子育てに関する調査(0歳から6歳までの子どもがいる既婚男女対象) 

2018年10月18日

明治安田生命保険相互会社は、0歳から6歳までの子どもがいる既婚男女に「子育てに関するアンケート調査」を実施しました。

調査結果概要


1.子育て費用に関する意識
■子育てをするにあたっての理想の世帯年収は約1,000万円!現実との差は274万円!
■子育て費用不足額は月約2万円!
 男性は女性より「教育費」、女性は男性より「娯楽費」が負担と回答
■立ちはだかる「3人目の壁」!超える鍵は「経済的支援」と「イクメンの増加」!?

2.子育てをとりまく環境
■子育て中の専業主婦の約4割が働きたい!働いていない理由は「保育園がない」が約30%!
■男性の育児休暇取得日数は理想からほど遠い結果に!
 男性の約65%が育児休暇取得日数を「0日」と回答!

3.子育てにおける男女の価値観
■女性の方が「イクメン」に寛容?「イクメン」のボーダーラインは育児負担割合約20%!
■妻の理想とするイクメンは「主体的な行動」がポイント

4.子育てにおける悩み
■女性は男性よりも「精神的な疲労の増加」に、男性は女性よりも「妻との時間が減ったこと」に対し不満が!

5.イクメンだと思う芸能人ランキング
■理想のイクメン20代から30代の有名人部門 第1位は「杉浦 太陽さん」
■理想のイクメン40代から50代の有名人部門 第1位は「つるの 剛士さん」

調査結果


1.子育て費用に関する意識

(1)年収の理想と現実
子育て世帯の理想の世帯年収は約1,000万円!
現実とのギャップは274万円!!

  • 子育て中の夫婦に育児をするにあたっての理想の年収について聞いてみました。
  • 理想の世帯年収(夫+妻)は、1,029万円(759万円+270万円)となり、現実の世帯年収(夫+妻)(755万円(606万円+149万円))との差は274万円となりました。
  • 男女別に見ると、男性が回答した自分自身の理想の平均年収は759万円に対し、現実の平均年収606万円(差153万円)、女性が回答した自分自身の理想の平均年収は270万円に対し、現実の平均年収149万円(差121万円)となり、女性よりも男性の方が、自分自身の年収の理想と現実に開きが大きいことがわかりました。
  • 2018年の配偶者控除額の改正により、控除の対象となる女性の収入が103万円から150万円に引き上げとなるなど、女性の働き方改革が推進されるなか、いまだ配偶者控除を意識した働き方に留まっている人が多い現状があり、収入の壁が見えた結果となりました。

(2)子育てにかかる費用
子育て費用不足額は月約2.4万円!
男性は女性より「教育費」、女性は男性より「娯楽費」が負担と回答

  • 子育てにかかる費用(月額)について聞きました。
  • 平均金額は「39,240円」で、特に女性は親の年齢が高まるほど子育て費用(月額)の平均金額が高くなる傾向がみられました。
  • また、子育て費用のうち、負担が大きいと感じるものは、「保育園・幼稚園代」(61.0%)、「習い事やお稽古事の費用」(41.6%)、「食費」(25.8%)の順となりました。
  • 男女別に見ると、男性は「保育園・幼稚園代」や「習い事やお稽古事の費用」など、毎月の教育費について女性よりも負担に感じている一方で、女性は、男性よりも「レジャー・旅行費用」や「日用品」、「誕生日・クリスマス・お年玉等記念日の費用」などの娯楽費に金銭的負担を感じている傾向がみられました。
  • 子育て費用が不足していると回答した人の平均不足金額は「23,982円」でした。
  • 子育て費用を確保するために必要なこととして、「自身の収入」(79.0%)「公的な支給」(67.5%)「計画的な教育資金の積み立て」(65.6%)の順でした。
  • また、項目ごとに男女別で見てみると、最も差が大きかったのが「配偶者の収入がもっと必要だ」で、男性が45.6%なのに対し、女性は70.9%と25.3Ptもの開きがありました。理想の収入のために夫にもっと稼いでほしいという妻の気持ちのあらわれでしょうか。

(3)子どもの人数
立ちはだかる「3人目の壁」!
越える鍵は「経済的支援」と「イクメンの増加」!?

