「実現したい暮らし」アンケート調査(25~74歳の既婚男女対象) 

2017年10月10日
LIXILは、暮らしに対するイメージの実態を探るべく、20~70代の男女1000名を対象に、「実現したい暮らし」アンケート調査を行い、さらに、選択式回答の上位にあがった「快適な暮らし」「楽しい暮らし」と、日々の暮らしのストレス」について思い描くイメージの自由記述回答を、テキストマイニングを用いて分析しました。

【主な調査結果】

■実現したい暮らしは、男女ともに『快適な暮らし』と『楽しい暮らし』
これから「実現したい暮らし」として、男女ともに「快適な暮らし」(男性全体55.4%、女性全体69.0%)、「楽しい暮らし」(男性全体58.0%、女性全体60.8%)が上位にあがりました。

■快適な暮らし:男性は『経済的に問題がないこと』、女性は『家の居心地がよいこと』 
男女共通するのは、『ストレスが少ないこと』
「快適な暮らし」のイメージについての自由記述回答を分析したところ、男性は「お金に苦労しない」など経済的に問題のない状態を挙げる回答が多く見られました。一方で、女性は「家が落ち着く空間であること」「家の中がきれいなこと」など家の居心地が良い状態を挙げる回答が多くあり、「快適な暮らし」に対するイメージに男女間で違いがあることがわかりました。男女で共通する特徴としては、「ストレスが少ないこと」が全ての年代で上位にあがりました。

■日々の暮らしのストレス:男性は『仕事』『お金』、女性は『家事』『家族(夫・子供)』
快適な暮らしを妨げる日々のストレスについての自由記述回答では、男性は60代前半までの年代で「仕事」が最も頻出する単語となりました。また、55~64歳を除く全ての年代で「お金」が上位に上がっています。60代後半になると「健康」「病気」など自分自身のことが上位に上がってくる一方、「近所」「他人」など外との関わりも入ってきており、いつまでも家庭外のことがストレスになっています。それに対し女性は、「家事」「家族(子・夫)」に対し不満を挙げる回答が多く見られました。子供が独立していく50代・60代になってもこの傾向は変わりません。自分の体力は低下しているのに、変わらない家事の量に追われて、いつまでも家庭内のことがストレスになっています。

■楽しい暮らし:男女共通して『家族が笑顔で過ごせること』
「楽しい暮らし」のイメージについて、男女年代共通して「笑顔が絶えない」「家族が笑顔でいられること」など、「笑顔」(男性全体23.2%、女性全体29.4%)「家族」(男性全体19.8%、女性全体25.0%)の回答が目立ちました。

調査結果から、男女ともに実現したいと考える「快適な暮らし」に対して、男性と女性では異なるイメージを持っていることが分かりました。また、日々のストレスの内容や家庭への向き合い方も男女で異なっています。これらのギャップを理解し、日々の家庭のことに対し、家族の協力が自然なカタチで得られることが、男女年代問わずに実現したいと願う、家族が笑顔でくらせる「楽しい暮らし」に繋がると考えられます。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査 
対象エリア:全国 
調査対象:25~74歳の既婚男女1000人 
調査実施期間: 2017年3月22日~24日 
株式会社LIXIL Technology Research 本部 人間科学研究所 調べ

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[LIXIL]
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