50~70歳代男女の健康に関する意識と実態調査 

2018年09月10日

アンテリオは、全国の16~79歳の男女2632人を対象に、「健康」に関する意識と実態の把握を目的とした自主企画調査「生活健康基礎調査」を実施しました。
今回はその中から、50~70歳代男女の健康に関する意識と実態に関して調査結果をまとめました。

調査結果のポイント


  • 50~70歳代の各性・年代全てで「自分の健康」と「家族の健康」が悩み事の3位内にランクイン
  • 「家族の介護」の悩みは50歳代女性で5位にランクイン
  • 50~70歳代の男女が関心のある症状は「物忘れ」「老眼」「筋力の低下」「高血圧」
  • 70歳代男性の約7割は一週間のうち、2日以上運動している

調査結果の詳細


■60、70歳代の悩みは「自分の健康について」が1位!「現在悩んでいること」ランキング

自身の生活において悩んでいることに関しては、50~70歳代の各性・年代全てで「自分の健康」と「家族の健康」が3位内にランクインしました。特に、「自分の健康」は60、70歳代の男女で悩みの1位となりました。「家族の介護」の悩みは50歳代女性で5位にランクインしており、家族の介護に関する悩みを持つ方が多い年代であることがわかりました。また、男性は70歳代になると身の回りの安全や生活環境についての悩みが上位にあがってくることもわかりました。

現在悩んでいること(複数回答)
男性50~59歳
1位 収入や資産 45.9%
2位 自分の健康 42.5%
3位 家族の健康 31.5%
4位 生活設計 30.4%
5位 自分の生活上の問題 24.9%

男性60~69歳
1位 自分の健康 51.7%
2位 収入や資産 41.9%
3位 家族の健康 37.2%
4位 生活設計 24.4%
5位 悩んでいることはない 18.6%

男性70~79歳
1位 自分の健康 51.6%
2位 家族の健康 48.4%
3位 悩んでいることはない 21.0%
4位 収入や資産 16.1%
5位 身の回りの安全や生活環境 12.9%

女性50~59歳
1位 家族の健康 57.6%
2位 自分の健康 55.8%
3位 収入や資産 41.8%
4位 生活設計 35.2%
5位 家族の生活上の問題 23.0%
5位 家族の介護 23.0%

女性60~69歳
1位 自分の健康 59.1%
2位 家族の健康 50.0%
3位 収入や資産 27.4%
4位 生活設計 22.6%
5位 悩んでいることはない 17.1%

女性70~79歳
1位 自分の健康 59.5%
2位 家族の健康 49.7%
3位 悩んでいることはない 14.5%
4位 収入や資産 12.7%
5位 生活設計 12.1%

■50~70歳代が関心のある症状は・・・?「関心のある症状ランキング」

性・年代別に関心がある症状について聞いたところ、男性は、50~70歳代で老眼と高血圧がランクインしました。また、年代が上がるにつれ、筋力の低下や排尿のトラブルといった症状への関心も高くなってくることがわかりました。一方、女性はどの年代の回答にも物忘れ、筋力の低下がランクインしています。

関心のある症状(複数回答)
男性50~59歳
1位 老眼 53.4%
2位 薄毛・抜け毛 40.5%
3位 高血圧・血圧高め 34.9%
4位 肥満・太り気味 33.6%
5位 体臭・加齢臭 31.5%

男性60~69歳
1位 高血圧・血圧高め 43.9%
2位 老眼 43.5%
3位 薄毛・抜け毛 36.4%
4位 歯槽膿漏・歯周病 34.1%
5位 筋力の低下 33.2%

男性70~79歳
1位 物忘れ 45.8%
2位 高血圧・血圧高め 42.9%
3位 排尿のトラブル 35.6%
4位 筋力の低下 35.0%
5位 老眼 34.5%

女性50~59歳
1位 老眼 64.7%
2位 シミ・そばかす 61.4%
3位 物忘れ 48.3%
4位 筋力の低下 39.1%
5位 歯槽膿漏・歯周病 37.2%

女性60~69歳
1位 物忘れ 44.2%
2位 老眼 42.0%
3位 筋力の低下 38.8%
4位 コレステロール高め 38.8%
5位 歯槽膿漏・歯周病 36.2%

女性70~79歳
1位 物忘れ 51.8%
2位 コレステロール高め 45.6%
3位 高血圧・血圧高め 43.4%
4位 筋力の低下 40.8%
5位 シミ・そばかす 37.3%

■アクティブシニアは「体重測定」「血圧測定」「運動」が日課?!「健康のために行っていること」

健康のために行っていることとして、体重測定、血圧測定、運動の頻度を聞いたところ、70歳代男性では三項目とも「ほとんど毎日」行っている人が最も多い割合となりました。特に運動については、「ほとんど毎日」と「週に4~5日程度」、「週に2~3日程度」を合わせると7割近くの人がなんらかの運動を定期的に行っていることがわかりました。一方、まだ働いている人が多い50、60歳代では、運動を週に2日以上行っている人の割合は4割以下にとどまりました。週に2日以上運動をしている割合を男女別で比較すると、男性50歳代が約3割なのに対し女性50歳代では約4割、男性60歳代が約4割なのに対し女性60歳代では約5割と、女性の方が運動をする頻度の高い方が多いことがわかりました。

調査概要


「生活健康基礎調査」は、生活者の健康状態・健康意識、OTC薬の使用実態を捉え、OTC薬と生活者との関わりに関する経年データを整備することを目的としたものです(本年で28回目)。今回の調査より対象年齢上限を69歳から79歳に拡大しています。なお、このリリースは本調査の中から、調査結果を抜粋して作成しています。
■調査対象者:16~79歳の男女個人
■調査地域:京浜・京阪神
■サンプル抽出・調査方法:株式会社インテージが保有する郵送調査モニターを対象に、国勢調査による人口構成比に合わせて割当抽出し郵送調査を実施
■有効サンプル数:男女計2632サンプル
■調査実施期間:2018年4月11日(水)~2018年4月27日(金)
■調査主体:株式会社アンテリオ
 コンシューマーヘルスケア事業部
 コンシューマーヘルスケア・ソリューション部

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アンテリオ]
 マイページ TOP