「退職理由」についてのアンケート調査 

2017年06月30日
エン・ジャパンが運営する「入社後」までを見据えた日本最大級の総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、「退職理由」についてアンケートを行ない、5,796名から回答を得ました。

【調査結果 概要】

★ 退職を考えたきっかけ、トップ3は給与、評価・人事制度、残業などの働き方。25歳以下の第3位には「やりたい仕事ではなかった」が浮上。
★ 退職をするうえでの不安のトップ3は、「次の職場が見つかるか」「いつ伝えるか」「次の職場で上手くいくか」。
★ 転職経験者が退職を真っ先に伝えた相手、7割の方は上司。
★ 退職理由を伝えたタイミングは、4割の方が「退職希望日の1ヶ月前」。25歳以下の4割は「退職を決めたとき」に、退職理由を伝えると回答。

【調査結果詳細】

1:退職を考えたきっかけ、トップ3は給与、評価・人事制度、残業などの働き方。25歳以下の第3位には「やりたい仕事ではなかった」が浮上。(図1)

退職を考えたことがある方に「退職を考え始めたきっかけ」を伺うと、第1位は「給与が低かった」(46%)、第2位は「評価や人事制度に不満があった」(37%)、第3位は「残業や休日出勤が多くて辛かった」(28%)という結果になりました。

給与に関しては「何年いても給料が数万しか上がらない上司をみて」(25歳男性)「仕事量と給料が合っていない」(29歳女性)というコメント。評価・人事制度は「ミスの多い先輩が年功序列で昇進」(26歳女性)、「昇級試験では、上司に気に入られている人のみ合格し、能力は評価されない」(28歳男性)「キャリアアップのために異動を希望したが、できる人間は出せないと言われて同じ部署、製品を扱っている。全く成長していないことに焦りを感じる」(30歳女性)と理由が挙がりました。

年代別に見ると、25歳までの第二新卒者は「やりたい仕事ではなかった」(25歳以下:31%、全体:16%)という理由が突出しています。「お客様を大事にする方針なのにイヤホンをしていたり、複数人でお話されているお客様にも声をかけ、接客するよう言われた。話しかけて欲しくないお客様のことを全く理解していないと感じ、私に合わないと思ったので辞めた」(22歳女性)、「公務員であり、自ら考えて自発的に行動することは許されなかった」(23歳男性)、「ルーチンワークで飽きてしまった」(24歳女性)というコメントが寄せられました。

26歳を超えると「評価や人事制度に不満があった」(25歳以下:27%、26~34歳:38%)「結婚・子育て・介護などの家庭の事情」(同:6%、14%)という理由も増加します。「結婚や育児となるとやはり地元が良いと思ったから」(26歳女性)「妻の実家近くへ引越したくて」(29歳男性)、「共働きと子育ての両立を考えると全国転勤の会社では厳しいと感じた」(30歳男性)というエピソードが寄せられました。

2:退職をするうえでの不安のトップ3は、「次の職場が見つかるか」「いつ伝えるか」「次の職場で上手くいくか」。(図2)

「退職理由を伝えるうえでの不安」は、「次の職場が見つかるかどうか」(61%)がもっとも多く、次いで「退職をいつ伝えるか」(42%)「次の職場で上手くいくかどうか」(41%)が並びました。

3:転職経験者が退職を真っ先に伝えた相手、7割の方は上司。(図3・図4)

転職経験者に「退職を決めた時、まず最初に会社の誰に報告しましたか?」と質問しました。65%の方が「上司」と回答。25歳以下の方は「先輩」(25歳以下:12%)という回答も目立ちます。

4:退職理由を伝えたタイミングは、4割の方が「退職希望日の1ヶ月前」。25歳以下の4割は「退職を決めたとき」に、退職理由を伝えると回答。(図5・図6)

退職理由を伝えたタイミングは「退職を希望する日の1ヶ月前」(36%)が最多で、「退職を決めたタイミング」「退職を希望する日の2~3ヶ月前」(29%)が続きました。25歳以下の方は「退職を決めたタイミング」(37%)がもっとも多い回答となりました。

退職理由を伝える際に気をつけることを伺うと、第1位が「なるべく早めに伝えること」(52%)、第2位が「正直な退職理由を伝えること」(40%)、第3位が「明確な退職の意思を伝えること」(35%)でした。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:  2017年5月1日~年5月31日
調査対象:『エン転職』利用者
有効回答数:5,796名(うち退職を検討したことがある方は5,665名)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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