「IoT」に関するアンケート調査(IT エンジニア対象) 

2015年10月01日
IT・ネットマーケティングテクノロジーの開発を行うリクルートテクノロジーズは、IT エンジニア 528 名を対象に、「IoT」に関するアンケートを実施。本アンケートは、今後の IoT 普及の展望や課題について、IT エンジニアがどのように考えているか把握することを目的としています。

【調査結果】

① 71.2%が「IoT で生活が変わる」~そのうち 68.6%は「5 年以内に普及」と予想~
事前調査において、20 代から 40 代の IT エンジニア 3,117名に対し、「インターネット オブ シングス(Internet of Things/IoT/モノのインターネット)を知っているか」聞いたところ、31.0%が「知っている」と回答しました。2015 年 1 月に実施された一般生活者を対象にした認知調査※では「知っている」が 2%にとどまったことから、IT エンジニアは一般生活者に比べ、IoT の認知が高い傾向にあることがうかがえます。
※株式会社マクロミル「IoT 浸透実態×IoT 時代のプライバシー意識調査(2015年 1 月実施)」

「IoT を知っている」と回答した IT エンジニアのうち 528 名を対象に、「Q1 IoT によって生活が変わっていくと思うか」について聞いたところ、71.2%が「変わっていくと思う」と回答し、「変わっていかないと思う」の 13.1%を大きく上回る結果となりました。
続いて、Q1 で「変わっていくと思う」と回答した 376 名に対し「Q2 一般生活者が変化を実感するのは何年後になりそうか」を聞いたところ、68.7%が「5 年以内」と回答する結果になっています(無効回答の 2 名は除外)。

②変わる産業は「情報通信業」、「農業・林業」、「医療・福祉」 ~目指すは「社会課題の解決」~
次に、「Q3 IoT によって大きく変化すると思う産業」を聞いたところ、「情報通信業」が37.0%で 1 位、「農業・林業」が 35.9%で 2位、「医療、福祉」が 24.5%で 3 位となりました。
続けて「Q4 どのように生活が変化すると思うか」を聞いたところ、「情報通信業」では“データの収集や管理”、「農業・林業」や「医療・福祉」では“自動化や遠隔操作”など、全体を通じて作業の効率化や、新しい体験の実現を予想する声が多数見られました。
また、「Q5 IoT で実現したい・解決したいこと」を聞いたところ、“医療格差”や“第一次産業の人手不足”、“育児・教育”など、社会課題に関連した声が多数見られました。それ以外にも、新しいサービス体験など、日々の生活に関連した意見が挙げられています。

③IoT 普及の課題は「セキュリティ」と「インフラ整備」 ~リテラシー強化を挙げる声も~
「Q6 IoT の普及に向けて、課題に感じること」を聞いたところ、「セキュリティ対策」が 76.1%と最も高い結果となりました。「ネットワーク環境の整備」47.9%で 2 位、「規格の統一」が 44.7%で 3 位と続き、「インフラ整備」にも課題を感じる IT エンジニアが多いことがうかがえます。
また、設問の選択肢以外についても課題と感じる要素を聞いたところ、「利用者のリテラシー強化」や「法整備」といった課題を挙げる回答が得られました。


【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2015 年 8 月 12 日(水)~2015 年 8 月 13 日(木)
調査対象:
 居住地:全国
 性別: 男女
 年齢: 20 代~40 代
 職業: IT エンジニア
 人数: 528 サンプル(事前調査は 3,117 サンプル)
ストラテジスト 16 名/システムアーキテクト 87 名/プロジェクトマネージャ 90 名/テクニカルスペシャリスト 241 名/サービスマネージャ 50 名/その他 44 名
※職種は、独立行政法人 情報処理推進機構が定める「共通キャリア・スキルフレームワーク」に基づく

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