「受験」に関する調査(20歳以上の男女対象) 

2018年01月24日
アサヒグループホールディングスは、全国の20歳以上の男女を対象に「受験」をテーマに調査を実施。

【調査結果サマリー】

・気分転換は「音楽・ラジオを聞く」-受験の思い出として「深夜放送」を懐かしむ声も
・受験成功のポイントは「睡眠欲」「食欲」「入浴」の3つの「よく」を満たすこと
・一番の大敵は「風邪・インフルエンザ」、今までの努力が水の泡になる悔しさ
・「電車の遅延」「悪天候」など、不可抗力の心配事が受験生を悩ませる
・冬場に不足がちな「野菜」「ビタミンC」摂取を心掛け、風邪予防に努める
・「ヨーグルト」は受験生の強い味方!? インフルエンザ、花粉症予防を期待する声も
・4割近くが「ジンクス・験担ぎをする」と回答-年代と共に「しない派」増加へ
・「幸運を招くフード」で験担ぎ-「受験にカツ」「粘りのある納豆」など
・「お参り」「絵馬」「お守り」「おみくじ」など、最後は合格祈願の「神頼み」
・「トイレ掃除」「髭を剃らない」「大声を出す」など、験担ぎのマイルールも様々

【調査結果】

気分転換は「音楽・ラジオを聞く」-受験の思い出として「深夜放送」を懐かしむ声も

まず、今回アンケートに参加していただいた皆さまの中で、現在、受験生(中学や高校、大学など)を抱えているご家庭はどの位あるのでしょうか。「(今年受験生が)います」と回答した人は7.5%を数えました。1月中旬に行われた大学入試センター試験を皮切りに、本格的な受験シーズンに突入しましたが、今まさに最後の仕上げ、追い込みをかけているお子さんを抱えるご家庭が多い多いようです。とはいえ、受験日を目前に控えるこの時期は、「勉強、勉強…」と気持ちばかり焦っても仕方がありません。適度な緊張を保ちつつも、不安やストレスを上手く取り除く気分転換も必要です。そこで現在、受験生を抱えるご家庭をはじめ、過去の受験を持ったことがあるご家庭、また自分の経験を踏まえながら、受験中に効果的であった皆さんのリフレッシュ術を具体的に見ていきましょう。

最も回答が多かったのは「音楽・ラジオを聞く」(46.4%)でした。「好きな曲や、気分が上がる曲を聴くと気持ちがリセットされた気分になった」(男性40代、青森県)など、勉強に行き詰まったとき、集中力が途切れそうになったとき、好きな音楽を聞いて気分転換をはかったという声。さらに「テレビを観たり、ゲームをするとその時間は勉強ができないので、時間がもったいない。音楽なら聴きながらできて、(勉強にも)集中できるので一石二鳥」(女性20代、大阪府)など、音楽を聴きながら勉強することで集中力が増したという声も寄せられました。また自由回答の中には「ラジオの深夜放送は、(パーソナリティの)会話や音楽、CMまで、勉強の妨げになることなく自分の世界に入れた」(女性50代、岐阜県)など、受験の思い出として「深夜放送」を懐かしむ声も目立ち、ラジオパーソナリティの言葉に励まされたという人もいました。視覚情報のない「音楽・ラジオ」ならではの魅力と言えそうです。

効果的な気分転換やリフレッシュ方法は?
1 音楽・ラジオを聞く 46.4%
2 睡眠・昼寝を十分にする 36.3%
3 テレビやDVDなどを観る 32.6%
4 好きな食べ物・スイーツを食べる 31.5%
5 お風呂にゆっくり入る 29.5%
6 家族との団らん・会話をする 16.6%
7 散歩・ウォーキングをする 16.1%
8 漫画を読む 13.4%
9 ゲームをする 12.3%
10 友だちとのメールやSNS、電話でやり取りする 10.8%
MA(複数回答)/n=651人

その一方で、3位に「テレビやDVDなどを観る」(32.6%)。「何も考えずぼーっとテレビを観て、一度完全に頭をリセットしてリフレッシュしていました」(男性30代、東京都)など、一旦勉強を中断して、好きなバラエティやドラマなどを観て楽しむという声。さらに「勉強勉強とうるさいので、勉強せずに漫画を読むことでスッキリした」(男性40代、鹿児島県)など、8位に「漫画を読む」(13.4%)、9位に「ゲームをする」(12.3%)が続きました。「勉強しながら聞く」という「音楽・ラジオ」とは大きく異なり、テレビや漫画、ゲームの場合は、一旦勉強を忘れ、完全にそちらの娯楽に集中する時間を作るという人が目立ちました。テレビやゲームなどのデジタルから漫画などの紙メディアに至るまで、ストレス解消のために脳を刺激する情報を遮断するわけでなく、むしろ自分の好きな情報に触れることで、息抜きや疲労回復に繋がるという人がとても多いようです。

