「シニア層の節電実態」に関する調査 

2015年05月26日
みずほ情報総研は、東京電力管内の20歳以上の男女(約1,000名)を対象とした「節電に対する生活者の行動・意識に関する調査」に関し、このたび、第2弾として「シニア層(60歳以上)の節電実態」についての調査結果を発表。
なお当社では、2011年6月より生活者の節電行動の実態に関する調査を実施し、過去5回にわたり調査結果を発表していますが、「シニア層」に焦点を当てた結果を発表するのは、今回が初めてです。

*第1弾:2015年3月9日付け『「節電に対する生活者の行動・意識に関する調査」調査結果を発表』

シニア層は環境意識が高いとしばしばいわれていますが、今回の調査からも、年代が高くなるにつれて節電している人の割合が増加傾向にあることが判明しました。一方で、節電に取り組んでいるものの、若年層に比べてシニア層の電気代が高いことも明らかとなりました。さらに、今回は比較的容易に行動しやすい節電行動である家電製品の買い替えに着目し、家電製品の買い替え時における家族間の支援の実態を明らかにしました。

【調査結果の概要】

■シニア層(60歳以上)は、節電行動を多く行っているものの、電気代も高い
・年代が高くなるにつれて、平均より行動を多くしている人々*1の割合が増加。
 20代:18%、30代:28%、40代:31%、50代:29%、60代:35%、70代:39%
 *1エアコン、冷蔵庫、照明、温水便座、炊飯器、テレビを対象にした14項目の節電行動の中で11項目以上節電している人。
・年代が高くなるにつれて、ひと月あたりの電気代も増加(少人数世帯*2で比較)。
 20代・30代で最も多い価格帯  4,000円未満/月 (20代・30代の36%を占める)
 60代・70代で最も多い価格帯 10,000円以上/月 (60代・70代の34%を占める)
 *2少人数世帯=単身もしくは2人世帯

■50代以上が利用しているエアコン・冷蔵庫の約2割は15年以上前のもの
・例えばエアコンと冷蔵庫について、10年以上の製品を利用している世帯は、20代・30代では2割程度であるが、40代以上になると、4割近くに上昇していた。特に50代以上では、15年以上前の製品が約2割程度を占めており、買い替えによる節電ポテンシャルが大きいと考えられる。

■年代が上がるほど、家電製品の買い替え時に子や孫へ相談する機会が増加
・50代を過ぎると、家電製品の購入の際に子や孫に相談する機会が増え、70代では34%が子や孫に相談した経験がある。
・子や孫から家電製品をプレゼントされた経験は、70代が最も多く26%。
・祖父母や親から家電製品の購入について相談をされた経験は、特に20代~50代が多く3割前後。
・祖父母や親に家電製品をプレゼントしたことがあるのは、50代が最も多く34%。


【調査概要】
調査手法:インターネット調査
調査期間:2014年10月20日月曜日~10月23日木曜日
対象:東京電力管内の20歳以上の男女
有効回答者数:960名
有効回答者の属性:
 【性別】男性471名、女性489名
 【年齢】20代:127名、30代:166名、40代:176名、50代:140名、60代以上:351名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[みずほ情報総研]
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