電話にまつわるアンケート調査(既婚女性対象) 

2015年12月04日
パラサ・エックスが運営する「家計の時間」は、12月16日「電話の日」にちなんで、既婚女性を対象に電話にまつわるアンケートを実施。

【調査結果まとめ】

・「固定電話はあって当たり前」はもう古い?いまどき家庭の7割が「固定電話なし」。
・既婚女性の4人にひとりが、夫とメールではなく「毎日電話」をしていることが明らかに。電話は夫婦間コミュニケーションの一助になっている?
・何かと気になる「子どもとスマホ」の話題。ママたちが考える「スマホ適齢期」とは。

【調査結果】

7割以上が「固定電話なし」!いまどき家庭の電話事情

Q:自宅に固定電話はありますか?(単回答)

数年前までは、ほとんどの家庭に置かれていた固定電話ですが、今回のアンケートでは70%以上の家庭が「固定電話はない」と回答。 その理由は「携帯電話で済ませられるから」との声がほとんどでした。近年では公的な手続きなどでも携帯電話の記載のみでよいケースが増えてきていることも、固定電話を置かない理由のひとつにありそうです。

一方で、固定電話が「ある」(26.2%)とした人のコメントでは、「使う機会は少ないが念のため」、「子どもが学校に通うようになったときに必要なので」との意見が挙がっていました。

Q:ひと月の通信費(固定電話、携帯電話、インターネット回線)の合計はどれくらいですか?(単回答)

通信費でもっとも多かった価格帯は「15,000~20,000円」(26.2%)。続いて22.4%が「10,000~15,000円」としており、月々10,000~20,000円の通信費を払っている人がおよそ半数であることがわかりました。

家計を見直すときに、メスを入れやすい項目として挙がる通信費ですが、ほとんどの人が「高いと思っていつつも、特に節約の工夫をしていない」、あるいは「通信費は安くしたいが方法がわからない」としています。

通信費を10,000円以下に抑えている人の回答では「夫婦ともに自宅や会社ではWi-Fiにつなげるようにし、パケット量が少ないプランに変更」、「格安SIMに変えた」、「通話専用のガラケー、ネット専用のスマホと2台を使い分けている」などの工夫がみられました。

Q:スマホアプリ、SNSなどの「無料通話機能」を利用していますか?(単回答)

LINEやカカオトーク、Facetime、Skype、Facebookなどの「無料通話機能」の利用頻度では、「頻繁に使う」(39.2%)、「たまに使う」(30.7%)で7割近くの人が利用していることがわかりました。
「無料ビデオ通話を利用し、子どもの顔をみせながら実家とやりとりをする」との声も多く、子育て世代が上手に無料通話を利用している様子がうかがえます。

一方「使ったことはある」(18.6%)、「使ったことがない」(11.4%)とした人のコメントでは、「通話音質や接続状況の不安定さが不満」、「無料通話プランに入っているので必要ない」との声が挙がりました。

メールより早いから?声を聞きたいから? 4人にひとりが「夫と毎日電話」

Q:夫とメールではなく、「電話(無料通話含む)」でやりとりする頻度はどれくらいですか?(単回答)
Q:勤務先や仕事関係を除き、もっとも電話(メール以外)をする相手は誰ですか?(単回答)

夫と「毎日電話をする」とした人は、24.3%。メールがコミュニケーションツールとして多くの人に活用されているなか、およそ4人にひとりが夫と毎日電話をしていることになります。

会話の内容をうかがったところ、「帰るコール」がダントツに。家族間無料通話プランやかけ放題プラン、無料通話アプリなど、料金を気にせずに通話できる環境にある人にとっては、メールを打つよりも電話のほうが早いとの声が挙がりました。

なかには、「仕事の昼休みなどの空き時間に、夫から電話がかかってくる」、「お互いちょっと暇なときに世間話をする」との声もちらほら。感情がつたわりづらいメールより、声を聞ける電話で夫婦間のコミュニケーションを取り合っている様子がうかがえます。

次に、仕事以外でもっとも電話をする先を聞いたところ、やはりというべきか約半数が「実家」と回答。義実家の1.6%と大きく開きました。

また、友人関係では「独身時代の友人」4.5%に対し、「ママ友」は1.1%。相手のタイミングで確認してもらえるメールと違い、ある程度相手の都合を予測する必要があるのが電話。つまり、電話をかけやすい相手=新密度が高い相手と考えることができそうです。

本音は持たせたくない?いまどきママが考える、「スマホ適齢期」

Q:子どもがある程度大きくなったら、スマートフォンを持たせたいと思いますか?(単回答)

スマホの普及にともない、子どもとスマホの関わりかたへの関心も高まっています。そこで、自分のお子さんに将来スマホを持たせたいかを聞いたところ、「できれば持たせたくない」との回答が34.3%で1位に。

理由は「依存性が心配」、「事件に巻き込まれたり、いじめなどのリスクが高くなるから」と、便利さはある一方で不安な面のほうが強いとの声が多く聞かれました。

2位の「中学生になったら持たせたい」(31.3%)とした人の意見を見てみると、「周囲も持ち始める頃なので」、「部活などで帰宅が遅くなるだろうから、連絡用に」との声が中心に。積極的に持たせたいというよりは、必要になりそうだからやむなく、といった心境がうかがえます。

スマホを小学生以下で持たせたいとした回答は、19.6%で全体の約2割。
共働きのため、緊急時の連絡や防犯目的として持たせたいとする声のほか、「親もスマホを使っていて便利なので」との声も少数ながら挙がりました。

今はまだ小さいお子さんがいらっしゃる家庭にとって、子どもとスマホのことをリアルに考えるのはおそらく数年~十数年後。その頃には、今よりもっと子どもが安心できる通信環境が整うことを、期待せずにはいられません。

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[家計の時間]
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