  • 厚生労働省が2018年6月に発表した人口動態統計で、1人の女性が生涯に産む子どもの数(合計特殊出生率)が1.43と、2年連続の減少を記録し、少子化が深刻化するなか、子どものいる男女に「さらに子どもが欲しいかどうか」を聞いてみました。
  • 全体では、「さらに欲しい」が23.4%、「さらに欲しいが難しいと思う」が36.5%、「欲しいと思わない」が40.2%という結果となりました。
  • 2人目を「さらに欲しい」と回答した人が41.7%いる一方、3人目は13.3%、4人目以上では10.7%と、子どもを3人以上持つことへの壁が明確に見えた結果となりました。
  • 理由を見ると、子どもを「欲しいと思わない」と回答した人は、「今の人数で十分だから」(71.5%)が最も多く、「欲しいが難しいと思う」と回答した人は、「教育費がかかるから」(54.6%)、「生活費がかかるから」(52.4%)と続きました。
    さらに子どもが欲しい気持ちはあるけれどあきらめている人が多い背景には、経済的要因があることがわかりました。
  • 次に、欲しいと思う子どもの人数と夫のイクメン度の相関をみると、自身または夫をイクメンと評価する人は、イクメンでないと評価する人と比較し、3人目・4人目を欲しいと思う人の割合が高い傾向がみられました。「イクメン」の増加が「3人目の壁」を越える鍵となるかもしれません。
2.子育てをとりまく環境

(1)子どもが生まれた後の働き方
子育て中の専業主婦の約4割が働きたい!
働きたいのに働いていない理由は「保育園がない」が約30%!

  • 女性が出産や育児によって職を離れ、30代~40代の働く人が減る「M字カーブ現象」が解消されつつあり、働く意欲のある潜在的労働力をいかに活用していくかが議論されるなか、いまだ全国に約2万人いるとされる待機児童問題があります。そこで、専業主婦に子育て期間中の勤労について聞いてみました。
  • 専業主婦の40.5%が「働きたい」と回答し、人手不足が深刻な昨今、まだまだ働きたいのに働けていない潜在的労働力の存在があることがわかりました。
  • その理由として、約30%の人が「保育園がない」からと回答しており、潜在的労働力の活用には待機児童対策のいっそうの推進が必要不可欠である結果となりました。
  • 次に、男性に産後の妻の働き方について聞いてみました。
    「仕事より育児を優先すべきだ」と回答した人が39.6%という結果となり、男性は女性に仕事よりも育児に重点をおいてほしいと思っている現状が垣間見えました。
  • 一方で、「専業主婦になるべき」と回答した人は16.4%と少なく、「短時間で仕事をして、子どもに割く時間を増やすべきだ」も30.2%という結果となりました。
  • 男性は女性に対して、育児を優先してもらいたい一方で、短時間でも働いてほしいという気持ちがあり女性の「働きたい」という気持ちを後押ししてくれる傾向にあるのかもしれません。

(2)育児休暇について
男性の育児休暇取得日数は理想からほど遠い結果に!
男性の約65%が育児休暇取得日数を「0日」と回答!

