ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査(20~69歳の成人男女対象) 

2017年06月19日
サントリーは、ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査を実施。(サントリー ノンアルコール飲料レポート2017)

【調査結果サマリー】

1.ノンアルコール飲料の浸透度
3年前と比較して、ノンアルコール飲料が世の中に浸透してきていると7割以上が認識

2.ノンアルコール飲料の飲用実態
3年前と比較して、ノンアルコール飲料の飲用習慣化進む
飲用頻度・飲用量ともに増加

3.ノンアルコール飲料の飲用シーン
「昼食時」や「アウトドア」などさまざまなシーンで飲用
特に昼の飲用は約5割が経験あり

4.ノンアルコール飲料の魅力
「気軽に飲める」「飲んだ後も体が楽」「機能性」など
気にせず飲用できることがノンアルコール飲料の魅力

5.ノンアルコールビールテイスト飲料について
(1)最近のノンアルコールビールテイスト飲料の味
 9割以上が「最近おいしくなった」と実感し、さらにおいしくなることを期待
 求める味は「ビールらしい味わい」「のどごしがよい」
(2)ノンアルコールビールテイスト飲料の魅力
 魅力は「ビールの味が楽しめる」「飲んだ後も体が楽」など
 昨年と比較して、昼間からでも飲めることや機能性に魅力を感じる人が増加
(3)ノンアルコールビールテイスト飲料の夏の飲用
 約9割が夏に飲むことが「増えそう」
 8割以上が、氷をいれてキンキンに冷やして飲むスタイルに前向き

<調査結果>

I.ノンアルコール飲料市場について

 2016年のノンアルコール飲料市場は、約4,340万ケース(対前年103%)。2012年に大きく伸長したノンアルコール飲料市場ですが、それ以降も堅調に推移しています。
 2017年は約4,413万ケース(対前年102%)と推定され、市場規模は拡大傾向と見込まれています。(図1)

※なお、大瓶換算(1ケース=633ml×20本)でのノンアルコール飲料市場は、
2016年 約2,060万ケース(内ノンアルコールビールテイスト飲料約1,770万ケース)
2017年見込 約2,090万ケース(内ノンアルコールビールテイスト飲料約1,800万ケース)

II.消費者飲用実態・意識調査

1.ノンアルコール飲料の浸透度
3年前と比較して、ノンアルコール飲料が
世の中に浸透してきていると7割以上が認識

 3年前と比較して、ノンアルコール飲料が世の中に浸透してきているか質問したところ、7割以上(73.3%)が「そう思う」と回答しました。(図2)
 「いろいろなノンアルコール飲料の商品が増えたと思う」(76.6%)や「ノンアルコール飲料を店頭でよく見かけるようになったと思う」(62.1%)など、日常生活の中でノンアルコール飲料に触れる機会が増えていることが背景にあるようです。

2.ノンアルコール飲料の飲用実態
3年前と比較して、ノンアルコール飲料の飲用習慣化進む
飲用頻度・飲用量ともに増加

 自宅でノンアルコール飲料を飲んだことがある20,364人に、自宅での飲用頻度について質問したところ、3割以上(33.6%)が月1回以上、2割弱(17.4%)が週1回以上飲用していると回答し、3年前と比較してその割合はどちらも増加しています。(図3)

 また、自宅でノンアルコール飲料を月1回以上飲用している6,849人に、3年前と比較した飲用量の変化について質問したところ、5割以上(55.3%)が「増えた」と回答しました。(図4)ノンアルコール飲料の飲用頻度・飲用量ともに増加し、飲用習慣化が進んでいるようです。

3.ノンアルコール飲料の飲用シーン
「昼食時」や「アウトドア」などさまざまなシーンで飲用
特に昼の飲用は約5割が経験あり

 自宅でノンアルコール飲料を月1回以上飲用している人に、飲用シーンを質問したところ、「夕食時」(48.4%)、「昼食時」(30.1%)が上位回答となりました。(表1)飲用シーン上位10項目を見ると、インドアだけでなくアウトドアでも、また夜だけでなく昼でも飲用されており、さまざまなシーンでノンアルコール飲料は飲用されているようです。

 また、同じ人にランチや休憩中など昼の時間帯にノンアルコール飲料を飲んだことがあるか質問したところ、約5割が「飲んだことがある」と回答し、2014年の調査以来過去最高となりました。(図5)さまざまなシーンで飲用されるノンアルコール飲料ですが、昼の飲用が進んでいるようです。

