グローバルエンタープライズアナリティクス調査2018(ブラジル・ドイツ・日本・イギリス・アメリカのエンタープライズアナリティクスとビジネスインテリジェンスの専門家対象) 

2018年09月14日

MicroStrategy(R) Incorporated(MSTR)は、“グローバルエンタープライズアナリティクス調査2018”レポートの結果を発表しました。

MicroStrategyは、全世界500社のエンタープライズアナリティクスとビジネスインテリジェンスの専門家を対象に組織におけるデータ分析における取り組み状況に関する調査を行いました。90%の回答者は、データとその分析は、組織におけるデジタル変革において最重要あるいは重要と回答しています。そして、データおよびその分析への投資を、今年および今後5年間加速する予定と回答しています。

多くのアナリティクスとビジネスインテリジェンスの専門家は、2018年度の所属組織の分析技術の向上に自信を持っている一方、組織がインテリジェント・エンタープライズに進化するという観点では、共通の課題があると感じています。データとアナリティクスの使用方法の上位は、プロセスおよびコスト効率の向上と、戦略および変化の推進。経営陣が、エンタープライズ・アナリティクス・ソシューションを選択する上で、セキュリティ面が最大の意思決定の要素であることがわかりました。

調査結果


● 将来の成功のための競争優位を作るためには、より多くの有効なデータが必要である

組織は、データを現在のコアオペレーションの改善のため活用するだけでなく、顧客体験の変革や新たなビジネスモデルの構築にも活用しています。世界のデータ駆動型組織が、データ分析による効果の上位2つは、効率性と生産性の向上(63%)、迅速かつ効果的な意思決定(57%)でした。

● 最高データ責任者(CDO)の役割の、重要性が増してきている

半数以上の回答企業(57%)が、自社にCDOがいると回答し、データとその分析を組織内で展開していく中枢を担っています。マネジメントチームの84%が、組織のデータ分析にアクセスできる一方で、48%の現場の従業員は、データにアクセスできないことで、即時の意思決定が妨げられ、最終的には収益を下げる要因となっています。

● エンタープライズ組織の、データと分析への投資は継続的に拡大する

90%の回答者は、データとその分析は、組織におけるデジタル変革において最重要あるいは重要と回答しています。そして、データおよびその分析への投資を、今年および今後5年間加速する予定と回答しています。さらに、調査対象組織の71%は、2020年まで、関連する投資を拡大する計画があると回答しています。95%超の組織が、さらなるデータ分析人材への投資と採用を計画しています。

● データガバナンスが最大の課題

組織が、デジタル変革の取り組みを加速化し、競争優位を強化するためデータ活用をする上で、いくつかの要因が障害となり、グローバルレベルでは3つの課題が最も遭遇しやすいことがわかりました。データのプライバシーとセキュリティに関する懸念(49%)、組織内でのデータアクセスの制限(33%)、増え続けるデータを最大限活用するためのトレー二ングの不足(29%)。45%の組織が、管理できている組織データの割合は、50%以下であると回答しています。

● クラウド、ビッグデータとAI/機械学習が、分析取り組みへの最大インパクト

クラウドコンピューティング(24%)、ビッグデータ(20%)、AI/機械学習(18%)を、今後5年間の分析取り組みにおける最も重大な影響をもたらすトレンドと回答されています。IoT(16%)、デジタルアイデンティティ管理(12%)、ブロックチェーン(7%)、音声/自然言語生成(3%)が続いて関心のあるトレンドです。


MicroStrategyは、グローバル調査コンサルティング会社のHall & Partnersの協力のもと、2018年4月にオンライン調査を実施しました。ブラジル・ドイツ・日本・イギリス・アメリカの合計500社のエンタープライズアナリティクスとビジネスインテリジェンスの専門家が回答しています。回答企業の、全世界での従業員規模は、250名~20,000名で構成されています。調査対象は、無作為抽出されています。

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