受験成功のポイントは「睡眠欲」「食欲」「入浴」の3つの「よく」を満たすこと

「メディアに触れる」以外のリフレッシュ法で多かったのは、2位「睡眠・昼寝を十分にする」(36.3%)。「夜遅くまで起きていても、大して勉強がはかどるわけではなく自己満足なので、早めに寝る」(男性40代、千葉県)など、睡眠時間を削って勉強するのはむしろ逆効果という声が多く、勉強よりも睡眠を第一優先にする人が目立ちました。特に受験日が迫る今の時期は、試験開始時間に合わせたベストコンディションを作ることが大事。起床から2、3時間が経たないと脳はベストな状態で働かないと言われており、試験日に合わせて「早寝早起き」を早めに習慣付けておくことが必要かもしれません。さらに「頭をリフレッシュするために、ケーキやアイスクリームなど、甘いスイーツを食べるようにしていました」(男性30代、東京都)など、4位に「好きな食べ物・スイーツを食べる」(31.5%)、5位にも「お風呂にゆっくり入る」(29.5%)が続き、「睡眠欲」「食欲」「入浴」の3つの「よく」が受験成功の要因と言えるかもしれません。自由回答の中には「携帯をジップロックにいれてお風呂場にもっていき、好きな音楽をかけて半身浴しながら歌う」(女性20代、青森県)、「甘いものを食べながら、好きなテレビやアニメを観ていた」(女性40代、栃木県)など、「音楽&入浴」「スイーツ&テレビ」という合わせ技でリフレッシュ効果を高めていた人もいました。

一番の大敵は「風邪・インフルエンザ」、今までの努力が水の泡になる悔しさ

次に受験日当日に一番心配なことは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「風邪・インフルエンザ」(65.8%)でした。「インフルエンザになったりしたらまともに解答(テスト)できないので心配。努力してきたことが水の泡になるのはすごく悔しい」(女性40代、広島県)など、受験シーズンはインフルエンザの流行期や、寒さの厳しい時期とも重なるため、「風邪・インフルエンザが一番の大敵」という声。さらに「いつも大事なときにお腹が痛くなっていたので、一番心配だったのは腹痛」(女性30代、神奈川県)など、5位にも「腹痛(下痢・便秘)」(24.1%)が挙げられ、自分の力を思う存分発揮できない「体調不良」を恐れる声が目立ちました。特にインフルエンザの場合は、本人のみならず、受験生と一緒に暮らす家族全員が気をつけないと感染を広げてしまうケースもあります。予防接種やマスク着用の徹底など、家族で実践しているご家庭も案外多いのではないでしょうか。自由回答の中には「運悪く熱が出てしまい、寒い、眠い、体が熱い、だるい…と死にそうになりながら問題を解いていました。無事、そこの大学に入学できましたが、まさか受験日に熱が出るとは…(汗)」(女性20代、広島県)、「受験当日に腹痛が出てしまい、救急に行ってからそのまま受験に行った苦い経験がある」(女性40代、東京都)など、当日体調不良で苦しんだという経験も寄られました。

受験日当日に一番心配なことは?
1 風邪・インフルエンザ 65.8%
2 忘れもの(受験票・筆記用具・時計など) 27.6%
3 天候(雪など) 25.2%
4 交通渋滞・バスや電車の遅延 24.3%
5 腹痛(下痢・便秘) 24.1%
MA(複数回答)/n=635人

