ミドルに聞く「異業種転職」実態調査(35歳以上の方対象) 

2018年08月29日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「異業種への転職」についてアンケートを行ない、1,151名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 69%のミドルが異業種転職を検討。異業種転職を検討する理由、「新しい経験により自分を高めたい」が最多。
  • 58%が異業種転職の経験あり。異業種転職をした時の年齢は「30代」、転職前後での企業規模は「変化なし」。
  • 異業種転職を実現して良かったこと、「視野の広がり」「スキル・知識の向上」「仕事の幅の広がり」。

調査結果詳細


1:69%のミドルが異業種転職を検討。異業種転職を検討する理由、「新しい経験により自分を高めたい」が最多。

「異業種への転職を検討していますか?」と伺ったところ、69%の方が「検討している」と回答。具体的に検討している業種を伺うと、最も多い回答が「メーカー」(25%)、次いで「コンサルティング」(11%)、「IT・インターネット・ゲーム」(11%)でした。現在の業種別でのデータもご紹介します。

「異業種への転職を検討している」と回答した方に理由を伺うと、「新しい経験を通じて、自分を高めたいから」(54%)が最も多い回答でした。年代別で比較すると、30代は「年収水準の高い業界へ移りたいから」(44%)、「働く業界に拘りがないから」(32%)、「休日休暇など時間的待遇を改善したいから」(31%)が他の年代よりも高くなっています。

2:58%が異業種転職の経験あり。異業種転職をした時の年齢は「30代」、転職前後での企業規模は「変化なし」。

異業種転職の経験について伺うと、58%が「ある」と回答。異業種転職をした年代が最も多かったのは「30代」(35%)でした。転職前と転職後の企業規模の変化については「中小企業→中小企業」(24%)という回答が最も多く、変化は見られませんでした。

3:異業種転職を実現して良かったこと、「視野の広がり」「スキル・知識の向上」「仕事の幅の広がり」。

異業種転職を実現された方に、「異業種へ転職してよかったと感じたこと」について伺いました。最も多かった回答は同率で「スキルの向上、知識の増加」、「視野が広がった」、「仕事の幅が広がった」(いずれも53%)でした。

「異業種へ転職して苦労したと感じたこと」については、半数以上の方が「新しい知識を覚えること」(53%)、「異なる商習慣、業界風土に馴染むこと」(52%)と回答。それぞれ具体的なエピソードもご紹介します。

異業種へ転職してよかったと感じたエピソード
○業界が違えば見える世界も変わるため、広い視野で世の中の流れを見ることができるようになりました。転職先は若い社員の多く、新鮮な気持ちで仕事に取り組んでいます。(37歳/女性)
○銀行からITベンチャーの経営企画へ転職。経営、人事管理、M&A、海外進出など、経験の幅が格段に広がった。一方で、銀行時代の経験を活かし、財務戦略助言や銀行交渉助言など、前職の経験も役に立った。(48歳/男性)
○業種が変わっても、これまでの経験やスキルが活かせることがわかった。(55歳/男性)

異業種へ転職して苦労したと感じたエピソード
○使用するツール、プログラミング言語や、その業界ならではの用語などを覚えるのが大変で最初はついていくことにかなり苦労した。(38歳/男性)
○認められていないなと感じることは最初のころは多かったです。信頼関係の構築に苦労しました。(41歳/女性)
○外資系企業での就業でしたので、日本企業にはない本社との承認プロセスや英語での仕事に、最初は戸惑いがありました。(53歳/女性)

調査概要


調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー
有効回答数:1,151名
調査期間:2018年6月29日 ~ 7月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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