スポーツに関心のある生活者を対象にクラスター分析 

2017年08月28日
NTTアドは、スポーツに関心のある生活者(男女930名)を対象にクラスター分析(似たような志向性を持つ人をグループ化する分析手法)を実施し、その結果7つのグループに分類できることが分かりました。さらに、各クラスターに対して進化しつつある様々なスポーツテクノロジーの受容性を調査したところ、とりわけ「スポーツLOVER」において、能動的な意識が読み取れました。クラスター分析結果の概要は以下の通りです。※カッコ内の数字は構成比。 

① スポーツLOVER(22.4%)
スポーツを「観る」ことも「する」こともこよなく愛するタイプ。テクノロジーを活かしたスポーツの「観る」「する」全ての項目で受容性が高く、スポーツとテクノロジーの融合について、トレンドを牽引する可能性が高い。

② みんなでワイワイ派(12.6%)
身近な人たちとワイワイ騒ぎながらスポーツ観戦を楽しむタイプ。選手の凄さをみんなで共有できるようにしてくれるなど、「みんなで盛り上がれるテクノロジー」への関心が高い。

③ 観るよりする派(14.3%)
スポーツを「観る」ことも好きだが、自分でスポーツを「する」ことの方が好きなタイプ。スポーツ時の自分の動きを分析し、トレーニングの精度を高めるテクノロジーへの意向が見られた。 

④ ひとりでじっくり派(13.0%)
自分一人だけでTVでじっくりスポーツ観戦したいタイプ。「人工知能を活用した審判によってミスジャッジのない試合」等、テクノロジーによって競技の質が向上することへの意向度が高い。

⑤ とりあえず観とく派(23.8%)
スポーツ好きと言えるほどではないが、サッカー日本代表戦やWBCなど、ビッグイベントだけはおさえておくという受動的なタイプ。東京2020大会を契機に様々なテクノロジーを目にすることで、一気に利用を拡大させる可能性があるフォロワー層。

⑥ がちサポーター(6.8%)
“阪神ファン“や”浦和レッズサポーター“など、特定チームを熱心に応援するタイプ。スタジアムでスマホを使い、リアルタイムに選手情報やリプレイ映像を楽しみ、仲間と情報共有したいという意向度は強い。

⑦ ウェルネス実践派(7.2%)
スポーツ観戦に対する関心は低く、自分の美容や健康のためにはカラダを動かすことには関心が高いタイプ。ヨガやフィットネスを好む彼らは、ゲーム感覚でトレーニングを楽しみながらVR等のテクノロジーを受容していくかもしれない。

 今回の調査結果により、“テクノロジーを活かして東京2020大会を楽しみたい”“テクノロジーを活かして自らスポーツを楽しみたい”という生活者ニーズが予想以上に高いことが判明しました。今後、様々なテクノロジーにより、スポーツを「観る」「する」楽しみがますます拡張していくと予想されます。

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[NTTアド]
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