『シニア世代の服薬の実態と意識』に関する調査
2015年09月15日本調査は、定期的に医療機関に通院し、薬を処方されている全国の65歳以上のシニア世代男女1,046人を対象に、2015年8月28日~31日の期間、インターネット調査で実施し、その結果をまとめました。
【調査結果】
現在、“定期的に医療機関にかかり、毎日飲む薬を処方されている”シニア世代の服薬の実態と、薬に対して持つ意識を聴取した結果、以下のことが分かりました。
● 定期的に通院している医療機関の数は、「1か所」が最も多く半数近くの47.5%。次いで「2か所」(35.3%)、「3か所」(13.2%)で、男女別での大きな差はない。
● 処方されている薬の数は24.8%と4人に1人が「5種類以上」。次いで「1種類」と「2種類」がそれぞれ23.1%。男女別でみると、男性の方が薬の数が多く31.7%の人が「5種類以上」処方されている。
● 自身の薬についての効き目や飲む目的は、ほとんどの人が理解している。(「よく知っている」76.2%、「なんとなく知っている」23.3%)。
● 薬に関する注意事項で、“副作用”や“他の薬との飲み合わせ”は8割以上の人が認識しているが、“食品との食べ合わせ”、“体調によっての効き目の違い”に関して知っている人は、半数に満たない。
● 薬に対して持っている考えは、「自分の体調管理のために積極的に飲む」が最も多く37.3%。一方、「薬はできるだけ飲みたくない」は28.5%、「医師に飲むように指示されて仕方なく飲む」が24.5%となり、半数以上の人は服薬に対してマイナスイメージを持っている。
● 半数近く(46.7%)の人は処方薬に飲み残し(残薬)が生じることがある。残った薬は、「次回処方してもらうときに調整する」が最も多く54.4%。28.4%は「保管しておく」、「処分する(捨てる)」人が15.5%存在する。
● 処方薬をもらう場所は、「毎回同じ調剤薬局」(69.5%)、「院内処方」(22.6%)で、9割以上が同じところでもらっている。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:医療機関に定期通院し、慢性病で毎日飲む薬を処方されている65歳以上の男女1,046人
サンプル構成:65歳以上の男性523人、女性523人
調査手法:インターネット調査(株式会社インテージに委託して、調査を実施)
調査期間:2015年8月28日(金)~8月31日(月)
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