Tripwire Black Hat 2016 調査: IoTリスクとサイバー戦争 

2016年08月31日
Tripwire, Inc.は、Black Hat USA 2016 に参加した 220 人超の情報セキュリティプロフェッショナルに対して行った調査の結果を発表しました。このカンファレンスは 2016 年 7 月 30 日~ 8 月 4 日の間に、ネバダ州ラスベガスのマンダレーベイ・コンベンションセンターにて開催されました。

モノのインターネット(IoT)デバイスに関連するセキュリティ上のリスクに対して備えているかという質問に対して、「はい」と答えた企業は 3 分の 1 以下(30%)でした。さらに、企業ネットワーク上の IoT デバイスの数を正確に把握している企業は、わずか 34% でした。

Cisco の調査によると、コネクテッドデバイスの数は、2020 年までに 500 億台に達すると予想されています。それほど人気のある IoT デバイスですが、個人ユーザや企業ユーザに甚大かつ固有のセキュリティリスクを投げかけています。たとえば、Arbor Networks の最近の調査では、DDoS 攻撃の規模と頻度が増大した理由の一端には、コネクテッドデバイスの増加があるとしています。

調査では、他にも次のような結果が出ています。

・回答者の 78% が IoT デバイスが武器としてDDoS攻撃で利用されることを懸念している。
・回答者の約半数(47%)は、企業ネットワーク内の IoT デバイスの数が 2017 年には 30% 以上増加することを予測している。
・自社を脅かすセキュリティ上の脅威トップ 2 に DDoS 攻撃が入ると考えている回答者はわずか 11% である。

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[トリップワイヤ・ジャパン]
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