小・中・高校におけるICT活用の現状調査(ICTを導入している小中高の教員対象) 

2016年02月03日
デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は、Z会ラーニング・テクノロジと共同で、ICTを導入している小中高の教員100名を対象にICTの活用状況についてアンケート調査を実施、その結果を公開いたしました。

【本調査結果に見るポイント】

■ 導入率1位は「パソコン」、小中高の8割が「全校的にICT活用」

■ 「学習意欲・集中力アップ」「学習効果向上」にICTが貢献!視覚効果に手応え

■ 7割が「教員研修」「勉強会」「模擬授業」を実施。取り組み状況が効果に影響か

■ やる気が出る、わかりやすい――6割の教員が「ICT導入で授業・生徒が変わった」

■ 生徒指導など“本質的な教育”に時間を割けるメリットも。


アンケート調査の結果、ICTを「全学年」で導入している学校が8割に達し、小中高、あるいは公立・私立を問わず全校的にICT活用を進めている学校が多いことが明らかとなりました。もっとも多く導入されている「パソコン」のほか、 小学校では「電子黒板」や「デジタルテレビ」、高校では「プロジェクタ」の利用も多い結果となっています。また、半数の学校が「無線LAN」を導入済みでした。

こうしたICTは、視覚的な説明や交流が有効と考えられる授業や科目、一生徒の意見を全体に提示する場面などで多方面的に利活用されており、結果、6割の教員が「授業や生徒の良い変化を実感した」と回答しています。このことから、ICTが「学習意欲や集中力アップ」「学習効果の向上」に貢献し、一定の効果を上げている状況が読み取れます。また、ICT活用による板書などの手間と時間のカットで、生徒指導などの“本質的な教育”に時間を割けるようになったという意見も見られました。


【調査概要】
調査目的 :小・中・高校におけるICT活用の現状を調査する。
調査期間 :2015年10月7日(水)~10月12日(月)
調査方法 :Webアンケート方式
調査地区 :全国
調査対象 :学校にICTを導入している小中高の教員 計100名

【回答者属性】
性別内訳   :男性(76%)、女性(24%)
年代別内訳 :20代(7%)、30代(17%)、40代(31%)、50代(38%)、60代(7%)
職業内訳   :小学校教員(38%)、中学校教員(25%)、高校教員(37%)
学校内訳   :小学校 (38%)、中学校(23%)、高校(35%)、小中一貫校(1%)、中高一貫校(2%)、小中高一貫校(1%)
学校形態内訳:公立(90%)、私立(10%)
地域内訳   :北海道(8%)、東北(6%)、関東(22%)、中部(18%)、関西(19%)、中国(11%)、四国(5%)、九州(11%)

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