夫婦のコミュニケーションと育児ストレスに関する調査(20代、30代の既婚者で子どもを持つ男女対象) 

2017年11月21日
ピクスタが運営する、「fotowa(フォトワ)」は、11月22日の「いい夫婦の日」を前に、20代、30代の既婚者で子どもを持つ男女563名に、夫婦のコミュニケーションと育児ストレスついてのアンケート調査を行いました。

その結果、約9割の妻が育児ストレスを抱えており、ストレスを感じた時に最も得たい反応は「共感してもらう」と「頑張りを認めてもらう(承認)」ことだと判明。さらに、共感や承認を生む夫婦間のコミュニケーションの糸口として「写真」が有効な手段であることがわかりました。

【トピックス】

■90.6%の共働き妻が子育てストレスあり!子育て・家事の不公平感がストレスの一因
■妻がストレス時に最もほしい反応は「共感」約7割、「承認」約6割
■写真は「共感コミュニケーション」の救世主。約8割が会話のきっかけになると回答
■93.8%が笑顔になれる写真を保有。子どもの写真には癒し効果もあり

【調査結果】

■90.6%の共働き妻が育児ストレスあり!育児・家事の不公平感がストレスの一因
◎育児ストレスは未だ妻の方が多く、夫とは14.9ポイント
20代、30代の既婚者で子どもがいる男女563名(全回答者)に育児ストレスを感じることがあるか聞いたところ、「頻繁にある」26.3%、「時々ある」53.3%、合わせて79.6%となりました。
また、性別で比較すると女性(妻)は87.1%で、男性(夫)より14.9ポイント高いことが分かりました。

就業形態で「育児ストレスがある」と回答した割合を比較すると、共働き世帯の妻は90.6%、専業主婦の妻は86.8%で、3.8ポイント差で共働き世帯の妻の方がストレスが多い結果になりました。一方、共働き世帯の夫は73.0%、専業主婦世帯の夫は71.5%でその差1.5ポイントと少なく、夫の育児ストレスは妻の働き方にあまり影響を受けていないことがうかがえます。

◎育児ストレスと夫婦の不公平感は比例関係!ストレスなし派と27.9ポイントの差
次に、夫婦間で育児や家事の分担に不公平感があると思うかを育児ストレスの有無で比較調査しました。育児ストレスがあると答えた人のうち「育児の不公平感がある」が69.7%、「家事の不公平感がある」が66.8%となり、それぞれ育児ストレスはないと答えた人に比べ27.9ポイント、25.9ポイント上回ることが分かりました。

このことから育児ストレスには、家事や育児に対する不公平感からパートナーに対する不満も内包している可能性があることがうかがえます。

さらに、子育てに限らずストレスに感じるものを尋ねたところ、「自分の時間がない」「自分の思い通りに行動できない」は夫・妻ともに高いポイントでしたが、「日々同じことの繰り返しで徒労感を覚える」では夫・妻の差16.2ポイントと最も大きく開き、夫は44.0%に留まっているものの、60.2%の妻が徒労感を覚えていることがわかりました。また、「パートナーと子育ての不安を共有できない」では、夫33.9%に対し妻は49.6%と、およそ2人に1人がストレスに感じていることもわかりました。

子育て中に「自分の時間がとれない」「自分の思い通りに行動できない」といった悩みを解消することは難しくても、男女のストレス差を縮めることは可能なはずです。
家事や育児の不平等感を感じていることや、パートナーと子育ての不安を共有できないとの回答者が多いことからみても、夫婦間でのコミュニケーションが充分ではないことがうかがえます。

■妻が最もほしいのは「共感」約7割、「承認」約6割
次にコミュニケーションについてを尋ねる質問で「ストレスを感じる時にどんな反応をもらえたら嬉しいか?」を聞いたところ、女性は「共感してくれる(67.0%)」が最も多く、男性の39.1%に比べて27.9ポイントも高いことが判明しました。

一般的に、男性は会話に論理や課題解決を求め、女性は感情的な共感を求めると言われており、今回のアンケート調査でもそれがうかがえる結果となりました。

では、夫はどうすれば妻と「共感コミュニケーション」をとるきっかけをつかめるのでしょうか。次の調査でその糸口となる結果が判明しました。

■写真は「共感コミュニケーション」の救世主。約8割が会話のきっかけになると回答
写真を見返すことによって夫婦で会話が生まれたことがあるか聞いたところ、83.8%が「夫婦で会話が生まれた」と回答しました。 性別で比較すると、夫88.5%、妻78.9%となり、夫の方がより写真でコミュニケーションをとるきっかけをつかんでいることが分かります。

さらに、写真を見返すことで生じた夫婦の会話の効果を聞いたところ「当時の苦労や悩みを共感してもらえた」75.0%、「現在に至る頑張りを認めてもらえた」71.1%、「パートナーへの理解が深まった」74.6%でした。

この結果により、写真は夫婦間における「共感コミュニケーション」の一助として効果があることが判明しました。

■93.8%が笑顔になれる写真を保有。子どもの写真には癒し効果もあり
さらに写真は、ストレスの緩和効果が期待できる「笑顔」を呼び起こしてくれるツールであることも判明。アンケート調査で「写真を見返した時につい笑顔になれる写真はありますか?」の問いに対し、93.8%が「笑顔になれる写真がある」と回答しています。

続いて、「子ども写真」「夫婦写真」「家族写真」「ペット写真」でどのように心が動くか聞いたところ、子ども写真は「癒される」「笑顔になる」「頑張ろうと思える」、家族の写真は「自分の居場所を感じる」「感謝の気持ちがわく」が回答の上位となりました。

この結果により、写真はコミュニケーションだけでなく、癒しのツールとしても効果的であることが分かりました。


<調査概要>
調査対象:20代、30代の既婚者で子どもを持つ男女
調査方法:インターネットによるアンケート調査「Fastask」(株式会社ジャストシステム)
回答者数:563名(20代284名、30代279名/男284名、女279名)
調査期間:2017年9月14日〜9月15日

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[ピクスタ]
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