「結婚・家族に関する意識」についての調査(20~79歳既婚者対象) 

2018年07月26日

リサーチ・アンド・ディベロプメントは、首都圏在住の20~79歳既婚者を対象に「結婚・家族に関する意識」について調査を実施し、10年前との意識変化について分析を行ないました。

調査結果


●「夫婦だけで過ごす時間を大切にしている」既婚者ほど「配偶者は心の支え」と思っている傾向がみられ、それは10年前も同様である。(図1)
「夫婦だけで過ごす時間を大切にしている」既婚者は10年前も現代も96%が「配偶者は心の支え」と回答しているのに対し、「大切にしていない」既婚者は2007年:13%→2017年:3%と少数。

●「夫婦だけで過ごす時間を大切にしている」を性年代別にみると、他年代が減少している中で、男性 20~30代のみ10pt上昇。(図2)

●「結婚記念日はお祝いしている」でも同様に、男性20~30代のみ11pt上昇。(図3)

R&D 生活者インサイト

◇若年愛妻家に見られる「ギブファースト」のマインド
共働き世帯が増加していますが、家事は妻の役割とする意識はいまだに根強くあります。妻側は「共働きなのに…」という不満を抱える一方で、夫側は「もっと支えてほしいのに…」といった自分の不満で返してしまうというような不満の連鎖が生じていると感じます。
しかし、結婚・家族に関する意識を10年前と比べると、若年の既婚男性だけは、夫婦関係においてポジティブな意識変化がみられました。若年夫婦は既婚女性の有職率が最も伸びているといわれる世代です。“亭主と家内”といった役割期待は熟年層に比べますます生じにくくなり、妻への「~してほしい」という意識も相対的に低いことが推察されます。それよりもむしろ、「二人の時間を大切にしている」「結婚記念日を祝っている」といった、「妻に/妻と~したい」という“ギブファースト”のマインドがみられます。少子化や晩婚/非婚化が進行し、結婚する若者の数は減っていますが、共働き時代に適応した夫婦関係のヒントは若年夫にあるのかもしれません。

◇「二人の時間」をいかに確保し、どう過ごすのか
「二人だけで過ごす時間」を大切にする夫婦が心を寄せ合う関係にあるという点は、若年夫婦も熟年夫婦も10年前と変わらない傾向です。
近年、夫婦関係の啓蒙活動を続ける日本愛妻家協会(本部:群馬県嬬恋村役場内)と“愛妻家の聖地”を宣言する嬬恋村とが、「妻との時間をつくる旅」をコンセプトにPR活動に力を入れています。ひとりでも自立して生きていけるという意識の高まりに伴い、あえて二人で一緒に生きていくことの意味を確かめるための時間は、今後ますます重要性が増すと考えられます。とすれば「二人だけの時間」を確保し、そしてどう過ごすかが問題です。若年の既婚男性を新しい夫婦関係の先駆者と見なすならば、その“ギブファースト”スタイルは世代を超えて共働き時代の処方箋となりそうです。

調査概要


調査名: CORE2018 マスター調査
調査地域: 首都圏 40km圏(調査地点 200地点)
調査対象: 18~79歳男女個人
サンプル数: 有効回収 3000サンプル(人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法: 住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期: 2017年10月(毎年1回10月実施)

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