中央アジア地域における対日世論調査(中央アジア4か国) 

2016年04月15日
外務省は,Business Information, Social and Marketing Research Center(BISAM), Central Asia社に委託して,2015年12月から本年1月にかけて,中央アジア4か国(ウズベキスタン,カザフスタン,キルギス,タジキスタン)において,対日世論調査を行ったところ,結果概要は以下のとおりです。

【調査結果概要】

1 日本との関係が「友好関係にある」または「どちらかというと友好関係にある」と回答した者がおよそ9割の89%と,昨年の85%から更に肯定的なイメージが広がっている結果となりました。中央アジア各国にとって現在重要なパートナーはどこの国かとの質問については,G20加盟国のうち,ロシア(75%),中国(49%),日本(25%)の順で評価されました(複数回答方式)。

2 日本は「信頼できる」または「どちらかというと信頼できる」と回答した者が63%に達し,信頼できる国として日本はロシアに次いで第2位,アジアでトップとなり,昨年同様中央アジア諸国において日本への信頼度が高いことが確認されました。

3 昨年10月の安倍晋三内閣総理大臣の中央アジア5か国歴訪を契機として今後二国間関係が更に発展すると思うかとの質問については,73%が「大いに発展すると思う」または「どちらかと言えば発展すると思う」と回答し,安倍総理大臣による中央アジア5か国歴訪が好意的に評価されていることが示されました。

4 戦後70年の日本の平和国家としての歩みについては,「大いに評価する」または「ある程度評価する」とした者が75%と高く評価されました。また安倍総理大臣の「積極的平和主義」に基づく安全保障政策が国際社会の平和と安定に役立つと思うかとの質問については,78%が「役立つと思う」または「どちらかというと役立つ」と回答しました。

5 日本のイメージについては,4か国全体の回答で「経済力・技術力の高い国」(63%),「豊かな伝統と文化を持つ国」(35%)が上位となり,高い技術力と豊かな伝統に対する評価が示されました。また日本についての関心事項については,「文化(伝統文化・ポップカルチャー・日本食)」(34%),「科学技術」(23%),「経済」(20%)と続き,日本についてのイメージと関心事項が概ね一致していることが確認されました。(複数回答方式)


【調査概要】
・調査機関:Business Information, Social and Marketing Research Center(BISAM), Central Asia社(外務省委託)
・調査対象:ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタンの各国18歳以上の300名(計1,200名)
・調査方法:主に電話調査(キルギスタン及びタジキスタンの農村地域で一部訪問調査を実施)
・調査時期:2015年12月~2016年1月

(参考)
各国において18歳以上の300名(1,200名)に対し主に電話調査を実施。キルギス及びタジキスタンの農村地域においては,一部訪問調査を実施した。
中央アジア地域のトルクメニスタンにおいては,昨年度に引き続き現地の事情により実施を見送っている。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[外務省]
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