「電車の遅延」「悪天候」など、不可抗力の心配事が受験生を悩ませる

インフルエンザと同じく「不可抗力」と言える心配事で多かったのは、3位「天候(雪など)」(25.2%)。「当日の天候! 何しろ雪の季節なので大雪にならないように祈っていました」(男性60代、北海道)など、悪天候を心配する声。さらに「当時の電車のローカル線は1時間に1本だったので乗り継ぎが不便。少しでも遅れると乗り継ぎ列車は待ってくれない。遅れないように祈りながらいつもハラハラしていた」(男性50代、茨城県)など、4位にも「交通渋滞・バスや電車の遅延」(24.3%)が続き、交通機関の遅延の原因になりやすい、雪だけは避けたいという声が目立ちました。自由回答の中には「子どもの受験当日に大雪が降り、朝からラジオでは電車の遅延情報ばかり。『もし〇〇線が止まっていたら、△線に乗って、×駅で乗り換えて』と何度も念を押して送り出し。結局、試験開始時間が繰り下げとなって、午前の試験科目が午後に持ち越しに。『弁当食べた後のテストは眠くて眠くて…』だったとか。帰宅時間もかなり遅くなり、顔を見るまでは心配だった」(女性50代、東京都)など、親も脂汗をかいたという過去のエピソードも寄せられました。

病気や天候など「不可抗力」な要因以外で、不安を感じているのは2位「忘れもの(受験票・筆記用具・時計など)」(27.6%)。「普段から忘れ物が多いので、持って行くものは何度も確認しました」(男性50代、福岡県)など、受験票はもちろん、筆記用具は落としたり、折れたりすることも想定し、予備も含めて何度も持ち物をチェックしたという声。自由回答の中には「受験票や筆記具などの心配ばかりして、うっかりハンカチを忘れていてお手洗いのとき困った経験がありました」(女性30代、広島県)、「時計の忘れには焦りました当時ケータイがなかったから」(女性50代、東京都)など、受験票さえあれば、最悪なんとかなりますが、忘れ物をしたことで動揺や焦りが生じて思うような結果が出せないのは不本意。必要以上に神経質になりすぎることはありませんが、事前に当日の持ち物のチェックリストを作っておくことも、緊張や不安を取り除く一つの方法かもしれません。

そのほか、「気持ちが興奮していて眠れなくなり、ほとんど寝ないまま受験に臨んだことがありました。試験中は気力で頑張れましたが…」(男性30代、東京都)など、「睡眠不足」(19.1%)など、緊張や興奮から寝つけないという声。さらに早く寝つけずに「朝寝坊」(11.5%)しないかと心配する人もいました。

冬場に不足がちな「野菜」「ビタミンC」摂取を心掛け、風邪予防に努める

「インフルエンザ・風邪」を恐れる声が目立ちましたが、受験本番に向けた体調管理のため、皆さんのご家庭で食事や栄養摂取で心掛けたことは、どんなことでしょうか。最も回答が多かったは「野菜(調理)」(49.1%)でした。「野菜など食物繊維を摂るようにしている」(女性40代、千葉県)、「野菜をしっかり取って風邪予防に努めている」(女性40代、青森県) など、健康効果を意識して積極的に野菜を食事に取り入れているという声。特に冬場は野菜不足に陥りやすいため、体に吸収されやすく量を食べやすい温野菜は、受験生に優しい摂取方法と言えます。とはいえ、野菜は加熱するとどうしてもビタミンが壊れやすいため、「ビタミンCをサプリで取るようにしたら、若干かぜをひきにくくなった気がする」(男性30代、茨城県)など、6位に「ビタミンC」(20.5%)、7位にも「野菜(生)」(15.4%)が続き、生野菜やビタミンCの摂取を重視する声も目立ちました。この冬は野菜高騰で家計も気になるところですが、ビタミンCはミカン等の柑橘類やキウイなど果物からも得られます。その時々の店頭価格と栄養バランスを考えながら、上手に食材選びを考える必要がありそうです。

飲食で心掛けて摂取した・摂取しているものは?
1 野菜(調理) 49.1%
2 肉類 43.8%
3 魚類(調理) 26.1%
4 ご飯・麺類 26.7%
5 乳製品(ヨーグルト・牛乳など) 25.0%
6 ビタミンC 20.5%
7 野菜(生) 15.4%
8 納豆 14.6%
9 たんぱく質 14.1%
10 乳酸菌 12.4%
10 豆類 12.4%
MA(複数回答)/n=589人

