かかりつけの調剤薬局に対する生活者の意識調査 

2016年03月24日
東急エージェンシーは、4月の診療報酬制度改定に伴い大きく環境が変わろうとしている調剤薬局について、現在のかかりつけの調剤薬局に対する生活者の意識・新たなサービスやコンセプトに対する受容度に関する調査を実施しました。

調査トピックス

■現在、かかりつけの調剤薬局がある人は約4割。

■理想とする調剤薬局は、「いつでもどこでも利用できる存在」で「日ごろの体調を気にかけてくれる存在」の、コンビニ的・町医者的な存在。

■調剤薬局による訪問サービスを望んでいる人は約4割。現状では、高齢者になればなるほど訪問サービスをあまり望んでいない。


【調査結果】

■現在、かかりつけの調剤薬局がある人は約4割
かかりつけの調剤薬局があると答えた人は41.0%。年代別に見ると、男女での顕著な差は見られないが、若年層、高齢層に比べて、30・40代のかかりつけの薬局保有率が低い傾向。

■理想とする調剤薬局は「コンビニのように、いつでもどこでも利用できる存在」、「町のお医者さんのように、日ごろの体調を気にかけてくれる存在」
理想の調剤薬局はどのような存在か聞いたところ「(コンビニのように)いつでもどこでも利用できる存在」「(町のお医者さんのように)日ごろの体調を気にかけてくれるような存在」と回答した人がそれぞれ5割を超えた。(回答はMA)生活者の半数以上が、調剤薬局には「いつでも利用できる便利さ」や「日常的な体調管理の役割」を望んでいることがわかる。

■調剤薬局による訪問サービスを望んでいる人は約4割。中でも、年齢が高いほど訪問サービスを望んでおらず、60代では3割未満。
将来あなたや家族が在宅療養になった場合、調剤薬局に家まで足を運んでもらってサービスを受けたいと思うかどうかを聞いたところ、全体で約4割が「受けてみたい」と回答。特に20代女性は最も多い55.0%が「受けてみたい」と回答した。年代別でみると年齢が上がれば上がるほど、訪問サービスを望む割合が少なくなっており、高齢者に関してはまだまだ訪問サービスによって得られるメリットが浸透していない可能性もあるのではないか。

その他、本調査では各調剤薬局チェーンの認知・好意・利用意向・利用経験・イメージや、今後変わりゆく調剤薬局コンセプトの受容度なども聴取。各調剤薬局チェーンのイメージにおいては「利用経験者とそれ以外の生活者との間に大きな隔たりがある」等のファインディングスも抽出された。


【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:
 ・全国
 ・10代後半~60代男女
 ・過去1年以内の調剤薬局利用者
割付:性年代別で合計12セル 10代後半男女のみ各セル50サンプル、20-60代男女 各セル100サンプル 合計1100サンプル。
調査期間:2016年1月9日(土)~ 2016年1月13日(水)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[東急エージェンシー]
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