関節リウマチの主観的症状と医師と患者さんのコミュニケーションに関する調査 

2017年11月20日
日本イーライリリーは、2017年7月7日~8月9日、医療機関で関節リウマチと診断され、現在リウマチ専門医に通院している公益社団法人 日本リウマチ友の会に登録されている関節リウマチ患者さんを対象に、関節リウマチの主観的症状と医師と患者さんのコミュニケーションに関する調査を実施しました。900名へ郵送調査を配布し、総回収数は565名、有効回収数は461名となります。

関節リウマチは、日本での患者数が70~80万人*2と推定され、特に、仕事や家庭など、人生のライフステージにおける重要期にある、40歳以上の女性に多くみられる疾患です。

【調査結果サマリー】

日常生活で主観的症状を抱える患者の実態
・普段の日常で、9 割強が痛み、8 割強が倦怠感、6 割強がこわばりを感じている

医師に寛解*1と言われている患者さんでも残る主観的症状
・9 割弱が痛み、7 割弱が倦怠感、約 4 割がこわばりを感じており、
・1/4 は自分の関節リウマチの状態を「寛解だとは思わない」と回答

主観的症状が、患者さんの「社会生活」や「心理状態」へ影響
・7 割が痛み、7 割弱が倦怠感、6 割弱がこわばりで、「社会生活全般」に影響ありと回答
・約 7 割が「症状が出ると気分がめいる」、6 割弱が「症状が出ることを心配してやりたいことを躊躇する」 、「症状が出ることで家族や友人に迷惑をかけていると感じることがある」と回答

よりよい治療実現に重要な、医師・患者さんのコミュニケーション
・主観的症状について困っている状態や気持ちを、医師に十分理解されていると回答した患者さんは約 2 割のみ
・医師に理解 されていないと感 じている患者さんほど 「関節 リウマチ治療全般 」に対 して満足していない傾向
・患者さんは、痛みと比べ、倦怠感やこわばりについて、医師へ話や相談をしていない
・倦怠感やこわばりについて医師と話していない理由は「医師に質問されないので」
・医師とのコミュニケーションに対する満足度が低い患者さんほど、「関節リウマチ治療全般」や「日常生活・社会生活全般」に満足していない傾向

*1:病気の症状や徴候の一部またはすべてが軽快した状態、あるいは見かけ上、消滅して正常な機能にもどった状態。


【調査概要】
調査主体・資金提供:日本イーライリリー株式会社
実査:株式会社 社会情報サービス
協力:公益社団法人日本リウマチ友の会
監修:慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 講師 金子 祐子先生
実査期間 :2017年7月7日~8月9日
調査対象 :医療機関で関節リウマチと診断され、現在リウマチ専門医に通院している
公益社団法人 日本リウマチ友の会に登録されている関節リウマチ患者さん
(配布数900名 / 総回収数565名 / 有効回収数461名)

 【有効回収数属性】
性別:男性28名/女性426名/不明7名
年齢:30代11名/40代48名/50代80名/60代157名/70代114名/80代以上43名/不明8名
調査地域 : 全国
調査方法 : 郵送調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[日本イーライリリー]
 マイページ TOP