「野菜」「ビタミンC」以外で回答が多かったのは、2位「肉類」(43.8%)がランクイン。「1日の大半を勉強に費やすし、当然深夜まで勉強するので体力勝負。肉を食べてスタミナをつけることが大事」(男性50代、茨城県)、「お肉をしっかりとって元気を保つこと」(女性30代、京都府)など、体力勝負の受験に勝つため、肉を食べてスタミナ維持やパワーを付けるという声。さらに「野菜、肉、魚は効率よく摂れるように鍋は週1でしている」(女性40代、兵庫県)など、3位に「魚類(調理)」(26.1%)、8位に「納豆」(14.6%)、 9位に「たんぱく質」(14.1%)、10位にも「豆類」(12.4%)が挙げられ、筋肉や血液など、私たちの体を作る上で欠かせない「たんぱく質」を大事にする声が多数寄せられました。中でも「青魚や発酵食品を食べるように心掛けている」(男性30代、大阪府)など、特に「脳の働きを活溌にする」と言われるDHA・EPAを多く含む「青魚(イワシ、サンマなど)」、「記憶力・学習能力を高める」と言われるレシチンを多く含む「納豆」を、食事に取り入れているご家庭も少なくありませんでした。

「ヨーグルト」は受験生の強い味方!? インフルエンザ、花粉症予防を期待する声も

また食事摂取の中で見逃せないのは、5位「乳製品(ヨーグルト・牛乳など)」(25.0%)、10位「乳酸菌」(12.4%)です。「お腹の調子を整えるため、ヨーグルトなどの乳酸菌食品をいつもより食べるようにしていた」(女性40代、広島県)など、乳酸菌(善玉菌)を摂取して免疫力をアップするという声。さらに「ヨーグルトはインフルエンザに良いと聞いたので娘に食べさせていました」(女性50代、千葉県)など、最近ではインフルエンザなどの感染症や、花粉症などのアレルギー性鼻炎の予防に効果があるという研究も発表され、ヨーグルトや乳酸菌に高い注目が寄せられています。まさに受験生にとっての強い味方と言えそうです。

4割近くが「ジンクス・験担ぎをする」と回答-年代と共に「しない派」増加へ

ここまで試験当日に心配なことや、食生活で重視していることなどを見てきました。入試を目前に控え、やるべき勉強はすべて行ったと自信を持つ人も、まだまだ全然足りないと焦りを感じている人もきっといることでしょう。ここまで来ると、あとは当日まで万全のコンディションをキープすること。さらに合格祈願で神頼みをしたり、運を引き寄せるためにジンクスや験担ぎを行う人も多いかもしれません。では受験成功に向けてジンクスや験担ぎ、おまじないを行うという人は、実際にどの位いるのでしょうか。「(合格を祈願して)お風呂に入り新しい下着に着替える。効果の程は分かりませんが、なぜか安心する」(女性50代、沖縄県)など、「必ずする」と回答した人は10.9%。「まあまあする」という声も28.7%を数え、全体の4割近くの人びとが「ジンクス・験担ぎ」を行っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「神社でお参りして購入した鉛筆で、高校受験も大学受験も受けました。願いがこもっている鉛筆だったので、無事合格することが出来ました」(女性30代、広島県)など、効果絶大だったという人もいました。

年代別ではいかがでしょうか。「(ジンクス・験担ぎを)必ずする」という声を見てみると、20代で24.4%、30代で21.0%と非常に高い数値を示しましたが、40代では一気に9.3%まで急減。さらに70代上代では最も低い5.9%に留まり、年齢を重ねると共に「ジンクス・験担ぎ」に頼らないという人が目立ちました。「(ジンクス・験担ぎを)全くしたい」という声は全体の22.5%を占めましたが、「しない派」の主な理由を具体的に見ていきましょう。「験担ぎに意味があるとは思えない。受験はそんな甘いものではない。すべては実力である」(男性50代、東京都)、「験担ぎとかは昭和の時代の人の発想で、今時そんな人はいないのでは…。努力が全て」(男性20代、東京都)など、科学的な根拠のないものに効果があるはずがなく、すべては努力と実力のみという声。さらに「神頼みをしてしまうのは他力本願になってしまい、無意識のうちに勉強する気が減ってしまう気がする。仮に不合格だったときにも『験担ぎしたのに!』と責任転嫁する先を作りたくなかったので、自分の場合は験担ぎをしなかった」(女性30代、愛媛県)など、「他力本願」ではなく、試験は自己責任と考えなければ、やる気が起こらないという人もいました。

「幸運を招くフード」で験担ぎ-「受験にカツ」「粘りのある納豆」など

4割近くの人びとが「ジンクス・験担ぎ」を行っていることが判明しましたが、具体的には受験前に皆さんのお子さんやご家庭でどんな事を行っているのでしょうか。堂々のトップは「トンカツやカツ丼、カツカレーなどを食べる(カツ=勝つ)」(39.7%)でした。「(受験のほか)運動会や大事な試合の前日はトンカツでした。我が家の験担ぎは効果絶大」(女性30代、神奈川県)、「(受験当日の)お弁当には、カツを入れている」(女40代、東京都)など、「受験に勝つ」の意味にかけて前日の夕食、試験日のお弁当には「カツを食べる」という声が多数寄せられました。