4.ノンアルコール飲料の魅力
「気軽に飲める」「飲んだ後も体が楽」「機能性」など
気にせず楽しめることがノンアルコール飲料の魅力

 ノンアルコール飲料の魅力について質問したところ、「気軽に飲める」(54.9%)、「飲んだ後も体が楽」(52.6%)が上位回答となりました。(表2)お酒を飲めないシーンでの飲用はもちろんのこと、時や場所、飲用後のことを気にせず楽しめることによりいっそう魅力を感じているようです。
 また、自宅でノンアルコール飲料を月1回以上飲用している人に同じ質問をしたところ、いずれの項目も、回答者の割合がより高くなりました。「健康を気にしていても飲める」「カロリーや糖質・糖類、プリン体等を気にせず飲める」といった機能面に関する回答も7割を超え、ノンアルコール飲料を飲用している人にとってはカロリーゼロや糖質ゼロといった「機能性」も魅力のひとつになっているようです。

5.ノンアルコールビールテイスト飲料について
 ノンアルコールビールテイスト飲料を月1回以上飲用している人に、ノンアルコールビールテイスト飲料に対する意識や行動について詳しく聞きました。

(1)最近のノンアルコールビールテイスト飲料の味
9割以上が「最近おいしくなった」と実感し、さらにおいしくなることを期待
求める味は「ビールらしい味わい」「のどごしがよい」
 ノンアルコールビールテイスト飲料の味について、最近おいしくなったと思うか質問したところ、9割以上が「そう思う」と回答しました。(図6)
 さらに、ノンアルコールビールテイスト飲料がこれまでよりさらにおいしくなることを期待するか質問したところ、大多数(97.0%)が「期待する」と回答しました。(図7)またこれまでよりさらにおいしくなることを「大いに期待する」と回答した591人に求める味を質問したところ、「ビールらしい味わい」(96.6%)、「のどごしがよい」(93.7%)が上位回答となりました。(表3)

(2)ノンアルコールビールテイスト飲料の魅力
魅力は「ビールの味が楽しめる」「飲んだ後も体が楽」など
昨年と比較して、昼間からでも飲めることや機能性に魅力を感じる人が増加
 ノンアルコールビールテイスト飲料の魅力について質問したところ、「ビールの味が楽しめる」(94.0%)、「飲んだ後も体が楽」「酔わずにお酒気分を楽しめる」(89.3%)が上位回答となりました。(表4)
 昨年の調査結果と比較すると、「ランチや休憩中など、昼間からでも楽しめる」「飲みながら、美容やダイエットに良い機能がとれる」ことに魅力を感じる人が増加しており、昼の飲用や機能性により魅力を感じるようになっているようです。(図8)

(3)ノンアルコールビールテイスト飲料の夏の飲用
約9割が夏に飲むことが「増えそう」
8割以上が、氷をいれてキンキンに冷やして飲むスタイルに前向き
 夏にノンアルコールビールテイスト飲料を飲むことが増えそうだと思うか質問したところ、約9割(88.1%)が「増えそう」と回答し、昨年の調査結果と比較すると約3ポイント増加しました。(図9)
 今年の夏は例年より気温が高くなると予想されており、ますますノンアルコールビールテイスト飲料を飲用する機会が増えそうです。

 夏に、ノンアルコールビールテイスト飲料に氷をいれてキンキンに冷やして飲むことについて質問したところ、約2割(17.4%)が「飲んだことがある」と回答しました。また、8割以上(84.4%)が氷を入れてキンキンに冷やして飲むスタイルを前向きに捉えています。(図10)
 氷をいれてキンキンに冷やして飲むスタイルを前向きに捉えている1,021人に魅力を感じる理由について質問したところ、「暑い夏に、より冷たくして楽しめるから」(68.0%)、「キンキンに冷やすことに惹かれるから」(38.2%)、「美味しそうだから、より美味しくなると思うから」(31.3%)が上位回答となりました。(図11)
 夏らしい飲み方として、またノンアルコールビールテイスト飲料ならではの新しい楽しみ方として、期待が高まっています。


〈調査概要〉
・調査対象:
 II.1.2.3.4. 一都三県に在住する20~69歳の成人男女 50,000人
 II.5. 上記のうち、ノンアルコールビールテイスト飲料(アルコール度数0.00%)の月1回以上飲用者1,210人
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2017年4月26日~5月24日

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