夫婦間における家事・育児の分担に関する意識調査(未就学児の子どもを持つ20代~30代の専業主婦と、同条件のワーキングマザー対象) 

2016年07月05日
Woman&Crowdは、運営する調査機関「Woman&Research(ウーマンリサーチ)」にて、夫婦間における家事・育児の分担に関する意識調査結果を発表。
本調査は、未就学児の子どもを持つ20代~30代の専業主婦250名と、同条件のワーキングマザー250名(ともにWoman&Crowd会員)の合計500名を対象に実施したものです。

【調査結果】

■「Woman&Research」 夫婦間における家事・育児の分担に関する意識調査

Q1. 夫婦間における家事・育児の分担の割合はどのくらいですか?
ワーキングマザーでも、84%の女性が「家事・育児を7割以上している」と回答。
専業主婦の回答を合わせると、妻が7割以上担当している家庭が約90%を占める結果に。


夫婦間での家事・育児について分担の割合を質問したところ、ワーキングマザーにおいては84%が「妻が家事・育児を7割以上担当している」と回答し、専業主婦と合算した全体回答でも、妻が7割以上を担当している家庭が約90%を占めることがわかりました。
また、夫婦がお互いに働いているワーキングマザーのみの回答でも、夫が家事・育児を5割以上担当するとの回答は6%に留まる結果となりました。

▼夫による家事・育児の参加を促すための私のコツ (自由回答より一部抜粋)
「暗黙のルールのように、休日は私が休みモードになり、目に余るほど家事をいろいろ放置して、手伝え!というオーラを出している」(専業主婦・35歳)
「子供が何かをお願いしに来た時、“これはパパの担当だねぇ”と何度も言って記憶に刷り込んでおく。そのうち直接子供からパパにお願いしに行くので、自然に担当が決まっていく」(専業主婦・38歳)
「子供たちを寝かせた後は必ず夫婦で情報交換会。私からは子供たちの様子や今日あったこと、夫からは今日あった面白かったことや相談事。夫婦の時間を必ず作っています」(専業主婦・32歳)
「結婚する時に家事は完全分担制という決まり事をつくりました。お互いに自分の担当じゃない所は基本的に手を出さないけれど、状況に応じて手伝うことも」(ワーキングマザー・31歳)
「夫の得意なもの、向いているものを先に聞いて、少しでもやってみる気があるものを選択してもらいました。大げさなくらい感謝をきちんと伝えるように心掛けています」(ワーキングマザー・34歳)
「休日は、旦那の見えないところで子供をけしかける。“パパが遊びたいって言ってるよ!”と」(ワーキングマザー・33歳)

Q2. 夫婦間の家事・育児の分担の割合に満足していますか?
「働いているのはお互いさま。もっと手伝ってほしい…」
専業主婦の方が満足度はやや高く、ワーキングマザーの43%は不満を抱えていることが明らかに。


夫婦間の家事・育児の分担の割合に満足しているかという質問に対して、専業主婦では38%、ワーキングマザーでは43%の女性が不満を抱えていることがわかりました。
また、本調査で同時に実施した「配偶者は家事や育児に協力的か?」という質問では、専業主婦とワーキングマザーを合わせた全体の約75%が「協力的である」と回答したにも関わらず(※1)、この質問で「満足している」と回答したのは全体の約60%に留まりました。
つまり、この結果を鑑みると「協力的であるとは感じるものの、満足はしていない」といった女性たちの本音があり、男性による家事・育児への、より積極的な参加を求めていることがわかりました。
男性の育休取得を後押しする風潮がある中、まだ女性への家事・育児負担が大きいという現状に対して、実際に男性がどのように家事・育児への関わっていくべきか、今後さらに課題となっていきそうです。

▼参考データ その1  夫に育休を取得してほしい理由 (自由回答より一部抜粋)
「子どもの今の成長は今しかないので、自分だけではなく、夫にも見てほしいと思う」(専業主婦・28歳)
「子どもが0歳児のときは睡眠も食事もとれず抱っこしっぱなし。1人でトイレにすら行けない。人とも話せず、散らかった部屋でずっと子どもの相手をしていたらノイローゼっぽくなりました。私は旦那に家にいてほしかったです」(専業主婦・30歳)
「男性も実際の育児現場を経験することで、母親の抱える悩みや辛さが共感できると思う。その家庭にあった育児方針や家事分担を決める話し合いが有意義にできそう」(専業主婦・32歳)
「孤独感と近くに頼れる人がいなくて、不安もあり本当に大変で、いつも泣いていました。仕事で夫が夜いないことが多かったので、育休を取って手伝ってほしいと思っていました」(ワーキングマザー・31歳)

▼参考データ その2 夫が育休を取得したエピソード (自由回答より一部抜粋)
「出産退院後は心も体もキツかったので、仕事を休んで手伝ってくれたことが本当にありがたかった」(専業主婦・28歳)
「慣れない育児や疲労で情緒不安定な産後1ヶ月、主人が育休を取得してくれて精神的にも大変助かった」(専業主婦・34歳)
「退院後に2週間育休をとってくれました。家事を任せられたので私も体の回復が早かったと思います」(専業主婦・35歳)
「一人目のとき旦那がリストラに!育休ではないですが、一年間育児のために仕事をしませんでした。だから二人で育児を満喫。はじめての離乳食、はじめてのハイハイ、初めてのたっち。いろんな感動や苦労を二人で共有できた」(ワーキングマザー・33歳)

※1 家事・育児における給与に関する意識調査 (調査主体:Woman&Research)


【調査概要】
調査主体:Woman&Research(株式会社Woman&Crowd)
調査期間:2016年6月6日~2016年6月9日
調査方法:インターネット調査
有効回答:未就学児の子どもを持つ20代~30代の専業主婦250名と、ワーキングマザー250名(ともにWoman&Crowd会員) 計500名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Woman&Crowd]
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