小中高生のスポーツに関する意識調査2016 

2016年08月03日
すららネットは、「小中高生のスポーツに関する意識調査2016」を小学生から高校生までの男女に実施しました。 

【調査トピックス】

1)小中高生におけるスポーツ好き、約9割!
2)小中高生でスポーツを“する”のが好き、約8割!
3)小中高生がやっているスポーツトップ3「水泳」「バスケ」「テニス」、錦織圭選手の影響か「テニス」が躍進
4)スポーツ選手になりたい小中高生、4割
5)小中高生のスポーツ観戦好きは8割以上
6)スポーツの国際大会への関心、小中高生は「関心がある」7割
  最も注目しているスポーツTOP3「サッカー」・「テニス」・「野球・ソフトボール」
7)小中高生の好きなスポーツ選手トップ3、錦織圭選手、羽生結弦選手、香川真司選手

【調査結果】

1)小中高生におけるスポーツ好き、約9割!
小中高生を対象にスポーツが好きか聞いたところ、「好き(「好き」67.6%・「どちらかと言えば好き」19.0%の合計)」が約9割(86.6%)で、男女別では、男子が90.8%、女子が79.9%という結果となりました。このことから、多くの小中高生はスポーツ好きと言えそうです。しかし、2013年に実施した同調査では、「好き(「好き」71.0%・「どちらかと言えば好き」18.1%の合計)」が89.1%で、今回は2.5pt減少しています。3年前と比較すると、スポーツ熱が若干冷めてしまった感じがうかがえます。

2)小中高生でスポーツを“する”のが好き、約8割!
小中高生を対象にスポーツをするのは好きか聞いたところ、「好き(「好き」62.8%・「どちらかと言えば好き」19.3%の合計)」が約8割(82.1%)で、男女別では、男子が87.1%、女子が74.3%という結果となりました。1)の質問と比較すると、スポーツ好きでも実際に自分がスポーツをするのが好きという子どもの割合は減ってしまっています。また、2013年に実施した同調査との比較では、「好き(「好き」68.1%・「どちらかと言えば好き」17.9%の合計)」が86.0%で、今回は3.9pt減少しています。昨年スポーツ庁が公表した平成26年度体力・運動能力調査結果によると、平成26年までの17年間の年次推移では緩やかな向上傾向を示しているということですが、今回の結果によると直近3年という短期間で見ると、スポーツをするのが「好き」の割合は減少してしまっています。

3)小中高生がやっているスポーツトップ3「水泳」「バスケ」「テニス」、錦織圭選手の影響か「テニス」が躍進
小中高生がやっているスポーツは1位「水泳」(20.1%)、2位「バスケ」(19.3%)、3位「テニス」(18.8%)という結果となりました。3位のテニスは2013年の同調査では13.5%で6位でしたが、順位を3つ上げ、割合も5.3pt伸びています。特に男子では2013年は14.2%で5位でしたが、2016年には21.1%で2位と、6.9ptの伸びを示しています。これはプロテニスプレイヤーの錦織圭選手の活躍が影響しているのではないかと考えられます。

4)スポーツ選手になりたい小中高生、4割
スポーツ選手になりたいかとの問いでは、「なりたい」(「なりたい」21.0%、「どちらかと言えばなりたい」20.4%の総計)が4割(41.4%)で、スポーツ選手になりたい、という夢を抱いている小中高生は半数以下でした。男女別で見てみると、男子52.7%、女子23.8%と倍以上の差が開く結果となっています。

また、2013年の同調査と比較すると、「なりたい(「なりたい」、「どちらかと言えばなりたい」の総計)において11.3pt減少しており、男子に至っては17.1pt減少しています。2で記載したとおり、スポーツをするのが好きな割合は2013年と比較すると減少していますが、その減少割合よりも大きく減少しています。子どもの将来の夢に関する調査で、ユーチューバーがランクインしたことが話題になりましたが、選択肢が多様化しており、スポーツ選手を目指す子どもの割合が減少しているのではないかと考えられます。

5)小中高生のスポーツ観戦好きは8割以上
スポーツ観戦は好きか、との問いでは、「好き(「好き」54.6%・「どちらかと言えば好き」30.5%の合計)」が8割以上という結果となりました。男女別において、「好き」は男子のほうが13.1pt高いですが、「どちらかと言えば好き」も合わせると、男子85.6%、女子84.3%と男女差はそれほど見られず、スポーツ観戦を好む傾向にあるようです。

6)スポーツの国際大会への関心、小中高生は「関心がある」7割、最も注目しているスポーツTOP3「サッカー」・「テニス」・「野球・ソフトボール」
小中高生の世界選手権や国際大会などのスポーツのイベントへの関心は、「関心がある(「非常に関心がある」36.9%、「どちらかと言えば関心がある」34.3%の計)」が71.2%という結果となり、小中高生の関心の高さがうかがえます。加えて、注目している競技について聞いたところ、1位「サッカー」(18.2%)、2位「テニス」(11.4%)、3位「野球・ソフトボール」(10.9%)という結果になりました。自分がやっているスポーツに関心を持っているのはもちろん、活躍する日本人選手がいる競技や日本チームが優勝した競技への関心が高い様子が見受けられます。「野球」は実際に子どもたちがするスポーツとしては7位でしたが、注目している競技では3位に食い込みました。

7)小中高生の好きなスポーツ選手トップ3、錦織圭選手、羽生結弦選手、香川真司選手
小中高生の好きなスポーツ選手では、錦織圭選手、羽生結弦選手、香川真司選手がトップ3 となりました。錦織選手は世界ランキングトップ10入りしており、羽生選手は国際大会で何度も表彰台に上がっており、香川選手はヨーロッパで活躍するなど、世界的に活躍している選手が上位にランクインする結果となりました。


「すららネット調べ」

<調査概要>
【2016年】
1) 調査名    :小中高生のスポーツに関する意識調査2016
2) 調査方法  :クラウド型学習システム「すらら」のログイン画面にて回答を得た
3) 調査対象  :小学2年生から高校3年生までの男女
4) 調査期間  :2016年7月7日~7月22日
5) 有効回答数:685名<男子:60.9%・女子:39.1%、小学生:13.9%・中学生:73.1%・高校生:13.0%>

【2013年】
1) 調査名    :小中高生のスポーツに関する意識調査2013
2) 調査方法  :クラウド型学習システム「すらら」のログイン画面にて回答を得た
3) 調査対象  :小学1 年生から高校3 年生までの男女
4) 調査期間  :2013 年8 月1 日~2013 年8 月25 日
5) 有効回答数:414 名<男性:54.3%・女性: 45.7%、小学生:14.0%・中学生:78.0%・高校生:8.0%>

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