ペットの花粉症に関する調査(犬猫の飼い主対象) 

2016年03月16日
アイペット損害保険(アイペット損保)は、花粉症の時期に合わせて犬/猫オーナーを対象にアンケートを実施しました。

花粉症に悩まされるのは、人間だけではありません。調査の結果、人間の花粉症の有無によって、ペットの花粉症への認識が異なることが判明しました。ペットの花粉症は人間の症状と異なるため、気づきにくいです。花粉症にかかっているペットは意外と多いかもしれません。

【調査結果サマリー】

ペットにも花粉症があることを知っている回答者は48.3%

花粉が多く飛ぶ時期に、最も多く見られるペットの症状は「くしゃみ」である

花粉の飛散量が多い日は散歩を控える犬オーナーが多い

人間のための花粉症対策で最も多い回答は「空気清浄機を使う」こと

ペットのための花粉症対策で最も多い回答は「家に入る前にブラッシングや体を拭く」こと


【調査結果】

ペットにも花粉症があることを知っている回答者は48.3%

いわゆる「花粉症」が動物にも存在することを知っているか聞いたところ、半数近くにあたる48.3%が「知っている(聞いたことがあるという回答を含む)」という回答をしました。一方、半数以上の回答者がペットの花粉症を知らないことから、ペットの異変は気付かれにくい状況にあると言えそうです。

人間の花粉症の有無で同じ質問をしたところ、ご自身やその同居人が花粉症である場合、動物の花粉症の存在を知っている割合は56.3%と、花粉症にかかっていない人(同居人を含む)の37.1%や花粉症かどうか分からない人の16%を大幅に上回りました。自身が花粉症にかかっている人ほど、花粉症の話題に敏感だと言えるのかもしれません。

花粉が多く飛ぶ時期に、最も多く見られるペットの症状は「くしゃみ」である

次に、花粉が多く飛ぶ時期のペットに見られる症状について聞きました。「くしゃみをする」という回答が最も多いことから、ペットの花粉症に関してペットオーナーが最も気づきやすい症状は「くしゃみ」だと分かります。ペットに表れる症状を人間の花粉症と重ね合わせて見る人が多いと言えます。

花粉の飛散量が多い日は散歩を控える犬オーナーが多い

花粉の飛散量が多い日と少ない日の散歩時間を犬オーナーに聞きました。花粉症にかかっている犬オーナーの場合、花粉の飛散量が多い日は「10分未満」という回答が多い傾向があります。一方、花粉症にかかっていない犬オーナーの場合は、飛散量の有無によって散歩時間が左右されにくいことが分かります。

人間のための花粉症対策で最も多い回答は「空気清浄機を使う」こと

次に、回答者や回答者と同居人が花粉症だという人にご自身の花粉症対策について聞きました。花粉症対策をしていると回答した人によると、「空気清浄機を使う」人が41.6%と最も多くなっています。その他には、「目薬や鼻の粘膜を覆うクリームを塗る」という対策が見られました。

ペットのための花粉症対策で最も多い回答は「家に入る前にブラッシングや体を拭く」こと

ペットの花粉症について知っていると回答した人に、花粉対策としてペットのために行っていることを聞いたところ、約64%にあたる166人が何らかの対策を行っているとのことでした。具体的な花粉対策として、「家に入る前にブラッシングや体を拭く」という回答が54.2%と最も多くなりました。また、空気清浄機を使うことが第2位となっています。他にも散歩時間を短くしたりペットに洋服を着せたりと、花粉の付着を抑える工夫が伺えます。


今回の調査では、ペットの花粉症について知っている方は半数近くいることが分かりました。花粉症の時期にペットに見られる症状として多く挙がったくしゃみ、鼻水が必ずしも花粉症の症状とは限りませんが、一番傍にいる飼い主だからこそ、ペットの異常にはいち早く気づきたいものです。ペットの花粉症は、くしゃみ、鼻水の頻度やその他の症状とそれらの起こる状況(飼い主の帰宅後にかゆがる等)を踏まえた総合的な診断となるようです。 目や鼻に顕著な症状が表れる人間の花粉症とは異なり、ペットは皮膚に症状が表れやすいです。 ペットの場合は目や鼻だけでなく特に皮膚の異常に気をつけると良いでしょう。 花粉対策を万全にして、ペットと春本番を迎えられるといいですね。


【調査概要】
調査対象:20代以上の犬猫の飼い主
調査人数:562人(男性281人、女性281人)
調査方法:インターネットによるアンケート(複数回答可)を実施
調査期間:2016年3月2日-3日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アイペット損害保険]
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