  • 共働き世帯の夫婦に育児休暇の取得日数について聞きました。
  • 育児休暇の取得日数は男性が「0日」(65.1%)が最も多く、平均日数は「7日」でした。女性は「1年以上2年未満」(26.4%)が最も多く、平均日数は「298日」でした。
  • 夫の理想の育児休暇取得日数は、男女共に「1ヵ月以上3ヵ月未満」が最も多く、妻の理想の育児休暇取得日数は、「1年以上2年未満」が多い結果となりました。
  • 女性は理想どおりに自分自身の育児休暇日数を取得している人が多い一方で、男性は多くの方が自分自身の育児休暇を取得できておらず、23.6%と約4人に1人が「1ヵ月以上3ヵ月未満」の自分自身の育児休暇取得を希望している現状が見えました。
  • 男性に対しての育児休暇制度も整っている企業は増えてきていますが、実際活用できている男性は少ない現状にあるようです。
  • また、男女両方に仕事と家庭を両立するために必要だと思うことを聞いてみました。
  • この結果、「休暇の取りやすい職場の雰囲気」が68.7%、次いで「上司の理解」が38.1%、「時間のコントロールのしやすい職場の制度」が37.1%と続きました。
3.子育てにおける男女の価値観

(1)イクメンの浸透
女性の方が「イクメン」に寛容?
イクメンのボーダーラインは育児負担割合20%!

  • 0~6歳の子どもがいる男女に、「イクメンかどうか」(男性の自己評価、女性の夫への評価)を聞いてみました。
  • 全体で「イクメン」と回答した人の平均は15.3%、「どちらかというとイクメン」と回答した人の平均は40.4%となり、男性の自己評価、女性の夫への評価とも半数以上が「イクメン」・「どちらかというとイクメン」と評価されているようです。
  • 男女別にみると、男性自身が「イクメン」「どちらかというとイクメン」と回答した割合の合計は50.2%。一方、夫が「イクメン」「どちらかというとイクメン」と回答した女性の合計は61.1%で、男性の自己評価よりも女性の方が世の中の夫を「イクメン」であると認定しているようです。
  • 次に、育児負担割合について聞くと、「イクメン」と回答した人の育児負担割合は、30.4%、「どちらかというとイクメン」と回答した人は24.0%、「どちらかというとイクメンでない」と回答した人は18.7%、「イクメンと思わない」と回答した人は14.9%と、育児負担割合が高いほどイクメン度が高いといった相関関係があることがわかりました。
  • 女性の回答に限定すると、夫を「イクメン」と回答した人の夫の育児負担割合は28.1%、「どちらかというとイクメン」と回答した人は19.3%、「どちらかというとイクメンでない」と回答した人は14.2%、「イクメンと思わない」と回答した人は7.2%となりました。女性から「イクメン」と認められるためのボーダーライン(平均値)は、育児負担割合約20%にあると言えそうです。

(2)イクメンの定義
妻の理想とするイクメンは「主体的な行動」がポイント

  • 自身または夫が「イクメンだと思う」と回答した男女に理由を聞いたところ、「丸1日子どもの面倒を見ることができる」が男性52.2%、女性42.3%と、男女ともトップでした。子育てを単なるお手伝いでなく全体でとらえられる男性が「イクメン」と定義づけられるようです。
  • しかし、男女別ギャップをみると子育ての価値観で違いがみえます。
    男性は女性よりも「子どもの入浴やおむつ替え、夜泣きの対応ができる」(男性49.6%⇔女性36.3%)や、「子どものごはんを作って食べさせ、後片付けもする」(男性27.9%⇔女性15.5%)と回答した割合が多く、具体的な家事をすることで自身をイクメンと認定する傾向がみられました。一方、女性は男性よりも、「子どもと積極的にコミュニケーションをとる」(女性39.6%⇔男性29.3%)「父親としてしっかり子どもを叱ることができる」(女性17.6%⇔男性12.3%)と回答した割合が多く、父親として子どもと向き合うことを重視する傾向がみられました。
  • 次に、女性に「理想のイクメン」について聞き現実とのギャップをみると、「妻に言われなくても家事や育児をする」(理想48.9%⇔現実20.2%)「常に妻や子どものことを考えている」(理想24.7%⇔現実14.3%)といった回答でギャップがみられ、妻は夫に育児において、「主体的な行動」を求めているようです。
4.子育てにおける悩み

女性は男性よりも「精神的な疲労の増加」に
男性は女性よりも「妻との時間が減ったこと」に対し不満が!

