バレンタインについての意識調査2016 

2016年01月28日
デジタルマーケティング会社のADDIXが運営する、「BWRITE(ブライト)」は、今年1月に実施した「バレンタインについての意識調査2016」の結果レポートを発表。

2月14日は、バレンタインデー。日本では、女性から男性にチョコを贈る日として定着してきましたが、最近は、チョコ以外の贈り物をしたり、男性から女性に贈ったり、女友だち同士で贈り合ったりということも珍しくなくなってきたようです。今年、女性たちはどんなバレンタインを予定しているのでしょうか?

BWRITEでは、今年1月、今年のバレンタインについて、18歳以上の女性200名にアンケートを実施。「バレンタインについての意識調査2016」として結果をまとめました。

【調査結果の概要】

◇今年、「バレンタインに贈る予定がある」のは約7割

◇贈る相手は「夫」がTOP。「子供」「父親」と家族が上位に。次いで「会社関係」。

◇40代以上では「子供」が48.5%で2位に。「家族チョコ」傾向強く。

◇合計予算「5,000円未満」が8割。40代以上は「1,000円未満」3割超。

◇情報入手は「店頭」と「ネット検索」。20代以下は「MERYなどの情報アプリ」も重視。

◇チョコを手渡したい有名人、1位は同数で「羽生結弦」と「福山雅治」。3位は“五代様“こと「ディーン・フジオカ」。


【調査結果詳細】

■今年、「バレンタインに贈る予定がある」のは約7割
回答した18歳以上の女性200人のうち、7割が今年バレンタインにチョコやギフトを「贈る予定がある」と答えました。

年代別に内訳をみると、もっとも「贈る予定がある」割合が高いのは20歳以下(※この調査では18~29歳を指します。以下同じ。)でした。年代が上がるにつれて、贈る割合が低くなっていますが、30代72.1%、40代以上で67.3%と、その割合の年代ごとの差はゆるやかです。

■贈る相手は「夫」がTOP。「子供」「父親」と家族が上位に。次いで「会社関係」。
次に、贈る予定があると回答した方に贈る相手についてたずねたところ、全年代計では「夫」が60.0%でTOPに。次いで、2位に「子供」30.7%、3位に「父親(義父を含む)」が続き、「バレンタインは家族に贈る」という声が上位を占めました。
4位には「会社の上司・同僚」が22.1%でランク入りしており、上司への日頃の感謝の気持ちの表現や、職場のコミュニケーション手段として「バレンタイン」が使われているようです。次いで、5位「彼氏」が21.4%、6位「女友達」17.1%と続いています。また、14.3%が「自分」と回答しています。

■40代以上では「子供」が48.5%で2位に。「家族チョコ」傾向強く。
年代別に見てみましょう。年令的に未婚者が多いと推測される20代以下では、「夫」40.0%、「彼氏」36.0%と、「夫」と「彼氏」が同程度の割合となっています。また、働いている女性の多いこの年代ならではの回答傾向として、「会社の上司や同僚」も36.0%と、「彼氏」と同率の2位となっています。20代以下の女性の約3人に1人が「職場」でバレンタインに何かを贈る予定のようです。

40代以上では「子供」が48.5%と、「夫」の65.2%についで高い割合となっており、他の年代よりも「家族チョコ」の傾向が非常に強くなっていることがわかります。また、30代は、「自分」と回答した割合がもっとも高く、20.4%が「自分」に贈ると答えています。40代以上では13.6%と、若干割合が落ちています。一方、20代以下では4.0%と、かなり低い割合にとどまっています。

なお、「女友達」に贈る割合は、年代が低いほど高くなっています。20代以下では24.0%、30代では20.4%、40代以上では12.1%です。

■合計予算「5,000円未満」が8割。40代以上は「1,000円未満」3割超。
バレンタインに贈るチョコやギフトの合計予算は、「1,000~3,000円未満」がもっとも多く、贈る予定のある人の41.4%を占めました。「1,000円未満」も25.0%と、かなり抑えめの予算設定となっているようです。全体の8割以上が、「5,000円未満」と回答した計算になります。

予算を年代別で見ると、40代以上で「1,000円未満」が36.4%となっていることが目立っています。これには、40代以上で贈る相手は「子供」と答えた割合が高いことが影響していると考えられます。

■情報入手は「店頭」と「ネット検索」。20代以下は「MERYなどの情報アプリ」も重視。
バレンタインにチョコやギフトなどを贈ると答えた方に、贈るものについての情報をどこで入手するかについて質問しました。その結果、全年代計では、「店頭」で57.9%で、2位を引き離しての1位でした。2位は「ネット検索」30.7%、3位は「雑誌」17.1%、4位に「デパート、ショップやメーカーの公式サイト」15.7%となっています。5位には「TV番組」が14.3%で続き、6位に「女性向け情報アプリ・サイト(MERYなど)」が12.1%でランクインしています。

年代別で見ると、どの年代でも「店頭」が1位ですが、その割合は年代が低いほど下がる傾向があります。20代以下では48.0%、30代では59.2%、40代以上では60.6%です。2位も、全ての年代で「ネット検索」。こちらは年代であまり大きな違いはないようです。

一転して、3位以下は年代で大きく異なっています。20代以下では「女性向け情報アプリ・サイト(MERYなど)」が32.0%で3位に入っています。30代では「雑誌」が24.5%で3位、40代以上では「デパート、ショップやメーカーの公式サイト」と「TV番組」が13.6%で同率3位となっています。

「女性向け情報アプリ・サイト(MERYなど)」は、30代では10.2%、40代以上では6.1%であり、特に若い年代の女性たちから情報入手先として人気を集めているようです。

■チョコを手渡したい有名人、1位は「羽生結弦」「福山雅治」。3位に“五代様“こと「ディーン・フジオカ」!

