マッチングサービス・アプリの利用実態調査(20歳~39歳男女対象) 

2016年02月12日
MMD研究所とコロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、第10弾として「マッチングサービス・アプリの利用実態調査」を実施。なお本調査は、予備調査において恋人探しを応援するマッチングサービス・アプリの利用経験があると回答した人、利用したことはないが、利用したいと回答した人の中から抽出した、スマートフォンを所有する20歳~39歳の男女880人へ聞いています。

【調査結果サマリー(※一部抜粋) 】

■ マッチングサービス・アプリの認知度は38.2%、うち利用経験者は22.8%

■ 利用したことがあるマッチングサービス・アプリ「Pairs、Omiai、タップル誕生」が上位

■ マッチングサービス・アプリ利用経験者の6割以上が「実際に会った」と回答

■ マッチングサービス・アプリを利用する上で相手を選ぶ際に重視する項目
  男性は「顔、年齢、価値観」女性は「年齢、顔、趣味」が上位

■ マッチングサービス・アプリを利用しなくなった理由
  男性は「料金」、女性は「やりとりが面倒になった」がトップ

【調査結果】

■ マッチングサービス・アプリの認知度は38.2%、うち利用経験者は22.8%

スマートフォンを所有する20~30代独身の男女(N=7,245)に、予備調査として恋人探しを応援するマッチングサービス・アプリについて聞いたところ、「知っている」と回答した男性は12.7%、女性は15.1%、「名前だけ聞いたことがある程度」と回答した男性は22.6%、女性は25.2%となりマッチングサービス・アプリを知っていることがわかった。

さらに「知っている」、「名前だけ聞いたことがある程度」と回答した人(N=2,764)を対象に、マッチングサービス・アプリの利用について聞いたところ、男性の10.6%、女性の8.1%が「現在利用している」と回答し、男性の12.4%、女性の14.6%が「過去に利用していた(現在は利用していない)」と回答した。また、「利用したことがないが、今後利用したいと思う」という回答では男性が22.3%、女性が15.6%となった。

■ 利用したことがあるマッチングサービス・アプリ「Pairs、Omiai、タップル誕生」が上位

予備調査にてマッチングサービス・アプリ利用経験者(N=440)、利用はしていないが、利用したいと回答した人(N=440)計880人に本調査を実施した。
マッチングサービス・アプリ利用経験者(N=440)を対象に、マッチングサービス・アプリのうち、利用している(したことがある)サービス(複数回答)を聞いたところ、男性(N=220)の38.6%が「Pairs」と回答し、次いで「Omiai」が30.5%、「タップル誕生」が24.1%となった。
女性では「Pairs」が46.4%、次いで「Omiai」が24.1%、「タップル誕生」が16.4%となった。

前問でいずれかのサービスを利用していると回答した人(N=364)を対象に、最も利用している(したことがある)マッチングサービス・アプリを聞いたところ、男性(N=180)では「Pairs」が32.2%と最も多く、次いで「タップル誕生」が11.1%「Omiai」が9.4%となった。
女性(N=184)では、「Pairs」が41.8%と最も多く、次いで「Omiai」が13.0%、「タップル誕生」が12.5%と利用しているサービスと最も利用しているサービスでは異なる結果となった。

続いて、最も利用している(したことがある)マッチングサービス・アプリの満足度を聞いたところ、男性(N=180)は「満足」が20.0%、「やや満足」42.8%と合わせて62.8%、女性(N=184)では「満足」が9.8%、「やや満足」45.1%と合わせて54.9%が満足していることがわかった。

■ マッチングサービス・アプリ利用経験者の6割以上が「実際に会った」と回答

マッチングサービス・アプリ利用経験者(N=440)を対象に、マッチングサービス・アプリで知り合った人と実際に会ったかを聞いたところ、男性の41.4%、女性の43.2%が「数回ある」と回答し、次いで男性の32.7%、女性の31.8%が「1度もない」と回答した。

さらに、実際に会ったことがあると回答した人を対象に、その後の状況(複数回答)を聞いたところ、男性(N=131)の49.6%が「実際に会ってみたが、それ以降はなにもない」、「付き合っていたが分かれた」が32.8%、「現在付き合っている」が27.5%となった。
女性(N=132)では「実際に会ってみたが、それ以降はなにもない」が56.8%と最も多く、次いで「付き合っていたが別れた」が25.8%、「現在付き合っている」が19.7%となった。

マッチングサービス・アプリ利用経験者(N=440)を対象に、サービスを使ってみた感想(複数回答)を聞いたところ、男性の29.5%が「出会えない」と回答し、次いで「ひまつぶしになる」が25.9%、「実際に会ってみたら違った」が20.9%となった。
女性では「ひまつぶしになる」という回答が最も多く27.3%、次いで「気軽にコミュニケーションがとれる」が25.9%、「実際に会ってみたら違った」「今までの交友関係とは違うタイプの人と知り合える」が24.1%と男女で異なる感想が得られた。

■ マッチングサービス・アプリを利用する上で相手を選ぶ際に重視する項目
  男性は「顔、年齢、価値観」女性は「年齢、顔、趣味」が上位


マッチングサービス・アプリ利用経験者(N=440)に、マッチングサービス・アプリを利用する上で相手を選ぶ際に重視すること(複数回答)は何かを聞いたところ、男性(N=220)で最も多かった回答は「顔」で59.1%、次いで「年齢」が54.1%、「価値観」が42.7%、女性(N=220)で最も多かった回答は「年齢」で67.7%、次いで「顔」が57.7%、「趣味」が50.9%となった。
特に男女で差があったのは、「自己紹介文」「職業」「年収」の3項目で、女性の47.3%が「自己紹介文」を重視するという結果に対し男性は32.3%、「職業」では女性が47.7%に対し男性が16.4%、「年収」では女性が47.7%に対し、男性が14.1%と男女で重視する点が異なる結果となった。

続いて、マッチングサービス・アプリを利用している(していた)上での重視した点(複数回答)について聞いたところ、男性(N=220)は「相手の身元が明確になっている(本人確認がしっかりしている)」が35.9%と最も多く、次いで「相手のプロフィールが明確になっている(名前、職業、趣味など)」が30.9%、「安価での利用」が30.9%となった。
女性の半数が「相手の身元が明確になっている(本人確認がしっかりしている)」「相手のプロフィールが明確になっている(名前、職業、趣味など)」と回答し、女性は安心面を重視している傾向にあることがわかった。

■ マッチングサービス・アプリを利用しなくなった理由
  男性は「料金」、女性は「やりとりが面倒になった」がトップ


マッチングサービス・アプリ過去利用者(N=253)を対象に、マッチングサービス・アプリを使わなくなった理由(複数回答)を聞いたところ、男性(N=114)では「料金がかかるから」が34.2%と最も多く、次いで「料金が高いから」が24.6%、「出会えなかったから」が23.7%となった。女性(N=139)では、「やりとりが面倒になったから」が38.8%と最も多く、次いで「不快な経験をしたから」が25.2%、「出会えなかったから」が23.7%となった。


【調査概要】
調査期間:2016年2月3日~2月8日
有効回答: 880人
調査方法:インターネット調査
調査対象:スマートフォンを所有する20~39歳の男女

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[MMD研究所]
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