矢野経済研究所では、国内のブランドプリペイド市場の調査を実施した。
ブランドプリペイド市場とは、Visa、MasterCard、JCBなどの国際ブランド加盟店で利用できるプリペイド決済サービスを指し、市場規模は発行額ベースで算出した。

【調査結果サマリー】

◆2013年度のブランドプリペイド市場を、前年度比200.0%増の300億円と推計
2013年度のブランドプリペイド市場規模(発行額ベース)は、300億円(前年度比200.0%増)と推計した。携帯キャリアのブランドプリペイド市場への参入に加え、既存導入事業者が発行するブランドプリペイドの発行額増加で市場は急速に拡大しており、2014年度の同市場(同ベース)は、前年度比395.3%増の1,486億円まで拡大すると予測する。

◆携帯キャリアによるブランドプリペイド発行により市場は急拡大
ブランドプリペイドは、国際ブランド加盟のリアル店舗で幅広く利用が可能になったことが普及拡大につながった。さらに、2014年5月にサービスを開始したKDDIの「au WALLET(エーユーウォレット)」が2015年2月に申込み数累計1,000万件を超え、2015年3月にはソフトバンク・ペイメント・サービスが「ソフトバンクカード」の提供を開始するなど、携帯キャリアによるブランドプリペイドを活用した販促サービスが加速しており、さらなる市場拡大の見込みである。

◆2020年度のブランドプリペイド市場は、約1兆4千5百億円まで拡大すると予測
提携カード型のブランドプリペイドやオンライン専用ブランドプリペイドの発行規模拡大を背景に、携帯キャリアが発行するブランドプリペイドが市場を牽引し、2020年度のブランドプリペイド市場(発行額ベース)は、約1兆4千5百億円まで拡大すると予測する。


【調査概要】
・調査期間:2014年12月~2015年3月
・調査対象:国内の主要クレジットカード会社、ブランドプリペイド導入事業者及び導入支援事業者等
・調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングを併用

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[矢野経済研究所]
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