『がん』治療に関する調査(ここ半年間に「がん」で医師の治療を受けた20~60代男女対象) 

2017年03月23日
楽天リサーチは、「『がん』治療に関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2017年2月に、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国のここ半年間に「がん」で医師の治療を受けた20~60代男女1,066人を対象に行いました。

昨今、がん治療領域では「分子標的薬」が数多く上市され、治療における位置付け、役割が高まってきました。また、昨年、メディアでも多く取り上げられた薬価引き下げなど、社会全般に関心が高まる機会も増えてきました。そこで今回は、「がん」治療のうち特に分子標的薬について、患者さんを対象に、「認知、服薬の状況」や、「薬剤費負担」などの実態面を確認する目的の自主調査を行いました。

※今回ご提供させていただいております調査結果データは抜粋版となります。

【調査結果】

分子標的薬の認知 [肺がん]、[乳がん]、[肝臓がん]の順で高い結果。

・分子標的薬の浸透状況:薬剤名を聞いたことがある患者が多いのは、[肺がん]、[乳がん]、[肝臓がん]の順。
・直近の診断がん種[肺/乳/肝臓/大腸/甲状腺/胃]がん患者において、「分子標的薬」の名前を「聞いたことがある」患者が最も多いのは[肺がん]患者65%、次いで[乳がん]患者54%。
・「医師の説明を受けたことがある」のは、[肺がん]患者49%が最も多く、次いで[肝臓がん]28%。
・「現在服薬している」のは、[肺がん]患者22%が最も多く、次いで[大腸がん]10%。

薬剤の製品名では、「オプジーボ」「イレッサ」はがん種に関わらず認知度が高い結果に

分子標的薬は4割が「1年以上」の服薬継続と回答。約半数が「月額5万円以上」の医療費を負担。

・長期服薬継続、重い治療費負担を強いられる患者が少なくない。
・分子標的薬の服薬継続期間は、4割が「1年以上」と回答。
・医療費は、「月額5万円以上」が53%で半数を超える一方、医療費等が還付される保険等に加入していたのは6割であった。 (「1年以上」継続服薬者29名のうち、「月5万円以上」は9人、「3万円以上」まで含めると23人。また、23人中保険等の加入を回答したのは11人)


【調査概要】
調査エリア : 全国
調査対象者 : ここ半年間に「がん」で医師の治療を受けた20~60代男女
回収サンプル数 : 1,066サンプル
調査期間 : 2017年2月
調査実施機関 : 楽天リサ-チ株式会社

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[楽天リサーチ]
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