〔PC編〕全国大学サイト・ユーザビリティ調査 2017-2018 

2017年10月27日
日経BPコンサルティングは、大学Webサイトのユーザビリティ(使いやすさ)を評価した「〔PC編〕全国大学サイト・ユーザビリティ調査 2017-2018」の結果をまとめた。対象大学は、国立・公立・私立の111大学サイト。ランキング上位では大きな動きがあった。数年かけてユーザビリティを向上させてきた5サイトが上位ランキングをほぼ独占する形となった。

【調査結果のポイント】

・数年越しにサイト・ユーザビリティを改善してきた5大学が上位ランキングをほぼ独占し、前回1位の富山大学は3位に後退した。

・総合ランキングは、1位が名古屋市立大学(公立)、2位が東京工科大学(私立)、3位が富山大学(国立)。

【調査結果データ】

《総合ランキング》
上位6サイトのうち5サイトが数年越しの改善組

総合スコア・ランキングのトップ10は表のとおり。トップ3は名古屋市立大学、東京工科大学、富山大学で、いずれも総合スコア90以上。これにスコア80台の北海学園大学、静岡県立大学、崇城大学が続く。

上位6サイトのこれまでのランキングを見ると、3位の富山大学を除き似た傾向がある(図)。いずれも3、4年前にランキング上位に入り、その後ランキングの上昇を続けている点だ。

例えば名古屋市立大学は2013年にトップ10に入り、その後もじわじわと順位を上げて今回1位に輝いた。東京工科大学も同じく2013年に上位といえる16位に入り、その後、一度だけ順位を下げることがあったがサイト改善を続け、今回、見事に2位の座を射止めた。

これまでにも急激にランキングを上げる事例はあった。サイトをリニューアルすることでランキングが上がる例が多い。だが、本調査の診断項目は多岐にわたっている。短期で上げられる項目もあれば、時間のかかる項目もある。上位ランキングともなると1年程度の改善で入ることは難しい。今回、継続してサイト改善に努め、その成果が数年を経て表れたという大学が、5大学同時にトップ10に現れた――そういう上位ランキングとなった。

富山大学は前回まで3年連続で1位を保ってきたユーザビリティに優れたサイトだが、こうした熱心な取り組みを続けてきたサイト群の前に、今回は1位の座を譲り3位に甘んじることとなった。

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[日経BPコンサルティング]
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