験担ぎやジンクス、おまじないを教えて?
1 トンカツやカツ丼、カツカレーなどを食べる(カツ=勝つ) 39.7%
2 神社にお参り(合格絵馬を書く) 37.5%
3 (神社で買った)お守りを受験会場に持って行く 29.6%
4 家の仏壇・神棚に祈る 22.1%
5 お財布や鞄にお守りを入れている 10.5%
6 縁起の良いお菓子を食べる 10.3%
7 粘りのある納豆・おくらなどを食べる(粘り勝つ) 7.1%
8 「大吉」のおみくじを財布などに入れている。 4.7%
9 運動・体操などをする 4.3%
10 五角形の鉛筆を使う 3.7%
10 鏡で自分の顔を見て自分に言い聞かす(自分は出来ると) 3.7%
MA(複数回答)/n=534人

トップと同じく「幸運を招くフード」として、6位に「縁起の良いお菓子を食べる」(10.3%)。「『ウカール(受かる)』など、験担ぎのお菓子を買い込んだことがある試験が終わって帰宅して家族と盛大に食べて、なんとなく楽しかったのを思い出す」(女性50代、北海道)、「キットカット(きっと勝つと)チョコレートにメッセージを入れて励ました」(女性50代、東京都)など、商品名を遊んだダジャレですが、勉強の合間の糖分補給の「おやつ」、また受験生の緊張をクスッと緩和させる「励ましギフト」として食べたという声。さらに「納豆にワカメ汁 これが定番でした。 逆に違う物だと、調子悪かった気がする」(男性40代、青森県)など、7位にも「粘りのある納豆・おくらなどを食べる(粘り勝つ)」(7.1%)が続き、「幸運を招くフード」で験担ぎをする人がランキング上位に目立ちました。

「お参り」「絵馬」「お守り」「おみくじ」など、最後は合格祈願の「神頼み」

次に2位は「神社にお参り(合格絵馬を書く) 」(37.5%)。「学問の神様、菅原道真がまつられている神社にお参りに行った。合格したので効果はあったかな」(女性50代、岐阜県)、「孫の高校受験時は本当に藁をもすがる思いで、神社に行き絵馬を奉納しお祈りしました。その甲斐あって合格したと思い、次の孫の受験の時も同じように。あと、まだ小さい3人の孫がいるが、受験を迎えたら妻と二人でお参りに行きたいと思っている」(男性70代、神奈川県)など、神社への参りや絵馬に願いを込めたという声。さらに「お守りを鞄の中にしっかりしまい、当日は肌身離さず持ち歩いていた」(女性30代、秋田県)など、3位に「 (神社で買った)お守りを受験会場に持って行く」(29.6%)、4位に「家の仏壇・神棚に祈る」(22.1%)、5位に「お財布や鞄にお守りを入れている」(10.5%)、8位にも「『大吉』のおみくじを財布などに入れている」(4.7%)が続きました。年始早々、受験生の多くは初詣を兼ねて合格祈願に出かけた人もきっと多かったことでしょう。宗教心があるか否かに関わらず、最後は「神頼み」という人が案外多いことがうかがえます。

「トイレ掃除」「髭を剃らない」「大声を出す」など、験担ぎのマイルールも様々

そのほか、皆さんから寄せられた自由回答の中から「ジンクス・験担ぎ」に関するユニークな声をいくつかピックアップしてご紹介します。「大切な日の前日は体を二回あらう」(男性20代、茨城県)、「子どもの受験当日はトイレを掃除している。結果、志望校には受かったけれど、落ちた数もあるので効果は??」(女性40代、兵庫県)など、体や部屋、トイレ等、自分の身の回りを清潔にするという声。「髪の毛や爪は切らない」(男性20代、東京都)、「父は験担ぎのため、髭を剃らずにいた」(女性30代、神奈川県)など、願いが叶うまで髪や髭、爪を切らないという声。さらに「テレビの番組観る時は、なるべく奇数のチャンネルにする」(男性30代、大阪府)、「とにかく大声あげる!! 誰もいないエレベーターで。過去にそれで成功した事があった」(女性20代、大阪府)など、験担ぎのマイルールを実行した人もいました。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:721人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年1月17日~1月23日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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