  • 子育てにおける悩みについて聞いてみました。
  • 男女とも「自分の時間が減った」(男性49.3%・女性56.0%)がトップ。男性は「お金の余裕がなくなった」が40.5%、女性は「精神的に疲労が増えた(ストレスが増えた)」が41.5%と続く結果となりました。
  • 男女で比較すると、「精神的に疲労が増えた(ストレスが増えた)」と回答した人は、男性18.0%に対し、女性は41.5%と男女間で大きなギャップがみられました。
    また、「配偶者と過ごす時間が減った」と回答した人は、男性18.2%に対し、女性8.4%とこちらの回答についても男女間でギャップがありました。
  • 女性は男性に比べ育児において、自分の時間が減ったこと等から精神的疲労を感じることを大変だと感じるのに対して、男性は女性に比べ、妻との時間が減ったことに対して不満を感じているようです。夫は妻の精神的負担を少しでも軽くするような気遣い、妻は夫の寂しさを少しでも理解することが夫婦円満に子育てをするポイントになるかもしれません。
5.イクメンだと思う芸能人ランキング

(1)理想のイクメン(20代から30代の有名人)
理想のイクメン20代から30代の有名人部門
第1位は「杉浦 太陽さん」

  • 20代から30代芸能人を対象に「理想のイクメン」について聞いてみました。
  • 第1位は「杉浦 太陽さん」、第2位は「東出 昌大さん」、第3位は「ユージさん」となりました。
  • 妻の「辻 希美さん」が第四子を妊娠中の「杉浦 太陽さん」が男女とも圧倒的な支持を集め第1位。
  • 第1位「杉浦 太陽さん」の選出理由は「子育てにちゃんと参加していそう」がトップ。次いで「やさしいイメージがあるから」「妻を労っていそうだから」というイメージがありました。
  • 第2位の「東出 昌大さん」は「やさしいイメージがあるから」がトップ。第3位の「ユージさん」は「子育てにちゃんと参加していそうだから」がトップでした。

(2)理想のイクメン(40代から50代の有名人)
理想のイクメン40代から50代の有名人部門
第1位は「つるの 剛士さん」

  • 40代から50代芸能人を対象に「理想のイクメン」について聞いてみました。
  • 第1位は「つるの 剛士さん」、第2位は「谷原 章介さん」、第3位は「市川 海老蔵さん」となりました。
  • 子だくさんで、子煩悩なイメージのある「つるの 剛士さん」は男女とも第1位。
  • 第1位の「つるの 剛士さん」の選出理由は、「子育てにちゃんと参加していそう」がトップ。次いで「仕事と家庭を両立しているイメージがあるから」「子育て経験が豊富そうだから」というイメージがありました。
  • 第2位の「谷原 章介さん」は「子育てにちゃんと参加していそう」がトップ。第3位の「市川 海老蔵さん」は「頼りになるイメージがあるから」がトップでした。
番外編 出産後役に立ったグッズ ベスト10

出産後役に立ったグッズ ベスト10
出産後役に立ったグッズを聞いてみました。第1位は授乳クッション、第2位は爪きり(赤ちゃん用)、第3位はウエットシートのふた、第4位は鼻吸い取り器、第5位は保湿クリームとなりました。

■出産後役に立ったグッズ ベスト10(複数回答)
1位 授乳クッション 34.0%
2位 爪きり(赤ちゃん用) 29.0%
3位 ウエットシートのふた 19.5%
4位 鼻吸い取り器 19.2%
5位 保湿クリーム 17.6%
6位 おしりふきウォーマー 15.0%
7位 ブランケット 14.7%
8位 授乳記録ノート 13.9%
9位 授乳ケープ 11.9%
9位 搾乳器 11.9%

調査概要


調査対象:0 歳から 6 歳までの子どもがいる既婚男女
調査エリア:全国
調査期間:2018 年 4 月 12 日(木)〜4 月 16 日(月)
調査方法:インターネット調査
有効回答者数:1,100 人

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