クリスマスについての調査(LINEユーザー対象) 

2016年12月20日
LINEは、LINE Research Platform×博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』の調査結果を発表しています。
もうすぐクリスマスですね。ということで、第二回目はクリスマスについての調査結果をご紹介します。

【調査Summary】

①20代独身男性の3人に一人(33%)が「クリぼっち」!
②理想は素敵なレストランやイルミネーション!だけど現実は厳しかった・・・
③みんなのクリスマスお財布事情!若者の中には「セルフサンタ」する人も
④リア充予備軍はSNSクリスマス!恋愛ステータスからクリスマス観を分類

【調査結果】

①20代独身男性の3人に一人(33%)が「クリぼっち」!
まず、若者代表として20代の独身男女が、クリスマスを誰と過ごすのか調べた。

・20代独身男性の33%が、クリスマスに恋人や友だち、家族と過ごす予定のない、いわゆる「クリぼっち」。
・それ以外では、「恋人や好きな人と二人きりで過ごす」28%、「家族と過ごす」20%、「友だちと過ごす」23%という結果。
・20代の独身女性でも4人に一人(26%)が「クリぼっち」。それ以外では「恋人や好きな人と二人きり」32%、「家族」30%、「友だち」26%と、それぞれ約3割ずつ。特に家族と過ごす割合は、女性のほうが男性より10ポイント高く、若い独身女性は「家族クリスマス」を楽しむ傾向がみられた。

② 理想は素敵なレストランやイルミネーション!だけど現実は厳しかった・・・
「クリぼっち」や「家族クリスマス」のウェイトが、思いのほか高い結果となっているが、本当はクリスマスをどのように過ごしたいのか、”理想と現実のクリスマスの過ごし方”を比較。

・20代の独身男女ともに理想はやはり、「恋人と素敵なレストランで食事」(男性29%、女性43%)をしたり、「恋人とイルミネーションやツリーを見に行く」(男性27%、女性34%)であった。その他には「友だちとホームパーティ」(男性18%、女性26%)も人気。
・しかし現実は厳しく、実際の予定としては男女とも「仕事やアルバイト」がダントツ(男性23%、女性32%)。特に男性は2位も「いつも通りひとりで自宅で過ごす」(18%)となっており、過ごし方を見ても、独身男性の「クリぼっち」具合が際立つ結果となった。
・その一方で、独身女性は4位に「家族とホームパーティ」(11%)、5位に「友だちとホームパーティ」(10%)がランクインし、恋人と過ごさない場合でも、みんなでクリスマスを楽しもうとする様子がうかがえた。
・「クリぼっち」を甘んじて受け入れる男性と、他の方法で楽しめる女性という、性別での行動の違いが見受けられた。

③みんなのクリスマスお財布事情!若者の中には「セルフサンタ」する人も
クリスマスに支出を計画している20~40代が、クリスマスにいくら使う予定かを調査。

・男女別ではどの年代も、男性の方が女性よりも高額の出費を予定している。とりわけ、独身男性の方が既婚男性よりも出費額が高い傾向で、20代独身男性で平均24,430円、40代になると35,620円にもなった。
・クリスマスのお金の使い途といえば、クリスマスプレゼント。20代独身男性に、プレゼントを贈る相手を聞いてみたところ、「恋人や好きな人」に贈る方が31%、次いで「友だち」や「自分自身」に贈る方がそれぞれ6%。
・その平均金額は「恋人や好きな人」18,620円に対し、「友だち」は1,982円と比較的リーズナブル。しかし「自分自身」にはなんと18,257円もかけ、恋人へのプレゼントとほぼ同額であった。
・20代男性の中には、友だちに気軽にプチプレゼントを贈りつつも、クリスマスの流れに乗り自分自身に高級なプレゼントをする「セルフサンタ」が存在。消費欲が乏しいといわれている現代の若者だが、クリスマスばかりは一年間頑張った自分に、ご褒美をしているのかもしれない。

④リア充予備軍はSNSクリスマス!恋愛ステータスからクリスマス観を分類
実際のところ、恋人や好きな人がいる/いない、ほしい/ほしくないという恋愛ステータスは、クリスマスの捉え方(クリスマス観)にどんな影響があるのか。

クリスマスに対する18の意識項目から、因子分析により「ピュアクリスマス」「SNSアピール」「アンチクリスマス」「サプライズクリスマス」「恋愛期待」という5つの因子を抽出。
若者の恋人ステータス別にその因子得点の平均値を算出した。

以下、そこから浮かび上がった若者の4つのクリスマス観を解説(一部推察あり)。

1.恋人がいる「リア充」は、クリスマスに特別な時間をすごしたい【ワクワク恋人クリスマス】
⇒ 恋人がいるため、クリスマスの報道や雰囲気を余裕をもって楽しめる層。クリスマスは恋人とささやかながらも特別な時間を過ごしたい(&サプライズがほしい)と感じている。

2.恋人はいないが好きな人がいる「リア充予備軍」は、友だちなどと華やかに過ごし、その様子をSNSにアップする【SNSアピールクリスマス】
⇒ クリスマスの過ごし方について感度が高い層。本当は意中の人と過ごしたいと思っているが、まだ恋人ではないので、クリスマスは友だちなどと華やかに過ごしその様子をSNSにアップすることで、クリスマスを楽しむ自分を演出。

3.好きな人はいないけどほしい「恋を追いかける少年少女」は、今年最後のチャンスに賭ける【出会いに期待クリスマス】
⇒ 今現在好きな人はいないが、クリスマスまでに恋人がほしい!と思っている、恋そのものを追求している層。クリスマスパーティにも積極的に参加し、残り少ない今年のチャンスに運命の出会いを期待している。

4.好きな人はいないしほしくもない「恋愛解脱者」は、特別でもなんでもない日常的【アンチクリスマス】
⇒ クリスマスは何もしないし意識もしない。平常心でいつも通り泰然自若と過ごす層。恋愛解脱者はクリスマスに関しても、世間一般の価値観から解脱している。


【調査概要】
・LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
・実施時期と有効回収数:2016年11月22日 (5,415s)
・性別年代構成比を市場にあわせてウェイト調整

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