中高齢者の自宅における運動に関する意識・実態調査 

2018年09月27日

積水化学工業株式会社住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所は 2016 年 8 月、所内に「生涯健康脳住宅研究所」を開設しています。同研究所ではこのほど、中高齢者の自宅における運動に関する意識や実態を調査し、結果をまとめましたのでお知らせします。

『生涯健康脳』とは、脳の活性化や機能維持のための重要な 4 つの項目「会話」「食事(調理)」「運動」「睡眠」(当社では「話食動眠(わしょくどうみん)」と呼称)から健康な生活をより長期化させるという考え方です。
今回の調査は、この中で運動に着目したもので、首都圏のセキスイハイムに居住する人を対象に実施。
その結果、現在あまり運動ができていない人でも、今後の運動意向は高く、特別なことよりも、日常生活の中で活動量を確保するリフォーム内容が受容されることがわかりました。自宅内でいつまでも活動できる環境の提案を一層進めることで、高齢者が長く健康に暮らせる社会づくりに貢献できる可能性があると考えています。

調査結果のポイント


1.運動実施の有無には 3 タイプが存在

「定期的な運動の実施有り」の人は52%、「運動の習慣はないが、生活の中で身体を動かすようにしている」人は 24%、「スポーツ・運動をしようと思っているが何もしていない」人は 22%存在することが分かりました。

2.習慣的に運動の実施がない人でも、運動したいという意向がある人が多数存在

今後、今よりもっとスポーツや運動をしたいと思うか?と聞いたところ、「思う」と考えている人が 71%、「思わない」が 29%。運動の有無タイプでは、定期的な運動があまり出来ていない層(定期的な運動はないが身体を動かすようにしている、何もしていない)ほど、今後の運動意向が高いことが分かります。

3.運動で重視することは、無理なく継続できること、身体・精神面での効果や手軽にできること

今後、運動をもっと行いたい人に、運動で重視することを聞いたところ、「無理なく続けられる」72%、「健康面・身体面での効果が実感できる」66%、「精神面での効果」39%、「運動、身体を動かした結果が分かる」35%、「こりがほぐれる、柔軟性が増すなど気持ち良く動けること」30%が上位になりました。

4. 自宅で運動している場所はリビングが最多

自宅(屋内)で運動している人の割合は 66%。実施している場所は、リビング・和室の一部を利用している人の割合が 83%でした。

5. 日常的な生活の中で活動量を確保するリフォームが人気

リフォームについては、「庭まわりのリフォーム」38%、「断熱性能アップリフォーム」37%、「玄関リフォーム」30%、「空き部屋活用リフォーム 1(空き部屋を運動や趣味のための空間にリフォームする)」29%の順で魅力があるという結果でした。

調査結果


1.運動実施の有無には 3 タイプが存在

「定期的な運動の実施有り」の人は 52%、「運動の習慣はないが、生活の中で身体を動かすようにしている」人は 24%、「スポーツ・運動をしなくてはと思っているが何もしていない」人が 22%存在することが分かりました。
年齢別では、高齢層ほど「定期的な運動あり」層が増加。「スポーツ・運動をしなくてはと思っているが何もしていない」層は 40 代以下に多く、若い人ほど運動ができていないことがわかります。

2.習慣的に運動の実施がない人でも、運動したいという意向がある人が多数存在

今後、今よりもっとスポーツや運動をしたいと思うか?と聞いたところ、「思う」と考えている人 71%、「思わない」人が 29%。運動の有無タイプでは、「定期的な運動があまり出来ていない」層(定期的な運動はないが身体を動かすようにしている、何もしていない)ほど、今後の運動意向が高いことが分かります。

3.運動で重視することは、無理なく継続できること、身体・精神面での効果や手軽にできること

今後、運動をもっと行いたい人に、運動について重視することを聞いたところ、「無理なく続けられる」72%、「健康面・身体面での効果が実感できる」66%、「精神面での効果」39%、「運動、身体を動かした結果が分かる」35%、「こりがほぐれる、柔軟性が増すなど気持ち良く動けること」30%が上位でした。
定期的な運動があまり出来ていない層(定期的な運動はないが身体を動かすようにしている、何もしていない)では、無理なく続けられる、スキマ時間で出来る、自宅や職場で出来るなど、手軽に出来ることを重視していることが分かります。

4. 自宅で運動している場所はリビングが最多

自宅(屋内)で運動している人の割合は 66%でした。
実施している場所は、リビング・和室の一部を利用している人の割合が83%でした。また運動習慣はないが身体を動かしている人は、廊下や階段ホールなども利用して実施していることが伺えます。

5. 日常的な生活の中で活動量を確保するリフォームが人気

リフォーム(7項目)についての魅力度を聞いたところ、「庭まわりのリフォーム」38%、「断熱性能アップリフォーム」37%、「玄関リフォーム」30%、「空き部屋活用リフォーム 1(空き部屋を運動や趣味のための空間にリフォームする)」29%の順で魅力があるという結果になりました。日常的生活の中で活動量を確保するようなリフォームが受入れられていることが分かります。
運動実施の有無別で見ると、何もしていない人は「空き部屋活用リフォーム1(空き部屋を運動や趣味のための空間にリフォームする)」や「運動に適した内装リフォーム」など、身近に運動できる空間をつくるリフォームを魅力と感じていることが分かります。

調査概要


■調査目的:中高年齢層の運動習慣、中でも自宅における運動の実態や意識を把握し、健康な生活を長期化させる暮らし方提案(主に運動リフォーム商品)やサービスの開発につなげる
■調査対象:セキスイハイム入居者 14,000 人
■調査エリア:首都圏
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2018 年 8 月下旬~9 月上旬
■有効回答:897 件

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