花粉症に関する調査 

2018年02月07日
ソフトブレーン・フィールドは、「レシーポ」および、クレディセゾンと共同事業で運営する「レシートで貯める」の、「Point of Buy(R)購買理由データ」(以下POB会員)アンケートモニター(N=4,580名男女)を対象に、「花粉症に関する調査」を2018年1月26日(金)~1月28日(日)にかけて実施しました。

【調査結果のポイント】

・花粉症による症状の変化は、若者と年配の方の間で大きな差がみられ、若い層ほど症状がひどくなっていると感じる人が多く、年齢が高くなるにつれて、症状が軽減されていると感じる人が増える傾向がある。

・今年の花粉症対策に、購入や利用をするものは、「マスク」が66.6%で過半数を占め、次いで「内服薬」が43.6%、目薬などの「点眼薬」が37.0%であった。「病院で治療する」は、14.4%にとどまり、ドラッグストアなどで手軽に購入ができ花粉症対策ができるものが人気である。

・花粉症にもっとも効果が感じられた市販薬は、1位が「久光製薬 アレグラFX」、2位は「大正製薬 パブロン鼻炎カプセルSa)」、3位は「佐藤製薬 ストナリニS」であり、病院でもらう薬と同成分であるものや、効き目の持続性などが選ばれるポイントとなっている。

・花粉症の症状があり未成年の子どもがいる親のうち(N=644名)、「子どもが花粉症だと思う」と回答したのは、 43.2%であり、そのうち花粉症になった年齢は、0歳~6歳の小学校就学前が56.8%で、約2人に1人が小学 校就学前に花粉症にかかっていた。

【調査結果】

 まず今回の調査対象4,580名に対して、ここ数年で花粉症の症状を感じたことがあるか調査し、「症状を感じたことがある」と回答した男女2,033名に、花粉症の症状の変化や、今年の花粉症対策について調査しました。

 花粉症による症状の変化は、若者と年配の方の間で大きな差がみられ、「ひどくなっている」と感じている人が、20代では30.2%で、60代では、15.3ポイント減の14.9%であり、若い層ほど症状がひどくなっていると感じる人が多かった。一方で、「軽減されている」と感じている人が、20代では25.6%に対し、60代では、11.9ポイント増の37.5%であり、年齢が高くなるにつれて、症状が軽減されていると感じる人が増える傾向があることがわかった。

 次に、今年の花粉症対策に購入・利用するものについて調査した。

 今年の花粉症対策に、購入や利用をするものは、「マスク」が66.6%で過半数を占め、次いで「内服薬」が43.6%、目薬などの「点眼薬」が37.0%、「点鼻薬」が22.2%と続き、「病院で治療する」は、14.4%にとどまった。花粉症の治療で病院に行く人は少なく、ドラッグストアなどで手軽に購入ができ花粉症対策ができるものが人気を集めた。また、「食品やサプリメント(10.7%)」、「鼻に塗る薬(6.2%)」、「メガネやゴーグル(5.0%)」など、食品やグッズの利用は低いことがわかった。

 花粉症に効果が期待できる市販薬は多数発売されているが、今回はもっとも花粉症に効果が感じられた鼻炎薬について調査した。

 花粉症に効果が感じられた鼻炎薬は、1位が「久光製薬 アレグラFX」が12.9%で、「医療用と同じ成分で飲んですぐ効き目がわかる事と、副作用もなく、もう数年飲み続けている(30代男性)」など、医療用と同じ成分である安心感や、確かな効き目が多くの方の支持を集めた。2位は「大正製薬 パブロン鼻炎カプセルSa」が5.5%で、「鼻水が止まらない花粉症に効く(20代女性)」など、つらい鼻水を伴う花粉症に効果的であるという声が多かった。3位「佐藤製薬 ストナリニS」が4.2%で、「1日1錠のうたい文句に嘘はなく、つらい花粉症でも実際に1日持つことが分かっていること、確実な効き目がある(40代男性)」など、1日1回の手軽さと効き目の持続性で選ばれている。

 市販薬を服用している消費者からは、「市販薬の種類も増えて、自分に合うものがみつかり愛用している(40代男性)」や、「処方箋薬、と同じ効能のものが市販で購入できるので便利(30代女性)」など、ここ数年で気軽に手に入る市販薬が増えたことや、一方で、「漢方系の薬の種類があまりないので、もっと選択肢があるといい(40代女性)」といった要望もあった。

 近年、花粉症は大人だけではなく子どもにも広がっており、昨年には7歳から服用できる、「久光製薬 アレグラFXジュニア」が発売されるなど、子どもをターゲットにした花粉症対策グッズも発売されおり、花粉症に悩む子どもも多いようだ。

次からは、子どもの花粉症の実態について調査した。

 ここ数年ご自身が花粉症であり、未成年の子どもがいると回答した644名を対象に、子どもの花粉症の実態について調査すると、子どもが「花粉症だと思う」と親が回答したのは43.2%であった。(医師の診断・自身の判断を含む)次に、子どもが花粉症を発症した年齢について調査した。

 子どもが花粉症を発症した年齢は、0歳~6歳ごろの小学校就学前に発症したと回答したのが、56.8%であり、花粉症の親の子どものうち約2人に1人が小学校就学前に花粉症を発症していたことがわかった。子どもの花粉症対策としては、「専用の花粉対策めがねをかけてからは、眼のかゆみが治まった(40代女性)」など、花粉をブロックする眼鏡を愛用する声は目立ち、また、「自分は市販薬で済ませることが多いが、子どもは定期的に治療をしている(40代女性)」など、自身との対策にも違いがみえた。

 今回の調査で、親が花粉症の場合、子どもが花粉症になる可能性が高く、比較的低年齢で発症していることがわかりました。小さなお子さんの場合、症状を自分で伝えることもできないため、花粉の飛散時期に、鼻や目などの症状が出た場合早めに、耳鼻科やかかりつけの小児科を受診するなど、対策をすることが必要だと考えられます。

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[ソフトブレーン・フィールド]
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