を聞いたところ、「特に何もしない」が減り、「専門医のいる病院に行く」、「一般病院、診療所に行く」、「総合病院に行く」とした“病院に行く計“が大幅に増加。特に、「疲れやすさ」や「だるさ」については、“病院に行く計”がそれぞれ 5%以下だったのが、3 割以上(36.8%、34.7%)に増加。


【調査概要】
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20代~60代の男女
回収数:1,000
調査実施期間:2015 年 3 月 16 日(月)~3 月 18 日(水)

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[バイエル薬品]
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