「今後の仕事への不安(AIに代替される仕事)」についての調査(35歳以上の方対象) 

2016年09月30日
エン・ジャパンが運営するミドル世代向けの転職支援サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「今後の仕事への不安(AIに代替される仕事)」についてアンケートを行ない402名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 68%のミドルが、人工知能の発展により今ある仕事がなくなることをポジティブに捉えている。
★ 人工知能に代替されないと思う職種トップ3は、「営業」「経営企画」「クリエイティブ系」。

【調査結果詳細】

1:68%のミドルが、人工知能の発展により今ある仕事がなくなることをポジティブに捉えている。

35歳以上のミドルに「人工知能(AI)の発展によって、今ある仕事がなくなる恐れがあることをどう思いますか」と伺ったところ、68%の方がポジティブ(良いと思う+どちらかと言えば良いと思う)に捉えていることがわかりました。その理由としては『新たな職や産業が生まれるから』、『AIに任せる仕事と人間がすべき仕事が明確に線引される』などが挙げられました。
一方で、「悪いと思う」と回答した方からは『失業者が増え、経済の悪化につながる』といった声が多く挙げられました。

「良いと思う」と回答した方のコメント
○人間は今まであった仕事を失いながらそのたびに新しい仕事を創出している歴史がある。仕事がなくなる恐れがあるため技術の発展を妨げるのであれば、現代の生活様式もすべてなくして200年前の生活に戻ればいいという理論になる。(38歳/女性)
○タスクをAIが処理し、創造することや人・AIのマネジメントに時間を割くことができれば、新しい産業が生まれる余地が出てくると考えている。アニメ、漫画の「クールジャパン」と呼ばれるものに代表されるコンテンツビジネスはAIに代替されない。 (39歳/女性)
○仕事における人間と人工知能との棲み分けが更に進んでいき、それに伴い人間にしか出来ないことが明確化される。人間が今までにない新たな領域を切り開いていくことで、新たな仕事が生まれていくと考えるため。(40歳/男性)
○人工知能は学習能力が蓄積されれば、より確かな判断をすることができるため。しかしながら、所詮、人間が作り上げた産物なので、人間の仕事が全くなくなるとは考えない。より、人間にしかできない高度な仕事が新たに出来てくると思う。(48歳/男性)

「悪いと思う」と回答した方のコメント
○失業率の更なる上昇、AIはあくまでも機械なので、故障や異常が発生した場合のリスクが高いと思うから。(36歳/女性)
○企業毎にどの程度AIの能力に依存するかにもよるが、自ら考え実践~失敗~改良し再実践する様なトライアンドエラーから得られる企業ノウハウに関わる副産物が無くなり無難なモノ作り、無難でマニュアル化した経営に変わる気がします。(44歳/男性)
○AIはルーティーンな作業は可能でも、突発的な対応等は困難と考える為です。(45歳/男性)
○AIを導入することによりその企業の経営は一時的に上向くでしょうが、それにより失業した従業員は、消費者でもあるので結果的には経済の循環が悪化してしまう。(45歳/男性)
○限られた人しか仕事に就けなくなる。働きたくても条件が合わず就職したくても出来なくなると思います。(48歳/男性)

2:人工知能に代替されないと思う職種トップ3は「営業」「経営企画」「クリエイティブ系」。

人工知能(AI)に代替されないと思う職種について伺うと、トップ3に挙げられたのは「営業・マーケティング系」(47%)、「経営・経営企画・事業企画系」(45%)、「クリエイティブ系」(42%)でした。一方、もっともポイントが低かったのは「事務・管理系」(9%)でした。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』利用者
有効回答数:35歳~59歳 402名
調査期間:2016年8月1日~2016年8月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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