日本人の「骨」と「骨の栄養」に関する意識調査(20~59歳の男女対象) 

2016年05月27日
「コツコツ骨ラボ」は、日本人の骨に関する意識およびその実態を把握することを目的として、意識調査を行いました。

【調査結果サマリー】

●「カルシウム」以外の骨に重要な栄養素は正しく知られていない!「ビタミンK2」は1割のみ
「カルシウム」以外の骨づくりに重要な栄養素はあまり知られておらず、腸でカルシウムの吸収を高める「ビタミンD」は20.6%、カルシウムの骨への沈着を助ける「ビタミンK2」は10.2%しか知られていないことがわかりました。一方で、そのイメージなどから「鉄分」が良いという間違った認識があることも明らかになりました。

●老化対策(アンチエイジング)は、見た目優先。実感しにくい「骨」の対策は6割以上が行っていない
老化対策は「肌」「髪」「歯」など、人目につきやすい箇所が優先されていることがわかりました。骨粗しょう症になりやすいと言われている女性でも、年齢を感じにくい「骨」は対策がとられてない実態が明らかになりました。

●骨粗しょう症認知率は約9割。しかし「女性の病気」という間違った認識
「骨粗しょう症」は約9割の人に認知されている一方で、「女性特有の病気」、「まだ自分には早い」、「家族に骨粗しょう症の人がいないから自分は大丈夫」という間違った認識が存在している実態も明らかになりました。骨粗しょう症をどのような病気か知っており、対策をしている人の約半数以上は、骨に良い栄養素「ビタミンK2」が含まれる「納豆」を週に1回以上、積極的に食べていることがわかりました。

●「朝食を抜く」「ファストフードを食べる」など食生活への関心が低い人の約9割は、将来骨粗しょう症予備軍の可能性も!?
「朝食をたべないことがある」「ファストフードやジャンクフードを食べる」など、食生活への意識が総じて低い傾向にある人は「骨粗しょう症」対策などへの意識も低いことが明らかになりました。一方、骨づくりに重要な「カルシウム」以外の栄養素「ビタミンD」「ビタミンK2」をしっかり摂った方が良いという意識のある人は、それぞれ約8~9割が食生活への関心が高い層であり、健康的な食生活などにこだわっている傾向がうかがえました。

【調査結果】

■「カルシウム」以外の骨づくりに重要な栄養素は正しく知られていない!「ビタミンK2」は1割のみ
・各栄養素の認知率は「ビタミンD」59.4%、「ビタミンK2」19.6%と、特に「ビタミンK2」にいたっては最も知られていない栄養素であることがわかりました。
・さらに、知っている栄養素が「骨・骨格の強化」に良いかについては「カルシウム」以外は知られておらず、「ビタミンD」が20.6%、「ビタミンK2」にいたっては10.2%しか知られていないことがわかりました。
・一方、「骨・骨格の強化」に良いと思う栄養素では「鉄」が12.0%と、そのイメージなどから間違った認識があることもわかりました。

■老化対策(アンチエイジング)は、見た目優先。実感しにくい「骨」の対策は6割以上が行っていない
・老化対策をしっかり・適度に行っている箇所は1位「肌」22.5%、2位「歯」17.3%、3位「髪」16.3%と目に見える(人目につきやすい)箇所が優先されていることがわかりました。
・「骨」の老化対策(アンチエイジング)をしっかり・適度に行っている人は、「女性50代」が19.0%存在する一方、68.0%があまり・まったく行っていないことがわかりました。骨粗しょう症になりやすい、と言われている女性でも、年齢を感じにくい「骨」は、対策がとられてない実態が明らかになりました。

■骨粗しょう症認知率は約9割。しかし「女性の病気」という間違った認識
・骨粗しょう症の認知率は、92.5%とよく知られていることがわかりました。
・一方、「骨粗しょう症は女性の病気」「若いからまだ自分には関係ない」「どんな対策をしたらよいかわからない」という意見も存在し、栄養摂取の意識などの低さがわかりました。
・骨粗しょう症をどのような病気か知っており、対策をしている人の約半数以上は男女ともに骨に良い栄養素「ビタミンK2」が含まれる「納豆」を週に1回以上、積極的に食べていることがわかりました。

■「朝食を抜く」「ファストフードを食べる」など食生活への関心が低い人の約9割は、将来骨粗しょう予備軍の可能性も!?
・「朝食をたべないことがある」「ファストフードやジャンクフードを食べる」など、食生活・健康への関心が低い「低関与層」※のうち、「骨粗しょう症」の対策をしていない人は96.1%もいることが明らかになりました。長寿国・日本では、現在の食生活への意識の低さが、将来の健康を左右するかもしれません。
・骨づくりに重要な「カルシウム」以外の栄養素「ビタミンD」「ビタミンK2」をしっかり摂った方が良いと考えている人は、それぞれ約8~9割が食生活・健康への高関与層であり、栄養や食べ物にこだわっていることがわかりました。

※食生活や健康に関する下記の質問項目のうち、「あてはまる」と回答した個数を基に各回答者を得点化し、上位15%を食生活・健康への「高関与層」、その次の20%を食生活・健康への「中関与層」、その次の40%を食生活・健康への「平均関与層」、最後の25%を食生活・健康への「低関与層」と分類し、食生活・健康意識が高い順に分類した形になります。


【調査概要】
調査主体:コツコツ骨ラボ
調査期間:2016年4月22日(金)~4月25日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:以下の各エリア20~59歳の男女 800名(各性年代50名ずつの均等割付)
関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県)、関西(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)

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