最後に、全員に対して「今年のバレンタインに、チョコを直接手渡したい有名人」について聞いてみました。その結果回答は大きく分かれ、様々な名前が挙がりました。上位5人を見ると、1位には女性に不動の人気を誇る「福山雅治」と、フィギュアスケートの「羽生結弦」選手の2人が同率でランクインしました。以下、3位には大ブレイク中の“逆輸入俳優”「ディーン・フジオカ」、4位には女性たちから長年にわたって支持を受け続ける「稲葉浩志」と「竹野内豊」の2人が同率でランクインしました。

「福山雅治」は、昨年11月にBWRITEが行った「女性がクリスマスイブを過ごしたい有名人」でも1位でした。この「クリスマスイブを過ごしたい有名人」の結果と、今回の結果を比較すると、特に際立っているのは「福山雅治」と同率で1位となった「羽生結弦」選手と、突如として3位にランクインした「ディーン・フジオカ」でしょう。

王子様的なルックスと実力とで高い人気を誇る「羽生結弦」選手ですが、今回のランクインには、昨年12月のグランプリファイナルと、全日本フィギュアスケート選手権での活躍が影響したと思われます。特にグランプリファイナルでは、自身の世界歴代最高を再び塗り替えて史上初の3連覇を果たし、圧倒的な強さを見せつけました。

また、注目の俳優「ディーン・フジオカ」は、現在放映中のNHK朝のテレビ小説「あさが来た」にヒロインの心の師となる「五代友厚」役で出演したことで人気が急上昇。この1月22日に同番組内で五代友厚が死去すると、その死を悲しむ『五代ロス』という言葉も生まれるほどの人気ぶりを見せています。

女性からもともと高い人気を持つB’zの「稲葉浩志」ですが、今回のランク入りには、1月にソロ曲の発売があった関係でテレビ番組に出演したことなども影響しているようです。

ランキング上位には、アンケート実施の直近1か月ほどの期間に、目覚ましい活躍やテレビ番組出演などがある有名人が挙がりやすいようです。

【自由回答コメント 抜粋】
<1位:羽生結弦>
「今シーズンの成績が素晴らしかったので、感動したという気持ち、感謝の気持ちなどを伝えたいから。(18~29歳・フルタイム勤務)」
「いつ観ても素晴らしい演技に感動するし、羽生選手の強さには度々元気をもらっているので、ありがとうの気持ちとさらなる活躍を願ってチョコを渡したいです。(30代・専業主婦)」
「今が旬で、すごいのってる(30代・パート・アルバイト)」

<同じく1位:福山雅治>
「20年来のファンだから。(40代以上・専業主婦)」
「結婚しても好きなものはすきです。(30代・フルタイム勤務)」
「声がセクシーで笑顔が素敵でさわやかなので(18~29歳・パート・アルバイト)」

<3位:ディーン・フジオカ>
「『あさが来た』を観て以来すっかりファンになってしまったので、応援していますとの気持ちを込めて渡したいです(30代・専業主婦)」
「朝ドラで、めっちゃかっこいいから。めっちゃ、苦労して来た話を知って、もっと報われてもいいんではないかと思ったので。(40代以上・専業主婦)」
「今朝ドラの旬な俳優さんで頑張っているので。今まで海外で頑張ってきて逆輸入型になったのが面白い。(40代以上・専業主婦)」

<4位:稲葉浩志>
「いつまでもかっこいいから(30代・フルタイム勤務)」
「とても魅力がある人なので(40代以上・フルタイム勤務)」

<同じく4位:竹野内豊>
「独身最後のイケメンだ・か・ら(笑)(40代以上・パート・アルバイト)」
「かっこいいから(18~29歳・パート・アルバイト)」

■バレンタインは今年も女性の一大イベント!「コミュニケーションが」主な目的に
今回の調査では、今年のバレンタインに贈りものをする予定と7割の予定が回答。バレンタインは今年も7割の女性が参加する一大ギフトイベントであるようです。「友チョコ」「ファミチョコ(家族チョコ)」などの言葉も近年よく聞かれますが、今回のアンケートでの贈る相手についての答えからも、「家族」「職場」「友人」とのコミュニケーションを盛り上げるツールとしての、バレンタインの側面が際立っているように思われます。

男性側から贈る習慣も出始めているとの話も耳にするようになりました。今後も、チョコをメインとしたちょっとしたギフトを贈り合うイベントとして、冬の寒い時期を彩っていくのではないでしょうか。

バレンタインギフトの情報入手の方法として、「店頭」「ネット検索」「雑誌」などに交じり、特に若い女性ではMERYなどの「女性向け情報アプリ・サイト」が重視されていることも明らかになりました。来年以降、この傾向が他の年代にも広がるのがどうか、若い女性での割合がさらにアップするのかどうか、さらには、クリスマスプレゼントなど他のイベントでも情報入手方法が変わっていくのか、など、BWRITEでは今後も注目していきます。


【調査概要】
「バレンタインについての意識調査2016」(調査実施:BWRITE)
調査実施期間:2016年1月7日(木)~ 1月13日(水)<7日間>
調査対象・人数:18歳以上の「Skets」会員女性 200名(有効回答)
調査方法:WEBアンケート方式
アンケート収集元:共創コミュニティサービス「Skets」

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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