「転職に対するイメージ」「理想の働き方」についての調査(20代~60代会社員対象) 

2018年09月19日

パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、20代~60代の会社員1,200人を対象に「転職に対するイメージ」「理想の働き方」についての調査を行いましたので、結果をお知らせいたします。

「終身雇用」という働き方が少なくなる中、一方で「人生100年時代」が叫ばれる昨今、柔軟で流動性の高い働き方が求められるようになっています。また、厚生労働省が2018年8月9日に発表した2017年の雇用動向調査によると、転職に伴って賃金が増加した人の比率は36.2%となり、前年から0.9ポイント上昇。比較可能な2004年以降で2番目に高い水準となっています。この結果の背景には、転職の売り手市場はもちろんのこと、より良い労働条件を求めて転職する動きが強まっていることが考えられています。

主な調査結果


① 『転職』が“当たり前”の時代に!?転職に対してポジティブに捉えている人が全世代で過半数に!
  • 全世代(20代~60代)における会社員の56.4%が、転職をポジティブなものだと捉えていた。
    さらに各世代において、すべてポジティブがネガティブを上回る結果に。
  • 20代、30代の会社員の70.8%は、自分の転職について親が「賛成してくれると思う」と回答。
    また、自分の子供の転職について「賛成」と回答した50代、60代は64.3%にも上った。
② 理想の働き方ができない今の職場。ミレニアル世代とシニア世代では求めるものに違いが!
  • 約半数(49.9%)の会社員が、「現在の会社では理想の働き方ができない」と思っている。
  • 全世代(20代~60代)のうち、転職経験がない会社員の約3人に1人が、現在転職を考えていることが判明。
  • 理想の働き方を実現するために求めるものは世代間で違いあり。
    ミレニアル世代の20代では「プライベート」を重視する傾向があり、シニア世代の50代では「仕事へのやりがい」を重視する傾向が明らかに。

調査結果詳細


■『転職』が“当たり前”の時代に!?転職に対してポジティブに捉えている人が全世代で過半数に!

転職に対するイメージを調査したところ、20代~60代の会社員は56.4%が転職はポジティブと回答。その中でも、20代が最も転職をポジティブに捉えていることがわかりました。なお、世代ごとにみても、全世代で半数以上がポジティブなものだと回答する結果に。世代で結果が大幅に変わることなく、どの世代においても転職がポジティブ>ネガティブのイメージになっていることが伺えます。(グラフ1参照)
自由回答には「自分の理想とする働き方を実現するためには転職が有効」という意見や「人生100年時代といわれる中、一つの仕事に拘る必要がない」など、全世代においてポジティブな回答が見受けられました。ネガティブと回答した人も、転職自体がネガティブという意見より、転職をしたことがないことから漠然とした不安があるようです。

また、20代、30代の会社員において、70.8%の人がご自身の転職について「親は賛成すると思う」と回答。さらに、50代、60代の会社員へ調査したところ、64.3%が「自分の子供の転職に賛成する」という結果になりました。この結果からも、転職に対して各世代がポジティブな印象を持っており、“転職を当たり前のように受け入れる時代”になってきたことが伺えます。(グラフ2、3参照)

■理想の働き方ができない今の職場。ミレニアル世代とシニア世代では求めるものに違いが!

理想の働き方について調査したところ、全世代の会社員の約半数(49.9%)もの人が、現在の会社で理想の働き方ができていないと考えていることが判明しました。(グラフ4参照)

転職経験がない人の中では、特に20代が最も転職を考えており、その割合は約半数(49.5%)にも上ることが明らかになりました。さらに、60代の会社員に聞いたところ、20代、30代に戻れるとしたら他の仕事に就きたいと考えている人が62.2%にも上ることから、様々な世代において、現在の仕事以外を視野に入れながら働いている人が多いことが伺えます。(グラフ5、6参照)
ミレニアル世代の20代は「プライベートの時間」を重視する一方、シニア世代の50代は「仕事のやりがい」を重視する傾向があります。(グラフ7参照)転職経験がなくとも約半数の人が転職を考えている、そんなミレニアル世代は、仕事とプライベートを両立させることを優先して仕事選びをする人が多いと言えます。特に20代の場合、転職が初めてのことが多く、「何から始めれば良いかわからない」や「転職活動を始めたとしてもわからないことだらけ」という声が多く寄せられます。求人票などの書面のみの情報や、自分で調べるだけでは会社の実態が読み取れないことがあり「仕事とプライベートの両立が本当にできるのか?」は転職活動の大きな悩みのひとつと言えるでしょう。

調査概要


■調査期間:2018年8月13日~17日
■調査対象:全国の会社員20代~60代男女(派遣、契約社員も含 む)計1,200人
■集計方法:分析においてはウエイトバック集計を行い、総務省「労働力調査」2017年全国を性年代別、雇用形態別割合にあわせて補正したうえで分析することで、妥当性を担保しています。
■調査方法:インターネットによるアンケート回答方式

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